ゲームライターマガジン 2020年上半期ベストゲーム座談会(1/4)
ゲームライターマガジンのメンバーによる2020年上半期ベストゲームを語る座談会の模様を全4回に渡ってお届けします。
第1回は伊藤ガブリエルと伊藤誠之介のベストをピックアップします。
カワチ:まだオフラインのメンバーもいますが、ひとまず、みなさんお集まりいただきありがとうございます! 今回はひとりずつ2020年上半期でプレイしたゲームのなかで、自分のベストだったゲームを発表してもらう座談会になります。
てっけん:あ、座談会用はこっちか
カワチ:ここでおねがいしまーす
てっけん:いえーーい
伊藤ガブリエル:おねがいします!
伊藤誠之介:お願いしまーす
ラー油:宜しくお願いします!!
オピオン:しまーす
hororo:おねがいしまーす
カワチ:あとでそれぞれの言葉を修正できるようにドライブで共有しますが、基本ベタ打ちで掲載するので、問題発言はナシでお願いします!
するめ(以下)マン:おつかれさまです。えっ!? 問題発言なし!?
カワチ:ひとりの発言だけ変えちゃうと流れがおかしくなっちゃうので、まぁ気にせず基本は自由で
するめ(以下)マン:OKです
カワチ:問題発言した人はそのあとのフォローの文章も自分で修正してください(笑)。基本的にはひとりづつ発表ですが、座談会なのでどこがおもしろかったのか気になったり、プレイしていて共感したところは書き込んでください~。みなさん、決めてきてもらっていると思いますが、2020年1月から7月末まで発売かサービスインしたゲームでオナシャス
てっけん:了解でーす
hororo:7月末まで入れていいんですか
伊藤ガブリエル:わかりました!
ラー油:了解いたした
カワチ:上半期って6末か。だいぶ過ぎちゃったね(笑)
するめ(以下)マン:一応、7月末まで入れるとゴーストオブツシマやrootfilmも入る
てっけん:ホントは先月やるべき企画だったw
hororo:ツシマが入るか否かで変わるw
するめ(以下)マン:ツシマの有無はでかい
カワチ:半分で割ったら6か! じゃあ7月のは2020年ベスト座談会に入れる感じで
伊藤ガブリエル:おっけいです!
てっけん:ゲームライター算数ができない説
ラー油:ツシマ挙げる人多そうだ
hororo:後半になるとCP2077しだいでツシマが敗れるかもわから
ん・・・
カワチ:ジジイだから1年が早いだけです!
するめ(以下)マン:あげなくても軽く触れるだけは触れとくかな
カワチ:うん
てっけん:お祭り企画だし、多少フワッとしててもよいと思います
カワチ:さっき別で話しましたが、名前順で伊藤ガブリエル→伊藤誠之介→オピオン→カワチ→するめいかマン→てっけん→ホロロ→ラー油で! なんかほかに質問あります? なければガブリエルさんからお願いします~
伊藤ガブリエル:かしこまりました!
てっけん:8888888888
アクションとRPGの素晴らしいバランスと、いまだからこそ挑戦をしたであろうシナリオに心を惹かれた『FINAL FANTASY VII REMAKE』
伊藤ガブリエル:上半期はプレイしたゲームは多かったものの、クリアできたゲームが少なくって…! そのなかでも唯一クリアして、めちゃくちゃにぐっときたのが『FINAL FANTASY VII REMAKE』でした!
カワチ:指先チリチリしました?
hororo:やはりFF7の存在は大きい
ラー油:リメイクかー!
オピオン:これ、ネタバレとか来ちゃう流れ!?
するめ(以下)マン:FF7Rはよく出来てた
hororo:(まだクリアしてないんだけど)
カワチ:指先チリチリは原作だから!
てっけん:僕もクリアしましたFF7R(トロコン)
伊藤ガブリエル:チリチリしましたねーw ネタバレはまだ避けます!w
ラー油:これくらい無茶なことやらなきゃFF7のリメイクじゃねぇ!って勢いを感じましたね
オピオン:そういえば、記事化を考えてネタバレへの配慮どうしましょう?
カワチ:なんか難易度たかいの気になった。あとで伏せ字とかにしましょ
てっけん:発表者の裁量でよいんじゃないでしょうかネタバレ
ラー油:やたら狭い所を進むシーンが多い……!
カワチ:ある程度ネタバレしないと語れないですし
するめ(以下)マン:よく難易度が高いと言われるのですが、ノーマルだとアイテムもいっぱい使えるし、自分はちょうどよかったかな。
hororo:難易度といえばなんか従来のRPGみたいな戦闘モードもありましたけど、あっちでやった人います?
伊藤ガブリエル:ゲームとしても、アクション要素とRPG要素が最高のバランスで合わさっている印象があって 今後のFFもこれでやってほしい!ってなりましたw ナンバリングとか、もしあるなら他作品のリメイクとかがあれば!ですねw
カワチ:FF15っぽくもあり、そうでもないようなゲーム
ラー油:戦闘システムすげぇ洗練されてて良かったですね。昔のFFっぽくもあり、でもしっかりアクションでという。
てっけん:最近のFFはもはや変なバトルシステムを味わうために遊んでるので、僕も普通のアクション戦闘でやってました
伊藤ガブリエル:今作はとくに難易度によって遊び方も大きく変わるので、何度遊んでも楽しめる内容になってました。ノーマルであっても、相手の弱点を突かないと厳しかったり。ハードになると、いかにしてMPを節約しながら、敵の攻撃を受け流したりガードして一撃を加えるかとか
ラー油:ボス全体的に強かったですねー
カワチ:わりとゲーマー向けですよね。FF4のDSも難易度高かったし、低くていいんじゃない?っていうゲームが意外と難易度高い気がする(笑)
するめ(以下)マン:狭いところ移動するの大好き! 次のエリアを読み込むためなのか、敵を制限するためなのかはわからないですけど、狭いところを移動させる3Dのゲームいいですよね。
伊藤ガブリエル:ボスモンスターも強いんですが、一回パターンや弱点を覚えると、すんなり倒せるようになっていたりこのあたりはアクションゲームっぽいですよね! 狭いところ移動はどんどん癖になりましたw
するめ(以下)マン:隙間に挟まると落ち着くので、挟まったまましばらく放置したい。
オピオン:早くも不穏な発言し始めてない?
ラー油:マッサージネタがTwitterでバズってた印象
するめ(以下)マン:いや、隙間よくない? 瓦礫の間を移動するとリアルさが増すというか……
伊藤ガブリエル:さまざまな要素が原作よりも濃かった上に、相当振り切っていた印象ありましたねー。ウォールマーケット編は龍が如くか!ってくらいに密度があったし
hororo:かなり力を入れて作られているからこそ、オリジナルのFF7を遊んだことのない、若い世代の感想も聞いてみたい
カワチ:ミッドガルだけだから作り込んだんでしょうねー
するめ(以下)マン:確かに若い世代の感想聞いてみたい。ボスモンスターの弱点を探すバランスは自分も好きだったのですが、世間的には難しい部類なのかな。ゲーム慣れしてない人の意見がないとわからないかも。
カワチ:作り込みすぎて、演出とか変な感じになっちゃったところも多い(笑)
てっけん:細長い一本道マップはFF13を踏襲してる感じでしたね。僕は逆に狭いところ苦手なので、街とかはもう少し広々作ってほしかった感じはある……!
ラー油:ダンジョンの引き延ばしっぷりがもはや芸術の域でずっと笑ってました
カワチ:個人的にはせまくて濃密な方が好き。『12』とか広すぎる(笑)
hororo:まぁミッドガルがゴミゴミしているからこそ、外に出たときのギャップが引き立つというやつですね
するめ(以下)マン:普段3D酔いはしないのですが、ウォールマーケットはちょっと酔いそうになるくらい狭くてイメージ通りでした。
伊藤ガブリエル:一本道マップが、FF13のころは長く感じたのですが、FF7Rの場合は個人的にほどよくて! これもアクションゲームに寄せた影響なのかなあって思ってます。ステージとステージの間のインターミッション的な
カワチ:オリジナル版のときにミッドガルを出たときに感動したので、その感動は味わいたかった気も
てっけん:ネタバレの問題がありますけど、ストーリーの話はしないんですか?
伊藤ガブリエル:ちょっとします!
オピオン:一応確認ですけれど、「自分もFF7Rが一番」という人は宣言しておかないと悲しみを背負うことに……大丈夫そうかな?
伊藤ガブリエル:シナリオに関しては、賛否両論あるかとは思いますが、ぼくとしては大大大賛成でした! とくにラストは胸アツ展開が止まらなくって、これからのFF7Rがどう向かっていくのかが本当に楽しみになりましたね。昔から、登場人物が自分の意志を持つ、みたいなお話が大好きなので! ゲームだったらノーモアヒーローズとか、アニメだったらTHE ビッグオーみたいな。
カワチ:サプライズもありましたからねー。ラスト
hororo:ストーリーはまだクリアしてないので、あまり踏み込めないんですけど、やっぱフルボイスだとちょっとキャラの印象変わりましたね。
ラー油:こっからどうなるんだ?!というワクワク感が凄かったですね。
するめ(以下)マン:気になるのは、最上位魔法もキャラも含めてほぼ出し惜しみしてないから次から本当にどうするのかなってことくらい。音楽も原作の曲使いきるくらい使ってアレンジしてるし
カワチ:バレットとかしゃべりすぎな気もするけど、実際のリアルは、あんぐらいしゃべるんだろうなという納得感?
hororo:クラウドとかセフィロスはさんざん別作品で出てるからともかく、バレットとかはなんかかわいかった
ラー油:バレットはやや演技過剰ですけど「やばいテロリスト」っぽさマシマシで、それでいて愛嬌もあってかなり好きでした。
するめ(以下)マン:フィールドの曲とか、フィールドに出てないのにアレンジ散々聞いちゃった気がする
カワチ:ユフィがいっぱいしゃべりそうで楽しみ! 俺はバトット越しにユフィを夢想してたw
ラー油:魔法に関しては成長リセットしてまたファイアからやっていく感じじゃないですかねー。まあ、召喚獣もリヴァイアサンまで出しちゃいましたが……
伊藤ガブリエル:シナリオはもちろん、フルボイスや音楽アレンジとか次回のハードルが爆上がりしてるのが楽しみであり、不安でもありますw パート1を超えられるのか…!
ラー油:確かにユフィめっちゃ楽しみ! ゴールドソーサーへのハードルがヤバい
伊藤ガブリエル:ユフィをはじめ、残りのパーティメンバーにはやくあいたいですねー!
するめ(以下)マン:ゴールドソーサー単体のディスクで出てもおかしくなさそう
カワチ:セーブデータ持ち越しとか? バランス崩れるか(笑)
hororo:ゴールドソーサーDLCの登場
てっけん:ある意味、次が本番ですよねFF7R
カワチ:チョコボレースとかね(笑)
伊藤ガブリエル:序盤の主人公が違うとかありそうで >パート2
ラー油 :ゴールドソーサーDLCが現実的かもしれないけど「本編内のミニゲーム」を貫いてもらいたくはある
伊藤ガブリエル:キングダムハーツ2でやった手法ですが
てっけん:キンハーやないか!>主人公が違う
カワチ:アークザラッド2みたい!
てっけん:野村さんだしありそうだな~
するめ(以下)マン:ただ、何年後に完結するのかな
hororo:3本で収まりそうですか?w
カワチ:次はPS5でしょね
伊藤ガブリエル:せめてパート3か4くらいにとどめてほしい……お願い……w
伊藤誠之介:3本ぐらい出たところで、PS5用のリメイクがまた最初から出直すとか
カワチ:このペースだとハードまたぐ感じになっちゃいますね。キングダムハーツとかもそうだけど。
てっけん:FF7Rリメイクが出てしまう
hororo:そしてひとまとめパックになる
するめ(以下)マン:次からどうなるのか読めないという意味では、新劇場版ヱヴァの破を見た時みたいなワクワク感がある
伊藤ガブリエル:FF7.5みたいのがでそう
てっけん:キングダムハーツくらいのスパンで見ておくのがよさそう
カワチ:まぁ、龍が如くっぽい感じの売り方でもありますね
伊藤ガブリエル:エヴァ破のわくわく感すごく同意です!
カワチ:そして、そのぐらいのペースでだしてほしい
伊藤ガブリエル:というわけで、僕のベストは『FF7R』でした!
カワチ:Qみたいになったらやばいなー
てっけん:僕はQくらいはっちゃけてほしいw
するめ(以下)マン:自分もQ好きなので、Qくらいぶっ飛んで欲しい。
伊藤ガブリエル:Qくらいやってほしいw
カワチ:まぁ、FF意外と挑戦してくるからね(笑)
hororo:まぁ大本の方向性を崩すことはしないんじゃないかな~とは思いますね
カワチ:40年後とか来るか~!?
てっけん:まあ、やった人は分かると思うけど、恐らく「あの悲劇」の回避が大きなテーマになるでしょうね~ 天気の子みたいになるんじゃないか
カワチ:ん~~~~~ スパロボみたいに割り切ればアリ?? どうかな・・・・・
hororo:あれ回避するだけでけっこう変わりそう
てっけん:そして悲劇を回避した結果もっと大きい悲劇が起こり、続編が復讐譚になるんですよ
カワチ:アドベントチルドレンの感動が好きなので、どうなんかはある
伊藤ガブリエル:うわ~、有り得そうだ~……!>大きい悲劇 変えた結果がこれだよ、って感じですね
カワチ:まぁ、イナズマイレブンみたいにどっちの未来も否定しない感じで・・・・・
hororo:そのギミックは、オリジナルやってる人ほど刺さりそうで個人的には好きですねw<より大きな悲劇
するめ(以下)マン:炎上しそう
ラー油:安易に回避するだけなのはちょっと…と思いますけど大きな悲劇は確かにありそう
オピオン:個人的に「FF7は知ってますよね」という前提で先を描くのか、リメイクが初7の人にも向けて物語を作るのかが気になってます
てっけん:関係者に脅迫状送られそう
カワチ:「あったぜ、水中マテリア!」 「でかした、バレット!」
てっけん:僕としては、ゲーム中の誰一人としてクラウドをカッコいいやつとして扱ってなくて共感性羞恥がヤバかったw
hororo:あれはなかなか恥ずかしいですよねw
伊藤ガブリエル:むしろ結構かわいげのあるところがよかったです、クラウドw
カワチ:そこは野村さんの認識が当時とブレてなかったんですよね。むしろユーザーとかのほうがブレてた?
てっけん:野村さんがどこかのインタビューで言ってましたよね、クラウドってもともとそういうポジションだ的な
ラー油:オールスター系だと素直にカッコいいキャラとして出ることが多かったですよね
てっけん:でもかっこいいクラウドのイメージを膨らませたのも野村さんだと思うんだよな……
オピオン:原典で触れたとき、そもそも主人公がカッコよくないという発想がなかったですね
てっけん:その挙げ句今作がこれだよ!
ラー油:リメイクはティファやエアリスよりクラウドが一番かわいいのでは?ってなる
するめ(以下)マン:クラウド、ネタバレを防ぐためにスピンオフでもオールスターでも常に前半の性格で出てくるのでかわいそう。
伊藤ガブリエル:www クラウドが一番かわいいです。
カワチ:ティファの新衣装もいいけどね(笑)
伊藤誠之介:ところで、このペースだと8時間コースですよ
カワチ:気付きました?
てっけん:せやな!
伊藤ガブリエル:すみません!
ラー油:全員で2時間の予定だったはずなのに!
てっけん:カワチさんの進行にかかっている
hororo:座談会あるある
カワチ:さすがにFF7は語ることが多いんでしゃあなし!
ラー油:FF7リメイクは1本で企画組めるくらい語れますから……
てっけん:テキストだとどうしてもね
カワチ:ひとりマックスでも1時間にしましょう
伊藤誠之介:それが8時間ですってw
オピオン:あと7時間か・・・
hororo:マックス1時間・・・つまり8時間
カワチ:普通は15~30分ぐらい目安で(笑)
するめ(以下)マン:終わりを宣言したら、サクッと次に行きましょう
カワチ:それで!
伊藤ガブリエル:ありがとうございました!次の方お願いします!
(伊藤ガブリエルによる、FF7Rネタバレトーク動画はこちら クリアした人限定で見てほしいです!)
時間のない人でも気楽に遊べる実写アドベンチャー『デスカムトゥルー』
伊藤誠之介:ういっす、オレですね
カワチ:は~い
伊藤誠之介:先に言い訳をしておくと、オレは仕事以外のプライベートで遊んでるゲームは、発売直後に遊ぶことがまずなくて。年単位で遅れるのがザラなので、GOTYとかは基本的にやりたくないんですよね。今年の上半期にいちばん遊んだゲームは、新作が出る前に終わらせたかった『ウォッチドッグス2』ですから。
カワチ:これはやってる人が逆に少なそうですね~
伊藤誠之介:ただ今回は、仕事の絡みで遊んだ『デスカムトゥルー』が面白かったので、上半期ベストに選んでもいいかなと思って。
伊藤誠之介:さぁ反論カモン! これは異論ある人、多いでしょ。
てっけん:デスカムトゥルー気になってて結局まだ遊べていないので聞きたい!
するめ(以下)マン:なんでそんな戦う姿勢なんですかw
伊藤ガブリエル:『デスカムトゥルー』僕も気になってた作品です!
ラー油:むむ!デスカムはクリアしましたが……
hororo:デスカムトゥルー、遊んでないのでわからないですw
伊藤誠之介:だってカワチさんとか、noteでいろいろ書いてたじゃないですか。
ラー油:短い尺の中で小高和剛が自分の持ち味を全部出しきろうとしてる感は好きでしたね。
カワチ:デスカムトゥルー自分はダメでした。値段的にも映画としてなら楽しめるっていうけど、映画館であれをみて満足できてる自分が想像できない(苦笑)
てっけん:まずどういうゲームなんです? 実写の推理ゲームということくらいしか
伊藤誠之介:んーと、ストーリー的に説明しにくいんですよね。そこを説明しちゃうとある意味、終わりというか。
カワチ:まぁ、ループものとかは公式に書いてありますよね
伊藤誠之介:実際、実況禁止にしてるのもしょうがないので ゲーマー的には小高さんの新作アドベンチャーで十分なんですけど
カワチ:テレビみたら自分が殺人事件の指名手配犯で映ってるけど記憶ないっていう。
てっけん:おー、そういう話なんですね。つかみとしては面白そう
カワチ:で、何度も死にながら真相にたどり着く感じ
てっけん:面白そうじゃん
伊藤誠之介:オレより説明が上手いw
カワチ:ホテルに閉じ込められてて、そのホテルにはアンノウンっていう謎の怪人がいる……。おもしろそうではあるんですよね………。ラー油さん、どうでした? 俺はオチまで予定調和すぎてダメだった
ラー油:そこそこ面白いとは思ったんですが映画でもドラマでも凄い映像作品がいくらでもある中、これで勝負出来るのかな?という気持ちにはなりました。あと全然ストーリーに絡まないキャストがいて「客寄せかよ!」って
てっけん:あれか、予告だけすごい面白そうな映画か!
伊藤誠之介:なるほど。オレはこのボリューム感も含めて良かったと思っているんです。タイトにキュッとまとまっていて。これをゲーム的にもっと長くしようとしたら、絶対に余計な引き伸ばしが入ると思うので。
てっけん:伊藤さん的にはどのへんが良かったんですか?
するめ(以下)マン:自分はダンガンロンパ2辺りから正直しっくりこなくて、絶対絶望少女とV3で、小高さんのゲームは自分に合わないとわかったのでスルーしちゃってました。
ラー油:小高作品としてはオチも含めてクセの無いストーリーでしたね。
伊藤誠之介:オレはストーリー的にも面白かったし、ストーリー分岐のバランスも良かったなと思って。
カワチ:本当に普通だった(笑)
伊藤誠之介:そうですね。オレもそこまで小高さんのゲームを遊べてるわけじゃないですけど、アクはむしろなかったですね。
伊藤ガブリエル:アクがない小高さんの作品……より気になってきました
伊藤誠之介:あと、UIがめっちゃ快適で良かったですね。実写のムービーゲーって、どうしてもCD-ROM時代の画質が悪いクセに重たいイメージがあるじゃないですか。その点『デスカム』は画質も良いし、早送りや巻き戻しもタップで軽快だし、すげー良かったですよ。実写ゲーのイメージが変わるぐらい
するめ(以下)マン:たしか神宮寺三郎シリーズもいくつか手掛けてたと思いますが、そっちはそこまでアクがなかったと思います
ラー油:UIの快適さは俺も高評価ですわ。ここは確かに映画のブルーレイを見てる感覚
カワチ:あと、おまけ映像がおもしろい
するめ(以下)マン:スクールオブラグナロクの世界観設定も小高さんだったかな
伊藤誠之介:あれはまぁ、現場で面白かったのをそのまま入れたかったんだろうなと>オマケ
カワチ:小高さんファンより佐藤二朗ファンにおすすめ
伊藤ガブリエル:佐藤二朗さんも出演してましたね、トレーラー見て相変わらずで笑いましたw
ラー油:オマケは佐藤二郎オンステージ過ぎる……
伊藤誠之介:正直な話、オレがもし『ツシマ』や『グノーシア』を遊んでいたら、さすがにこれを選ばなかったかもしれないですけど。でも逆に言うと、そこらへんは遊ぶヒマがなかったのに、『デスカム』は完クリできてること自体、カジュアル向けのコンセプトとして成功してると思うんですよね。
てっけん:あー、そういうのわかる。ベスト選ぶとどうしてもAAA級ばかりになるけど、消化能力が追いつかない……
カワチ:ネタバレもできないし、それぐらいですかね?
伊藤誠之介:オレはこんなところですね
というわけで第1回はここまで。次回の座談会はオピオンとカワチのベストをお届けします。
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カワちゃんの晩ごはんのおかずが増える……!?