パーソナル・プラットフォーム戦略/平野敦士カール
本書では個人をプラットフォーム化する必要性、メリット、方法について述べられている。
■背景
グローバル化の潮流による個人のフリーエージェント化への移行がある。
アメリカでは既に多くの人がフリーエージェントとして働いている。
■プラットフォーム化とは
個人が『いろいろな人が集まる場』となることで、さまざまな企業や人とアライアンスし、どんな時代になっても何があっても稼ぐことができるという。
通常のプラットフォームと言えば、グーグル検索、ECサイトなど主流である。
成功するプラットフォームの特徴は、関わった人すべてにメリットがあること。
そのためには、
①プラットフォームが新しい価値を提供すること。
②ユーザーの自動増殖機能があること。
③ユーザーのクオリティをコントロールすること。
よいプラットフォームを提供することで相乗的に皆にメリットがもたらされる。
■方法
個人がプラットフォーム化するためには、大きく3つの要素が必要である。
①自身の目的
②仲間
③熱い想い
①自身の目的
まず、自分の価値観を確立する。
自分がどうなりたいのか、どうしたいのかを発信する。
勉強を続けていくことで目標も夢も変化していく。
まず情報を発信・ギブする。
②仲間,③熱い想い
大変な状況でも強い気持ち、諦めない心を持って行動する人には味方ができる。
性質としては完璧な人間よりも、
少し隙があり、抜けていて、愛嬌がある人に人は親しみを覚えやすい。
■プラットフォームの機能
①マッチング
②コスト削減
③ブランディング
④外部ネットワーク
⑤三角プリズム
■まとめ
これからさらに個人の時代になるという前提の前に立つと、個人間のつながりが大切なことは明らかである。
本書では企業のプラットフォーム戦略を個人に落とし込む方法が記されている。結局は人はつながりの生き物ということで、どれだけ仲間と力を合わせるか。プラットフォーム戦略を頭に入れたうえで、人間的な部分が重要であると感じた。
プラットフォーム戦略X人間性X熱量→目的達成、その喜び倍増 ということになるのか。
今回はプラットフォーム戦略という新たな知識の概要を学ぶことができた。