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大切にしたい思い、過去のこと、最近のこと

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親子関係や友達とのことじゃなくても、自分の中で大切にして残しておきたい思いがあります
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2024年1月の記事一覧

雑談は、きっと聞けていれば良いし、お互い様なのだ

 急に家をあけなくてはいけなくなって、そのため近所の方にお願いすることがあった。  帰ってからそのお礼にと、行き先だった札幌のささやかなお土産を持っていった。今までもこれからもお互い様なので、相手も自分も負担にならない程度の物。  持っていくだけなら良いけど、こういう時のやり取りが50歳超えてなお苦手だ。話すのが嫌いなんじゃない。下手だなと、後で自分がイヤになっちゃう。気質上、大がつくほどの反省会がぬかりなさすぎて、そんな自分にもウンザリする。  今回は急なお願いだった

突然のお別れだった

 週末は夫が仕事に出ていたので、職場から連絡があった。  休み時間に、わざわざ電話? と不思議に思う。  「弟から連絡あって、僕の母さんが亡くなったんだって」  えっ。  えええ……。  こういう時、自分の声がほんの数秒遅れで再度耳に響いてくるのはなんなのだろう。そのままその瞬間のすべてを忘れなくなる。話してくれた夫の声。私の声。見える景色。私の体勢。  弱っているとは聞いていた。  でもどこかにあずけて見てもらうほど困っているのではなかった。義弟からもそう聞いた。

あの日を今年も忘れない

 屋根瓦は重いから本当は変えた方が良い。  耐震性を考えた住宅にしなければならない。  家具の向きに気をつける。  寝る時の頭の上には物を置かない。  枕元には避難グッズを準備しておく。  どんな避難グッズが必要か考えては補充する。  避難先はどこか確認しておく。  たとえ全壊してすべてを失うとしても、自分がどのパターンの被災者となるかはわからないから、食料品は5日分以上を備蓄する。  外では。  道路が割れて車がハマることがある。  液状化現象というものがある。  荷物を

言葉を交わすのは心を通わせる喜びだと、改めて気づく年末年始

 落ち込んでしまう気分を奮い立たせるように、歩いてみたりする。  雪が降っていない日。霧が凍っているのか空気がキラキラしていた。  光る空気を写したかったけど、全然写らない。  空を見上げたらその青さにに驚く。  なんて澄んで深い青。  葉を落とした黒い枝は、新しい芽を待っている。  年末年始に思う。  リビングで並んでいても、それぞれの部屋でのんびりしていても。気配を感じながら過ごすのは、それだけが楽しみなわけではないんだ。  時々同じ時間を過ごして、言葉を交わせるか