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MCUを楽しむ

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ただの感想やMCU関連の好きなこと、好きな気持ちなどについて書いています。※MCU以外の映画はまた別マガジンでまとめています。
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#アベンジャーズ

マーベル入門者の私ですら悲しい~スタン・リーの訃報を知り~

 おっ! いたいた、あはは!!   映画の中に、カメオ出演している監督や脚本家、原作者など、制作に携わっている人を見つけたら、楽しい。  こういう出演の仕方をしているのを初めて観て知ったのは、20歳頃、兄がヒッチコックの作品に凝っていた頃だ。「あっ! いたいた、ほらほらほらほら!」興奮気味にテレビ画面の前に行って、指をさす。ああホントだ、そんなところに潜んでいたか。と笑ったものだ。  マーベル作品ファンとなった私としては(まだ入門者だけど)、スタン・リーが亡くなったこと

チャドウィック・ボーズマン(私にとっての「ブラックパンサー」ティ・チャラ)

 ショック過ぎて、しばらく声が出ず、息子に伝えるのに息を吸って吐いて。何呼吸も置いた。  チャドウィック・ボーズマンて俳優をご存知だろうか。  私にとってはMCU(マーベルシネマティックユニバース)のヒーローの一人。  「ブラックパンサー」の主役だ。  ワカンダ王国の王様で、その品の良さや温かみのある眼差し、優しい微笑みが印象的。  ストーリーの中でだけど。  でも私にとっては「ワカンダ、どうなっちゃうの」。  王様の役にしては優し過ぎるのではと思う表情だった。もちろんヒ

若かったらファンになっていたのかなあと思うくらい可愛かったトム・ホランド~スパイダーマン/ファーフロムホーム~

 映画を観ると、しばらくその世界に入り込んでしまう。昔、志村けんが、映画館から出てきたら、その主人公のコスプレをして出てくるコントをしていたのを観た覚えがある。それは、映画に入り込んですっかり主役気分になっちゃう、を表したもの。「ああわかるなあ」と笑ったものだった。    映画を観た後、しばらくその余韻から離れられない。  「スパイダーマン / ファーフロムホーム」を観たら、「アベンジャーズ / エンドゲーム」のエピローグのように、「エンドゲーム」の直後の世界を説明していた

世の中、良いモンと悪モンだけじゃない~「エンドゲーム」を観て~

 幼少期、兄と一緒にテレビを観ていて、よく兄に「この人、良いモン? 悪モン?」と聞いていた。  兄とは4歳離れていて、5歳くらいの私は、戦隊ものやヒーローもの、アニメやちょっとした推理が必要なミステリーもの、怖くなるとすぐに兄に聞いていた。そりゃ9歳や10歳くらいの兄なら、得意げに教えてくれたものですよね。「良いモン」だと言われたら安心して観たし、「悪モン」だと言われたら、へえそうなんだ怖い~警戒しなくちゃと思って観た。  何年もそうやって甘えていたけど、ある時突然怒った顔

自分の意志で自由を掴もう~「マイティソー/バトルロイヤル」

 「アベンジャーズ/エンドゲーム」公開日が迫る中、アメリカにて上映試写会があった。  訪れた監督や俳優陣たちの動画や写真が、次々とツイッターに上がっていた。あの人がいる! この人も来てる! ファンに応えてる! いちいち心の中がわーわー叫ぶ。興奮し過ぎて、全部いいね付けそうだったけど、フォロワーでいいねが流れている方に申し訳ない気がして、途中から我慢した。メニエール症状も出てきて、もう頭のふわふわがメニエールなのか興奮から来るものなのかわからない。  色々な映画を観ていて、「

人工知能と人の心について考えさせられた「エイジ・オブ・ウルトロン」

 「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」を最初に観た時は、わからないことだらけで、これじゃあ感想は書けない……と困り果てた。とりあえず、夫と息子に、疑問質問をぶつけまくったものだったが、ピンと来なくて、結局MCU(マーベル映画作品)を、公開順に最初から観ていこうということになった。  二度目は、だいぶわかりました。何のことだかと思っていた言葉や登場人物の数々がつながった。でもやっぱり人工知能のくだりは、私にとっては難しく、終わってから夫や息子を質問攻めにしてしまいまし

親子関係や科学者へなど、メッセージが豊富になってきた~アイアンマン3~

 MCU(マーベル映画作品)も、ようやくフェーズ2に入り、「アイアンマン3」を観た。  「アイアンマン」1、2と監督が違う。でも今回の監督シェーン・ブラックは、1、2でも関わっており、主演のロバート・ダウニーJRとも信頼できる関係だったようだ。そして、1、2で監督だったジョン・ファブローは、1、2と同じように運転手でありボディガードとして出演していた。  いやあ、でも「アイアンマン」シリーズは、1も2も3も、全部私にとっては怖いです。ドキドキして、前半からもう心臓の鼓動が聞

第一章から第二章へ~「アベンジャーズ」の始まり~

 やっとたどり着きました。「アベンジャーズ」。フェーズ1の終了であり、アベンジャーズの始まりである。  「アベンジャーズ インフィニティウォー」からハマってしまったものだから、ようやく結成時の様子を観ることができて、ここからかあ……と感慨深い。  しかしですね、知ってはいたものの、シールドのフィルコールソンが。  *あっ。ここから既にネタバレあるので気を付けて下さい。  今まで、MCU(マーベル映画作品)を何本か観てきて、私は特別好きなヒーローがいない。ということを、以

スタン・リーが伝えたかったことの原点を観た~アイアンマン~

 やっと観ました。  「アイアンマン」。  MCU(マーベルシネマ作品)が好きとか言っておきながら、全然観ていなかった多くの作品を少しずつ消化していっている。  「ガーディアンズオブギャラクシー」1、2を観て、何とか怖いシーンも乗り切るように頑張り、夫と息子の強い希望のため「アベンジャーズ インフィニティウオー」を観たわけだが、観た直後は後悔した。あまりにも恐ろしい場面が続いて、怖くて、疲れて、しかも絶望的な終わり方をして。でも絶望的な気持ちに耐えられずに、何とか希望を見出

「シビル・ウオー」観て、友情、正義、復讐心、あらゆる「葛藤」を思う

 アベンジャーズの「シビル・ウオー」を初めて観た。  観終わった瞬間、「何だか申し訳ありませんでした」と謝りたい気分になった。  何に対して、何故、謝りたい気分なんだとしばらく考えてみたが、ちょっと時間が経ってわかってきた。「シビル・ウオー」、めちゃめちゃ面白かったのだ。すごく興奮したし、大人の世界を見せられたし考えさせられた。直後の最初の感想は「すごかった!!」だったけど、すぐに「ごめんなさい!」という気持ちになったのは、このシビル・ウオーを知らずして「マーベル作品にハマ

「ドクターストレンジ」を観て、傲慢さと臆病さの裏にあるものに、思いを馳せる

 マーベル作品の一つ「ドクターストレンジ」を観た。ずっと楽しみにしていた。  もう何とでも言ってくれ。私はもうマーベル作品製作者側の意のままだ。  映画見る度に、友人に感想をメールで送っていたら、「マーベル作品の感想をまとめてはいかがか」と書かれてしまった。「マジで」のカッコ付きで。ありがとう! 文章に自信がなかった私だったけど、おかげでnoteを始めるに至りました。  「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で、ドクターストレンジは出演していた。彼は魔術が使える特別

「アントマン」から、愛情と承認欲求について考える

 ほどなく「アントマン」(※1です。2の感想は既に載せました。今日載せるものに関しては5月頃に書いたものです)を観てしまった。  もうマーベルの意のままに私は動かされている気がする。  「アントマン」の映画宣伝の時、ちょこちょこ目にしていて、コメディ要素も強そうだから、観ても良いかなと思っていた。しかしやはり闘うシーンが多くて疲れそうということもあり、あまり強くは主張しないようにしていた。  だけど「アベンジャーズ」の3つ目「インフィニティーウォー」を観て、どうやら4に

人の親だもの、サノスに同情なんかしない~マーベル作品にハマっていくさま(3)~

 ああ大変だ! 「アベンジャーズ インフィニティーウォー」のことが、頭から離れてくれなくなった。  ……どうしよう……。  内容はだいぶ違うことになるはずなので、前の二回とタイトルを変えてみたけど、まだこのことについて書く。もしかしたら、インフィニティーストーンて、そういう意味もあるんじゃない? 私はそれに支配されて、もうこのことしか考えられない体になってしまったのでは!!    ……。    そんなことはないので、続きを書きます。  夫や息子は流れに身を任せており

マーベル作品にハマっていくさま(2)

 何ということだろう。  あんなにいやだと思っていた「アベンジャーズ インフィニティーウォー」で頭がいっぱいだ。他に考えなくちゃいけないこともそれなりにあるんだけど、書かないと私はこの気持ちから抜け出せないようだ。  映画でしんどいことが苦手な私は、観る前にネタバレを読んでいた。それでも絶望した。だって、そんなやり方だとは。こんな気分になるとは。の連続だったからだ。観終わった直後は「こんな気分になるくらいなら、もう観たくない」とすら思った。こんな展開だったら、2年後の「ガ