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親子のこと

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親のこと、子供のこと、その関係についての考察や自分の思い出話、などなど家族に関することなら何でも ※映画の感想については含めません
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2019年2月の記事一覧

子供が家族の中で、親の役割をする必要はない

 先日の藤岡ぴぴさんのnoteで、ああこれ、前にも他の若い方に対して思ったことあるなあということがあったので(そしてつい最近も)、この機会に書きたい。  彼女のnoteは、ワクワクするような元気が出るものが多い。でも何も、いつも「元気を出そう!」という内容なわけではなく、みずみずしい若い感性を大切にしつつ、でも取り繕ったものがなく、素直で心の内がよく見えて私はとても気に入っている。  今回の文章では、親のことで、親の立場から言いたいことがあると強く思った。  最初にも書い

もらったバトンを渡す立場になった時

 もう50代に入った夫だけど、40代に入った頃から、度々「僕はバトンを誰かから渡されたんだなあ」と言うようになった。先輩の方たちに教わったこと、直接的な言葉でなくても仕事の仕方や人付き合いなどに関してのこと、時には仕事に関わる大きなことだった。いつの間にかそのバトンを持っていて、それを渡す時が来ていると。そのバトンも一つや二つでなく、色々な人からたくさんもらっていて、それを自分の後に来る者たちに渡していっている気がすると。  私は当時30代後半で、子育てのことや勉強していた内

喋る息子

 息子は高校生となった今、穏やかなことが信じられないくらい、大変育てにいくいタイプであった。普通2歳前後に大変な反抗期が来るというが、我が子は1歳前くらいに反抗期が来てから11歳くらいまでずーっと反抗期だったようなもので。小学5年生頃~6年生半ばまでが一番素直で、その後もまた思春期特有の面倒くささがあった。今も機嫌が悪い時はあるし、親の言葉をうっとうしがることはあるけど、幼い頃と比べるとめちゃくちゃラクだ。とにかく話していて、なかなか面白い子だと思う。これは一貫している。