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お笑い、テレビ番組、漫画、本、ゲームなどの感想、紹介

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映画や音楽以外で、好きなものの「感想」がちょこちょこたまってきたので、まとめました
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#ドラマ

唐突に、日常の風景が愛おしくなった~ブラッシュアップライフ~

 調べたらずいぶん前からけっこう観ていた。バカリズム脚本のドラマ。  夫も好きだからいっしょに観ているとそうなったのだろうか。シチュエーションコメディや映画も楽しんでいた。  中でも「架空OL日記」の脚本に、なんとなくバカリズムらしさを勝手に感じている。  存分に日常の空気感をかもし出す。特別な事件とか感動的な展開、衝撃がなくたって日常ってこんなもんだ。少し退屈になることもある。特に大画面で観ると。でもなんだろう。このテンポは他で見られない。皆の個性やあるあるならぬ「あり

その子の持つ気質や特性は、愛されてほしいな~緘黙症を知っていますか~

 池田エライザ可愛らしいなあ。と思っただけだったのに、そのドラマを観終えてしまった。根気が続かないからマーベル関連のもの以外はあまりドラマを観ないはずなのだけど。  だいぶ漫画チックでコメディだなと思ったら、漫画だった。「古見さんは、コミュ症です」って漫画あるのね。夫が早速買っていた。  高校生役が20代半ばの池田エライザって無理があるのでは。なんて心配は無用。だって同級生にまっすーとか溝端淳平とか城田優とかがいるのよ。  池田エライザ演ずる古見さんは基本的に喋らない役。

「めでたしめでたし」の後の世界

 夫が度々漫画を買うので、つい手に取って読んでみる。夫も「これが面白かった」「〇巻になると、グッと面白くなるよ」とか売り込んでくるから、分かち合いたくなってしまう。  そうやって読むうちに、気に入る物が次々と出てくる。  最近話題になった「葬送のフリーレン」も面白かった。  描かれるのは冒険を終えた勇者たちの、その後の世界。  ゲームってラスボスを倒すまでに、冒険をする。仲間を得て、クリアするまでにそれぞれプレイヤーの旅がある。クリアしたらめでたしめでたしでストーリーを

歳を重ねることを受け入れながら、ちょっとだけ抗うのが良い~父は80の手習い~

 今年80歳で定年退職した父が、この春から母にピアノを習い始めた。  手先が器用なわけではなく、いつか昔に経験があるわけでもない。  なのにピアノを始めた。始める前はいやがっていた様子の母も、いざ父がピアノに向かうと、まんざらでもなさそうだ。  それまで経験もなく、器用でもないわけだから、「ドレミファソラシド」すら上手く弾けない。  「いつやめるかわからないよ」と言っていたけど、母と電話すると時々ピアノの音が聞こえていた。  そして数ヶ月経った最近、「バイエル始めたの