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この前の春休み。二週間ほどだったけど、息子にしては長めの帰省をしてくれた。 息子が家にいない間は、そんな日々が当たり前になり、週末にリモートで話すのが私の楽しみだ。 でも息子が帰省すると、今度はそちらの方が当たり前に感じて、息子がいない日々が想像しづらい。本当にいつもいないんだっけ。とすら思う。 幼稚園時代から繰り返してきた。長い休みの前は毎回、「日中、子供がずっといっしょの生活なんて思い描けない」と思う。そして休みが明ける前も「日中、子供がいない生活なんて思い描
よく笑う楽しい子でいたかったけど、どうしても泣き虫だった。 悲しいと泣く。さびしいと泣く。切ないと泣く。怖いと泣く。うれしいと泣く。感動すると泣く。腹が立つと泣く。悔しいと泣く。 特殊なところで言うと、風が怖くて泣くし、一過性の「不思議の国のアリス症候群」とやらで泣くし、ヴァイオリンの音色で泣いた。 でも親や兄に「泣くな」とも言われて育った。特に時代もあってそんなものかもしれない。親や兄の表情もよく見てしまうので、泣くのは我慢するようにした。幼少期から人前で泣かない