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異世界探索記1

旧ser.02(2020年5月18日公開)より抜粋

編集後記の解説(2023年1月)


ここで初めての体験は、アケルナル、アンタレス、トゥバンという順番になっていますが、年代にばらつきがあります。おそらくアケルナルは2018年です。
最初の頃は、この快感についての知識が無かったので、何かの特殊な体験くらいに思っていました。なので、正確に記録を残していなかったのです。うろ覚えなのですが、アンタレスは2019年くらいで、トゥバンが2020年という感じではないかと思います。
松村先生から、これがクンダリーニのメソッドであるということを教えてもらってから、本格的な研究を始めました。もはや正確なことは分からないのですが、本格化してからの最初の体験が、トゥバンかシリウスAだったのではないかと思います。

○考え方と私のメソッド


考え方・・・身体(ムラダーラ)に隠された恒星の地図があり、これはタロットの2番目のカード「女教皇」が持っている書物のことでもありますが、それを刺激し解放することで、恒星とのつながりを取り戻すことができるという考え方に則っています。
経験によって、私はその思想は間違いのないことだと分かりました。
メソッド・・・私は明け方に体外離脱になることが多いので、その状態で恒星の名前を呼びます。すると何らかのリアクション(例えば、宙に浮かび、天からエネルギーが降りてくるなど)があり、その最中にムラダーラやスワジスターナなどに激しい快感が走ります。
 なお、予備的情報として、私の体脱後の世界の多くは、実家の2階の部屋のベッドからスタートし、恒星の名を呼ぶのは、実家の建物を出てすぐの小道で実行しています。(編集後記:最終的には小道以外の場所でもたくさん接触するようになっていった)

①    アケルナル


これが初めての恒星快感体験。
自室で睡眠前。眠れずにいるとフォーカス10(金縛り状態)になった。アケルナルを呼ぶと、頭頂から(おそらく体を包むように)柔らかいエネルギーが降りてきた。そのエネルギーがムラダーラに達すると、スワジスターナに一点を突き刺すような激しい快感が走り、そのエネルギーはそのまま仙骨、脊椎を上がっていき、心臓の辺りにまで達した。するとアナハタの背中側が開き、なんとも言えない多幸感、安心感に包まれた。

②    アンタレス


これは2番目の恒星快感体験。
体脱。実家前の小道に出た。星空が美しかった。アンタレスの名を呼ぶと、体が空高く垂直に浮かび上がり、空中で制止した。天からエネルギーの細い流れが高速で降りてきて、頭頂から入り、背筋を貫き、ムラダーラに達したかと思うと、そこに一点を指すような激しい快感が走った。そのあと、たいへん清々しい気持ちになった。
・補足
数日後、同じようにアンタレスを呼んだ。場所は実家近くの造船所の前の三差路を、少し右に曲がった場所。
同じように空中高くに浮かび、制止したかと思うと、私の口から大量の汚れたものが吐き出され、私は天を向いて吐き出していたのだが、その勢いがあまりにも激しいため、反動で地上側に吹っ飛んだ。

③    トゥバン


これは3番目の体験。
体脱。実家横の小道。トゥバンを呼ぶと、空高く垂直に浮かんでいった。かなりの高さに達したが、その高さはアンタレスには及ばなかった。空中で制止すると、天からエネルギーの細い流れが高速で降りてきて、頭頂から入り、背筋を貫き、会陰に達したかと思うと、スワジスターナに一点を突き刺すような激しい快感が走った。

④    シリウスA


体脱。実家前の小道。シリウスAを呼ぶと、地面に体が沈んでいき、真っ暗になり、どんどん沈んでいった。その底は沼のようになっており、そこに体が浸されるごとに、その部位全体に快感を覚えた。体が半分くらい浸かったあと、スワジスターナに一点を指す極めて激しい快感を覚えた。身をよじり、口に指を入れて耐えようとするほどだった。気持ちいいを通り越して、痛いと言ってもいいほどであった。

⑤    アルニラム


体脱。実家の自転車置き場のトタン屋根の上だったと思う。アルニラムを呼ぶと、早い速度で垂直に空中に浮かんでいった。かなりの高さで、印象としてはアンタレスとトゥバンの間くらい。すると次は高速で垂直に落下をはじめ、落下している間に、イメージ的には下から突かれるような感じで、スワジスターナに快感を覚えた。この快感は一点型に近いが、それよりもずっとまろやかな快感であった。

⑥ アンカア


体脱。実家の2階の部屋。アンカアの名を呼ぶと少しだけ浮かび(1メートルほど?)、天から降りてきたエネルギーに体が包まれた。そのエネルギーの体に包まれていると、両腕が大きな鳥の翼に変容し、両脚が合体して鳥の尻尾に変容した。完全に変容しているというよりも、半変容という感じで、腕や脚の感触も残っており、エネルギーの巨鳥に、私の体が包まれているような感触だった。私は腕(翼)を羽ばたかせたが、その様子は優雅であり、ゆったりと落ち着きのある巨鳥という感じだった。この変容中に快感を覚えていたが、スワジスターナに該当する部分にブクブクという泡が立っているかのような、生々しい感覚があった。

⑦ サダルメレク


サダルスードを呼ぼうとして、誤ってサダルメレクを呼んだ。ゆっくりと垂直に浮かんでいったが、その速度はゆっくりで、高さも低め(5メートルくらい?)だった。大きな筒状のエネルギーが降りてきて、私の体を包んだ。そのエネルギーは珍しいことに、ザラザラしていた。そのザラザラしたエネルギーに包まれた状態で、スワジスターナに該当する場所に快感を覚えていたが、強めに指や爪でくすぐられるような感じで、生々しい感触があった。
そのあと。フォーカス10の状態になり、目の前の暗闇の中に、尖がり帽子とローブを身に着けた魔法使い風の輝く存在が、おそらく3体現れた。そのうちの2体(中央と右に見える)は被さっているように見えた。その存在たちが「初めまして」というふうに、お辞儀してくれた。

⑧ ベテルギウス


体脱。実家2Fの中央の部屋。ベテルギウスの名前を呼ぶと、少し中に浮かんだ(記憶は定かでないが、3メートルくらい?)すると、筒状のエネルギーが降りてきて、その筒に包まれた状態になり、スワジスターナの左右に、それぞれ一点を刺すような強い快感を覚えた。その体験のあと、直ちにベラトリクスの体験をした。

⑨ ベラトリクス


ベテルギウスのあとも、体脱を継続していた。ベラトリクスの名前を呼ぶと、ほんの少し、おそらく数十センチほど浮かび、その直後、後ろに向かって吹っ飛んだ。分かりやすく言い換えると、体勢はそのままで、直立したまま背中方向に飛んだ。吹っ飛んでいる間、ムラダーラに快感が走っていたが、一点を刺すのではなく、何か雲が湧きたつように、快感が広がっていた。

⑩ ドゥーベ


ドゥーベに接触すると設定し、明晰夢の状態から始まった。高校で世界史のセンター試験の準備学習中、中国から西へ向かうように地図を眺めていた。するといつの間にかそのルートで空の旅をしている状態になり、おそらくロシア辺りだが、石山に囲まれた美しい城が空から見えた。周りは森とか川とか自然が美しかった。その城に入ると、なぜかいつもの自分の体脱スタートの部屋になっていた。そこで、ドゥーベの名前を呼んだ。
するとほんの少し浮遊し(1メートル弱?)、エネルギーに包まれ、大きな鳥への変容を始めた。アンカアと同じような状況。そしてムラダーラに激しい快感を覚えたかと思うと、超高速(光の速さのよう)で、瞬時にあちこち世界中を飛び回り、部屋に戻っては飛び出すというのを繰り返し、上下左右前後と、部屋を編み込むように飛び回った。私はどうもその間、女性化していたような感覚があり、何者かに抱かれているような感覚があり、ドゥーベの名前を叫び続けていた。快感を覚える時間としては、それまでのものに比べて長時間のものだった。
その経験のあと、最先端の黄色い電車が、青空の下で草原の中を走っているビジョンが見えた。

⑪ アルケス


いつもの実家の部屋に体脱。外に出ると、全く風景が変わっており、何故か海岸になっていた。広大な海が見える場所で、何の変哲もない風景のようだが、私はたいへん気に入った。風景は違うのに実家の雰囲気があり、今住んでいる場所の空気感も混ざっていて、不思議だった。
アルケスを呼ぶと、数秒間何も起きなかった。私はなぜか左手を天に掲げ、最も手が空に近づくようにした状態になり、頭は若干右に下がっている体勢になった。すると、地面に足がついたまま、振動が降りてきて私を包み、それによって私は目が見えなくなった。しかしその振動は、どうやら黄金色であることが分かった。
するとスワジスターナに快感が走り、その部位が、ブルブルと生々しく振動しているような感触があった。もっと正確に言うと、その部位がクライン菅のようになっており、高速でグルグルと廻っているような感じ。ひっくり返って、飲み込んでは発生するような感じ。その感触があまりにも生々しく、身体に何か影響が出ているのではないかと思えるほどで、体に戻った後も、快感の余韻と動いた感触が残っていた。

⑫ カペラ


体脱。実家前の小道。カペラを呼ぶと少し体が浮かび上がった。多分2メートルくらい。すると天から柔らかいエネルギーが降りてきて、私を包んだ。それは白っぽいエネルギーという感じだった。私はいつの間にか気を失いそうになっており、恍惚状態になっていた。すると胸の胸骨柄に快感が走り、目が覚めたようになり、下半身に気を向けると、エネルギーが渦巻いており、下半身がそのエネルギーの渦に溶けてしまっているような状態になっていた。下半身は、快感を覚えたという自覚はないのだが、恍惚状態になっており、なんとも言葉では言い難い気持ちよさ、敢えて言うなら清々しさのようなものを感じていた。

⑬ アルシオン


体脱中にアルシオンの名を呼ぶと、数メートル垂直に体が上がっていき、仰向けになった。すると身体が、お腹辺りを中心として扇風機のようにぐるぐると回転した。これは2度経験があり、高速回転の時と、低速回転の時があった。快感はなし。

⑭ ミンタカ


体脱中にミンタカを呼ぶと、垂直に高く高く上昇し、そのまま異世界に飛んでいった。快感はなし。この異世界での経験は、また別の本にまとめたいと思う。ただその経験の中で、アンカアと同じ、巨鳥に変容する経験をしたことだけ記載しておく。

⑮ アルリシャ


体脱した先の実家の2階から、階段を下りている間にアルリシャを呼んだ(いつもは、2階の窓から外に飛び降りる)すると、天から優しいエネルギーが降りてきて体を包み、胸に届き、アナハタのチャクラ(前)が開いて、多幸感と、深い安心感を覚えた。

3 あとがき(ser.02)


 現在は体験重視の状態ですから、分析はほとんどなく、できるだけコンパクトに伝えることを意識しました。このようなカテゴリーの話に興味のない人には、何のことやらさっぱり分からないと思います。本書は興味のある人向けに書いていますので、必要最低限の知識と実践は、ある程度持っている方のためという前提の内容になっています。
 そうは言っても、実はこのメソッドについて、私は座学も十分にしておりません。目の前に現れた道を歩んできた結果、突然、その道に遭遇したような状態です。しかしこの道は、私にとって重要な道であることを直感的に理解しています。


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