ゲームが好きなのだ~個人的な思い出から~

 ゲームのことについても書くことにした。あまり詳しくないのだが、ゲームが好きだと何度か書いてきたので、どの程度の軽さであるかを検証します。私は軽いと思っているのだが、時々ヘビーユーザーになる。時々ゲーマーの部類に入れられる。でもそうでない時期も結構あるし、何より私が遊んできたゲームってすごく少ないんです。ゲームする人たちにとってメジャーなものも、ほとんどやっていない。スマホゲームやパソコンのゲームも、酔ったり頭痛がしたりするようになったので、できなくなった。


 私がするゲームは、今ではニンテンドースイッチなのだが、ちょっと前はWii U。その前はWii、プレイステーション2とさかのぼる。

 初めてコンピューターゲームを見たのは、確か6歳の頃、親の知り合い宅で。やらせてもらったかどうかは覚えていないが「すごく面白かった」という感想は記憶にある。そんな幼い私が「これは買ってもらわない方が良い」と強く感じたことも覚えている。何故なら、こんなものが家にあったらハマってしまう!(当時はそんな言葉、知らないけど) ゲームはきっと私を廃人にする!(そんな言葉も知らないけど) と思っていたからだ。
 私の場合、大人になって「どうしてもやらなければいけないことをする」ということが身についてからで良かったとつくづく思う。


 その次に、コンピューターゲームというものを意識したのは、小学校3~4年生の頃。インベーダーゲームというものだった。従妹家族に連れて行ってもらったホテルのロビーに何台か備わっており、私も少し遊ばせてもらったが、その頃に「見ているのとやってみるのとでは随分違うものだなあ」と、思い通りにならないことを知った。

 夫はいつ頃からか知らないけど、学生時代からゲームは楽しんでいたらしい。付き合っていた頃は「ファイナルファンタジー タクティクス」をしていて、それをただ横で見ている、というデートと呼べないようなデートもあった。あまりに長時間されると悲しくなって出かけようよと訴えたことも度々。でも基本的には、見ているだけでも割と面白いんですよね~。元来、ゲームが好きなようで、好奇心を刺激されちゃうのだ。

 結婚した頃に夫は、「IQ」や「ダービースタリオン」を買い、二人で楽しんだ。ニュージャージーに住んで新婚だった頃は、知り合いもいたものの少なく、当時はメールすらほとんどの人がしなかった時代。スマホはおろか、ケータイ以前。パソコンを持っている人でないとメールは交わせませんでした。日々寂しい思いをしていて、ゲームにずいぶんと助けられた。やらなければいけない日常のことも他の趣味も、なかなか最初の数か月は私の気持ちを助けてくれなかったのだ。

 そんな時、気持ちを救ってくれた「IQ」だが、面白すぎて私を廃人にしかけた。若い頃に出会っていたら本物の廃人になっていたかもしれない。でも当時は家事があったし大人だったので、セーブできた。ただ気持ちとして、又、生活時間としてセーブできていたけど、体に関しては許容範囲を超えていたらしい。めまいが私を襲った。「めまいするまでゲームしちゃう」なんて事実が、廃人になりかけだと思う。

 「IQ」は、ブロックのパズルが立体的になっていて、そのブロックが少しずつ動いてくる。動くブロックを予測して逃げ道を作り、その上にいる人が落ちないように走り回ったりするゲーム。ブロックは色々な角度から見ることができる。少し先を読むことになるので頭を使う。これが夫も驚くほどに得意になってしまったのだが、落ちないよう走り回らせることに必死になってじたばたしていると、その空間に入り込んでしまい、クラクラし始めてやめた。迫りくるブロックも怖いけど、あれは三半規管周辺が弱くなった私には恐ろしいゲームだ。

 さらに結婚した当初、もう一つ夢中になったゲームが「ダービースタリオン」であった。
 牝馬が最初に一頭、設定されており、そこからゲーム内の所持金で種牡馬の種付けをする。そして子馬が生まれ競走馬を育てていく。競走馬を育てるまでの平和な牧場での時間もなかなか穏やかで良いし、その間少しずつトレーニングを組み立てていき、そのトレーニングや馬の性格によって出られるレースやレース展開が変わっていく。その馬がまた子供を産んだり、賞金でもっと良い種牡馬の種付けをしたりと、少しずつ強い馬が出てきて段々とG1レースや海外レースにも進出していく。このゲームのおかげで、私は知らなくても困らないはずの競馬のファンファーレとかレースの名前とか、そのレースの特徴、名馬、騎手などを知ることになる。実際の競馬なんて、デートなんかでお楽しみ程度に今までの人生で数回、100円ずつ使ったくらいである。それなのに、なんだかレースの名前とかを知っている。

 「キミのお母さんは、キミが思っているより競馬に詳しいんだよ」と夫が息子を驚かせ、私を慌てさせたことがある。

 「ダービースタリオン」は、私を廃人にすることも、めまいにすることもなかった。このレースまでにしよう、などとキリがつきやすいし、ちょっと夢中になる時間があっても、肝心のレース中は何も操作できないから、それをきっかけにして席を立ち、ちょこちょこと家事が進んでしまうのだ。しかししばらく家事に没頭してテレビの前に戻ってきたら、レース中に骨折していたと知らされることも。そんな時は大変悲しい気持ちになった。それでも、私の大好きなゲームの一つである。色々な馬を見てその特徴を知るのは楽しかった。


 それからも、夫が買ってきたゲームをちょこちょこすることはあったけど、ハマってしまうほどのものはなかった。「パラッパラッパー」は夫が大好きだったようだけど、そのうち飽きてしまったし、「ダンスダンスレボリューション」も二人で楽しんでいたけど、アパート1階に住んでいた頃とは言え、二人でドスドス踊っているのも申し訳ないんじゃないかと思い、やめた。車のレースもので遊んだ時には、実際の車の運転が怖くなってしまい、夫もそんなようなことを言って、二人ともあっさりやめた。


 そして子供ができ、ゲームどころではなくなった。
 ここから子供と遊んだボードゲームの数々、そしてその後nintendo switchで遊んでいる最近までのことを書いていきたいけど、長くなりすぎるので今回は終わります。


#ゲーム #IQ #ダービースタリオン #思い出

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かわせみ かせみ
読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。