【メモ】 効果的な模試・実力テストの解き直し指南書
模試の解き直しは、「過去に辿り着きたかった自分」に辿り着く行為。
いよいよ、入試が近づいてきた。受験生はここから模試や実力テストを受けて、志望校合格へと向かっていく。
受験した試験からより効果的に学びを得るために、解き直しの仕方をまとめる。
前に進むために、過去を大切にしよう。
模試解き直しの手順
全体の流れ
【手順1】自己採点
【手順2】間違った問題の分類
【手順3】目標にしていた偏差値と参考点数の確認
【手順4】参考点数と自己採点結果の「差」を計算
【手順5】目標点数を超えるために取らないといけない問題を選び出す
【手順6】解き直しはグループごとに進める
【手順7】関連問題を解く
模試解き直しの大切なこと
できれば模試の解き直しは特別なノートを用意するか、ルーズリーフにまとめていき、ストックするといい
手順ごとのポイント
【手順2】間違った問題を分類する
(1)本当だったら解けた!!
計算ミス、うっかりミス。ここまで勉強を進めてきた中で、解けていた問題
(2)知識が足りなかった!!
英単語の綴りや意味、漢字、英文法、国文法、計算のルール、公式
(3)解き方がわからなかった!!
問題を解くための手順。計算式の立て方。
【手順4】参考点数と自己採点結果の「差」を計算する
偏差値60 参考点数80点
自己採点結果 60点
「参考点数」 - 「自己採点結果」 = 「取るべき点数」
この「取るべき点数」が本来、模試当日に辿り着きたかった自分のこと。
辿り着きたかった自分に到達できるようにすることが解き直しの目的。
【手順5】目標点数を超えるために取らないといけない問題を選び出す
問題ごとの得点を確認する。その場合、先程のグループ(1)〜(3)の中で(1)から順に「取るべき点数」まで得点を積み上げていく。
それらの問題を解けるようにする。
全ての問題は解き直ししなくてよい。目的を持って、達成できるようにする。
【手順6】解き直しはグループごとに進める
解き直しは問題の順番通りにはやってはいけない。グループごとに問題を並び替えて、解き直しを進める。
(1)本当だったら解けた問題
間違った理由をノートに書く。次に同じようなことをしないように心に誓う。
(2)知識が足りなかった問題
問題を解くための知識をノートに書き出す。必要な場合は解説や教科書、塾の教材を見直す。
(3)解き方がわからなかった!!
解くための手順をノートにまとめる。必要な場合は解説や教科書、塾の教材を確認する。難問の場合は先生に質問して、教えてもらう。
【手順7】関連問題を解く
問題の単元を確認し、類似問題を解く。その場合、【手順6】で整理したことを意識して、問題を進める。大切なことは反復すること。引っかかることなく、問題を解けるようになるまで問題演習する。
次回の試験に繋げるために必要なこと
学習範囲や出題範囲を把握すること。次回は試験当日までに「辿り着きたい自分」に到達できるようにする。