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異世界探索記30

旧ser.45(2022年7月14日公開)より抜粋

② 2022年7月11日②早朝 「プロキシマ・ケンタウリ」


目を開けると、体脱状態で自室の椅子に座っていた。(肉体的にも椅子に座って眠っていた)さきほどの体験を記録しようと電気を付けようとしたが、何度もフェイドアウトしては、体脱状態になっていた。
それなら恒星を呼ぼうと思って、「プロキシマ・ケンタウリ」を座ったまま呼んだ。すると自動運動が始まり、右に側転するかのように立入れこんでいき、暗闇の中に入っていった。そしていつの間にか、また同じ椅子に座っている感じになっていたが、視野は暗い斑空間のままで、何も見えなかった。
この時、肉体次元と同じように、大きな背もたれ椅子に座り、足をまっすぐに延ばしているような体勢になっていた。
すると、両足先を何者かにつかまれたような感じになった。(手でつかまれているというより、全ての足の指がエネルギーに包まれて、固定されているような感じ)そしてその包まれた部分に、ヒューンという感じの快感が走り始めた。
そして両足を持たれ、足の方向に向かって、ぐっと引っ張られるような感じになり、その分だけ椅子にもたれて起き上がっていた上半身が、下に引きずり降ろされるようになった。まるで、もっとマッサージをしやすいように体勢を変えられたような感じだった。
改めて両足先のマッサージが始まり、モミモミされたり、擦ったり、押したり引っぱったり、いろいろされたと思うが、その度に快感が強くなるのを感じていた。
明らかに誰かが足先を処置しているのを感じたが、その相手は目には見えなかった。この時、耳にはウィンウイン、ゴーゴーといった、何かの騒音みたいなものが鳴り響いていた。そのままフェイドアウトして、肉体的に目を覚ました。
(感想)
プロキシマ・ケンタウリの体験は、生々しさがあって、「そこに誰かいる」というのを感じていました。足先をエネルギー的に処置してくれたのだと思います。足先は歩く時に最後に離れる場所でもありますし、肉体次元との接触の末端部分ということではないかと思います。改造があるならば、もっとダイナミックなものを想像していたのですが、ディテールの調整と言った感じでした。もしかしたら、いきなり全部はしないのかもしれません。
プロキシマ・ケンタウリは、1回だけそれっぽい明晰夢を見ていて報告済みです。その時は、いろいろな動物のハイブリッド生物みたいなものが描かれたカードを、たくさん見ました。ジミー大西の絵に似ていました。ケンタウルスが人と馬のブレンドであるように、いろいろな生き物を合体・変容させるハタラキを見せたかったのだと思います。それは地球脱出を試みる人たちから見れば、人型を辞めることを利用するという使い方になるのだと思います。

③ 2022年7月10日 「壁の向こう側」


アップし損ねた記録を見つけたので、一日戻っての探索記録です。明晰夢。
学校と思われる地下一階にいた。小学校をモデルにした高校みたいな感じ。最近、よくこの場所に来る。
私はトイレにいて、ピンク色の消臭剤があるのを見て、ふとサイコネシスで動かせないかなと思った。手を伸ばし念じると、横に波打つようにこちら側に飛んできた。
トイレを出ると、中学時代の同級生のO君(卒業後に市外の私立高校に行ったのが特徴。田舎の中学だったので珍しい)がいて、何か話してきた。
私はさらに超能力的なことができないかと思い、白い壁に向かってすり抜けようとした。1回目は失敗した。2回目は壁の中にめり込んだが、グレーの斑空間であり、そのまま気を失ってフェイドアウトした。

④ 2022年7月12日 「異世界の在り方」の一考察


上記③の記事について。地上世界ではないので、思念によって物を動かせたり、壁をすり抜けたりできます。しかし限りなく地上に近い浮かび方なので、思ったほど反応はよくないです。壁のすり抜けは、あまり試したことがないですが、たまにできる時があるという感じです。
この辺りは、体脱や明晰夢においてのエネルギー体の濃さ、薄さに関係していると思います。濃く出た場合は、それだけ世界が地上世界と同じように見えますが、物を動かしたり、壁抜けしたりすることが難しくなります。薄く出た場合は、それが可能になりますが、地上世界と見た目が変わり、薄く出すぎると、もはや地上的世界の様子ではなくなります。
今回の体験で面白かったのは、壁の向こう側にあるはずの教室がなくて、グレーの斑空間だったということです。これはどういうことなのでしょうか?
地上世界、土の世界から遠ざかるほどに、世界の構成要素として物質に依存する比率が低くなっていくということだと思います。地上世界では、私が興味を向けなくても、甲子園球場は物理的に存在します。電車に乗っていけば、確実に到着します。確実に地図を描くことができます。私の状態とは関係なく、世界は変わらない形で存在し続けます。
しかし体脱や明晰夢の世界では、自分のコンディションによって、見える世界が異なります。馴染みの体脱ポイントである実家2Fですらも、行くたびに何かが違っていたりしますし、家から出た小道も何やら様子が違っています。それは例えば、接触する予定にしている恒星によって違ってきたりもします。
学校にもよく行きます。変成意識中は「いつもの学校である」と思っていても、肉体次元に戻ってくると、景色や様子が全然違っていたことを思い出します。
夢や体脱の世界は、物理的な地図がほとんど通用しないのです。エネルギー体が濃く出ていれば、地図はある程度通用しますが、濃く出すぎると、ボディーがあまりにも重すぎて、一歩進むにも10秒かかるみたいな感じになることもあり、これは実用性がないメソッドに思えます。
恒星接触したときに、よく暗い斑空間に移動します。最初の頃は、よく筒の中にいたり、筒と一体化したりすることが多かったのですが、最近は暗い斑空間ばかりです。これはグレー色で、何かが発生してくる源泉に見えます。ここが恒星との一体化を図る場所になり、より低次の感覚世界がそこから広がっていくということです。フォーカスした世界が映し出される感じだと思います。
今回、壁の向こう側にこのグレー空間があったというのは、今回、準備していた(準備された)世界からはみ出したということに見えます。
これをどう考えるのか。例えば、私とO君(の姿をした何者か)が交流することを決めて、この学校を舞台に選んだとします。私のエネルギーとO君のエネルギーが交流することによって、そこに「場」が生まれます。2人の交流以上に不必要な「場」は、作られることがありません。これは2人の意図によって、その瞬間に創造された「場」であり、その目的を果たすと消えてしまいます。目的に従って「場」が作られ、目的を果たすと「場」は消えるという世界観です。
これを集団的に行うこともできると思います。おそらくその集団が大きくなれば大きくなるほど、形成される「場」は大きくなるし、「場」の継続性も長くなるのではないかと思います。
私はふとここで、ディアデム2回目の茶畑を思い出しました。女性たちが奉仕作業をする理由は「明日をもたらすため」と言っていました。自分で時間を動かさなくては、明日はやってこないということでした。彼女たちが畑仕事をすることは、それは同時に、その茶畑の「場」が存在し続けることにも通じるのではないかと思いました。逆に言うと、地上世界においては、誰も茶畑で奉仕作業をしなくなったとしても、その「場」は存在し続けます。これはつまり、高振動の世界においての創造とは、その「場」を作ること自体も含まれるということではないかということです。
似たようなことが、地上世界でも見られます。人が住んでいない家が廃れていく様子は想像以上です。お墓参りが多い墓は傾かず、墓参りに来ない墓は傾いていくという話も現場の人から聞いたことがあります。そこにエネルギーが通わなくなったので、劣化が激しくなっていくのでしょう。
誰かが作った世界、あるいはある集団意識が作った世界を訪問するということも方法の1つとして考えられます。しかし肉体のない世界においては、存在と場というものが連動して動きやすいという上記の考え方から導かれる予想は、「ただ訪問しただけでも、そこに変化を与えることになる」ということになります。(物理的世界では、ただ訪問して、何の影響もないかのように滞在し、去ることができるという前提があります)その変化は、振動の高さや、一体化している(あるいは所属している)恒星の性質によっても、違いや差が出てくるのだろうと思いますし、訪問した先の振動の高さや質も、その変化の要因になるはずです。いずれにしても、いろいろなパターンがあるということです。
この辺りのテーマは、もっと精密に考えることができそうなので、また改めてまとめたいと思います。

⑤ 2022年7月13日①朝 「アヌビス?」


ベッドで横になっていると、会陰に快感が走り始めた。キューンという感じだ。体脱状態になっていたと思われる。やがて景色が変わり、狭い通路にいて、体育館に入れるようになっていた。私の前に1人の男がいて、体育館に入っていった。そこには検査官がいて、何も問題がないかを調べているようだった。
私の番が来た。体育館に入り、その検査官の前に来た。検査官は大きな椅子に座っていて、人にしては大きすぎるサイズのようだったが、視界がぼやけて、その実態を見ることはできなかった。しかしなんとなく、犬の頭をしているヒューマノイド型の生物のように思えた。私は「アヌビスだろうか?」と思った。私は検査を合格したようだった。フェイドアウトした。

⑥ 2022年7月13日②朝 「ヌト」


フェイドインすると、自室のベッドに寝そべっていた。会陰に快感が走っていたので、変成意識中であることが分かった。
私はベッドが~降りて、予定していた通り「ヌト」を呼んだ。自動運動が始まり、前に倒れこみながらくるりんと横の方向にひっくり返った。そしてそのままブリッジするような体勢になり、少し床の上に浮かんでいるようになった。私はこれがヌトであることを確認するためにもう一度「ヌト」と言った。
ムラダーラとスワジスターナ下方に、キューンという強い快感が走り続けていた。そのままフェイドアウトした。

⑦ 2022年7月13日③朝 「ゲブ」


フェイドインすると、同じく自室のベッドの上に寝そべっていた。会陰に快感が走っていた。
部屋の中心に行き、次は「ゲブ」を呼んだ。すると前に倒れこんでいき、鼻が床にくっつくくらいの感じでうつ伏せに寝そべっている体勢になった。私はこれがゲブであることを確認するためにもう一度「ゲブ」と言った。
さきほどと同じくムラダーラとスワジスターナ下方に、キューンという快感が走り続けていた。そのままフェイドアウトした。

⑧ 2022年7月13日④朝 「シュー」


フェイドインすると、同じく自室のベッドの上にいた。会陰に快感が走っていた。部屋の中心に行き、「シュー」を呼んだ。何故か両腕を掲げてYの字の体勢になっていた。両脚はぴったりとくっついていた。すると自動運動が始まり、両足を起点にした茶碗回転が始まった。この回転の特徴は、これまでの体験に比べてその回転の大きさが狭いということだった。私は「クリームソーダのグラスみたいな形だな」と思った。視点は天井を向いており、この回転の中心点の延長上の一点を見つめていた。
さきほどと同じように、ムラダーラとスワジスターナ下方にキューンという快感が走っていた。フェイドアウトした。

⑨ 2022年7月13日⑤朝 「ファラオ」


目を覚まして、今の記録を取ろうとし、部屋の電気スイッチを押したが着かなかった。それでこれもまた体脱中であることが分かった。この時には快感は走っていなかったので、肉体次元と区別がつかなかったのだ。
部屋の中心に行き、何かを呼ぼうと思った。シューと対になる神様を呼びたかったのだが、名前をしっかり覚えていなかったので、呼ぶことができなかった。ネフティスを思いついたが、今のシリーズには相応しくないと思った。考え込むと頭がグラグラしてきたので、仕方なく「ファラオ」と言った。
するとムラダーラにキューンという快感が走り、その次に両股辺り(両脚の腿の付け根)にボールのようなものが発生し、それが臍の辺りまで上がってきた。その玉の部位にキューンという快感が走っていた。この2つの玉はゴルフボールより少し大きいくらいのサイズだったと思う。臍辺りまで上がったあと、また両腿辺りにまで戻った。まるで生き物のようであり、意志があるように思えた。なんとなく、臍から上に行こうとしたが、行けなったので、また腿に戻ったような感じに思えた。私は「これはスカラベではないのか?」と思っていた。この2つの玉は、2回くらい臍の辺りまで登ってきたように記憶している。そのままフェイドアウトし、肉体的に目を覚ました。

⑩ 2022年7月13日⑥朝 「マフィアが仲間になる」


その後、テフヌト(シューの対の神)の名前を確認し、再入眠したが、変成意識に入らず、普通の夢を見た。
見たことない外国の町のレストランに案内された。昔のアメリカの西部風のような印象。(「小錦」とメモしているが、何のことか分からない。相撲取りの小錦がいたのかもしれない。)
椅子に座ると、今住んでいる町の自治会長がいた。さらに若いマフィア風の男たちが入ってきた。私はマフィアは嫌だけれども、彼らは私の味方であり、それはそれで心強いと思っていた。

⑪ 2022年7月13日の感想


表紙の絵にありますように、古代エジプトの世界像を支える神々を呼びました。最初に現れたのはおそらくアヌビスで、次に進めるかどうかを計っていたのだと思います。つまりヌトやゲブに接触できるかどうかというテストではないかと。
ヌトもゲブも、絵にあるような世界を支える形にそっくりな体勢になりましたが、面白いのは、ヌトはブリッジの体勢になり、ゲブはうつ伏せになったということです。つまり神話の絵とは、表と裏が逆になっているということです。
本来の世界観は、ヌトとゲブが抱き合おうとしているのを、シューが間に入って突き放すということで、これら二神は向かい合っています。私の体験では、まるで離れようとしているように見えます。
これは想像するに、地上と天界を分けるような作用として、私は知覚・体験したということに思えます。考えるに、天界と地上の距離を近くさせすぎているので適切な距離にしようとしたという見方がまずできます。しかしこれだと、シューの存在意義が薄れます。ヌトとゲブは、間にシューが入らないと、どこまでもくっついてしまうはずです。
もう一つの味方は、「もう離れてしまおうとしている」という見方です。ヌトはもう地上に興味を無くしてしまったということで、恒星界に帰ってしまうストーリーの暗示に見えます。つまり私が、あるいはスタピが地上から去ろうとしていることを象徴しているという見方です。あるいはそこにある秩序が無くなり、「ヌン」の水の中に全て消えてしまうというストーリーです。
3つめは、単に表裏がひっくり返っただけであり、そこに意味はないという見方。体勢としては神話の世界観を再現しているので、表裏は関係ないということです。これはちょっと考えにくいです。
もしかしたら、他にも解釈があるかもしれないので、アレコレ考え続けてみたいと思います。シューの回転は、両腕を天に高くかざしていて、一応はヌトとゲブを離そうとしているように見えます。
「ファラオ」は、突発的思い付きです。しっかりテフヌトの名前を覚えておけばよかったです(座学の少なさを後悔)。しかし世界観を構成する絵にはテフヌトはいないので、これはこれで良かったのかもしれないです。2つの玉が一体何なのか、今はさっぱり分かりません。これらの玉が腿に戻らず、頭を突き抜けたらよかったのかな?と思います。何が出てくるの?(笑)
最後の夢。マフィアで思い出すのは、youtube動画で、「ロシアはマフィア国家」みたいな解説をしているのを見たことがあって、その記憶を利用したのではないかと思います。つまりエジプト文化期とロシア文化期が天秤のようにバランスを取るという考え方がここで反映されているということです。エジプトに精通すればするほど、ロシア文化期の影響も入り込んでくるということです。若者だったというのが、この2つの文化期の影響の流入が、まだ始まったばかりであることを示しているように思えます。
あとは小錦とアメリカ西海岸のレストランの問題。小錦はハワイ出身ということで、アメリカへの架け橋という暗示でしょうか?アメリカ文化期はメキシコあたりのことでは?ということですが、ハワイ→西海岸と、現在地から接近しているように見えなくもないです。つまりアメリカ文化期がチラ見の状態ということかもしれないな、と思いました。しかし取りあえずは、エジプトを深めていきたいと思います。意外と、イシスへの明確な接触がまだできてないのです(それっぽいのはser.37にあった)。


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