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愛知県犬山市、モンキーパークの狂気に触れる人生体験

愛知県犬山市にあるモンキーパークにお邪魔してきました。

人混みを避けて、ゆる~く遊びたいワガママアダルトの欲を満たすためにローカル遊園地という選択をかます。

衰えに衰えた大人にはこれくらいがちょうどいい。

入ってから気になって調べると、1960年に開されて65年が経った定年遊園地らしい。

再雇用(リノベ)はされるのだろうか?

この雰囲気である。
色使い、フォント、汚れ方からその年季をビシバシ感じることができた。

まずは、モンキーコースターとかいうファンシーなネーミングの小さなジェットコースターに乗ってみる。

入場からトータル2分くらいでおわるお子様向けミニミニコースターにも関わらず、強張って足がガタつく始末。

日々どれだけ身体的な刺激がないのかを実感した。

お次はゴーカート。

テンションが上がって写真は撮り損ねたけど、これはシンプルに楽しかった。

小さく作られているプジョー車のハンドルより遥かに小さくて、ほとんど回転しないハンドルから生み出される操作性最低なドライビングフィール。

このじゃじゃ馬加減が逆にイイ。

ここらあたりで異常に疲労を感じはじめ、休憩。

まわりを見ると、ツタのドレスを身に纏ったよくわからん施設、Ticketのkの字が砕け散った券売所。

この古びた感じがダサカッコイイ。

あ、そうそう。
チケットで思い出した。
ここは入場料+アトラクション体験料のシステム。

例えば、
モンキーコースター 300円
ゴーカート 500円
ハイウェイコースター 600円

こんな感じで各アトラクションごとに体験料が設定されていて、その金額のチケットを買う。

で、あろうことか、このチケット購入の難易度が高い。

券売機をタッチしてから、一定時間操作しないとスタート画面に戻るのはよくあることだけど、ここは一味違う。

10秒くらい?タッチしないとスタートに飛ばされる。

すごろくで1ターン目からスタートに戻るマスを踏む感覚。

しかもこれは序章。

券売機は体験したいアトラクション名をタップしてチケットを買うとかいう甘いことをさせてはくれない。

要は、券売機の画面にアトラクション名は1文字もでてこず、買うチケットの枚数とチケットの値段しかでてこない。

え?じゃあどうやって体験したいアトラクションの値段を調べるの?

券売機の横に貼ってあるアトラクションと体験料の対応表を見ながら買うか、パンフレットを見ながら買うしかない。

スパルタである。

しかも、購入出来るチケットの種類は100〜500円まで。

体験料600円のハイウェイコースターに乗るには、

100円チケット+500円チケット
200円チケット+400円チケット
300円チケット+300円チケット

の組み合わせで購入しないといけない。

万が一間違えて、300円チケットと400円チケットを買ってしまってしまうとすると、 

300円の乗り物に乗る→400円の乗り物にも乗る
400円の乗り物に乗る→300円の乗り物にも乗る
600円の乗り物に乗る→100円損or300円のチケットをもう一枚買って、300+300で600円を作り、残りの400円チケットで他の乗り物に乗る。

こうゆうことが起こる。

もはやここまでくると、
対応表を読み取るところから資料読解能力を、チケットの組み合わせを考えるところから計算力と思考力を養わせる意図すら感じてしまう。

ミスしても容赦なく発券されるから、ミスが命取りになることも学べる。

子供にしてはかなり鬼畜仕様だと思うけど笑
子供の頃の僕なら余裕でパニクって泣き叫ぶね。

こんな券売機との闘いを制し、お次のアトラクション、ハイウェイコースター。

モンキーコースターよりパワーアップしたジェットコースターで無事放心。

ジェットコースターってこんなに負荷かかったっけ…?

今、ガチテーマパークのガチコースター乗ったら胃から腸から全部出ていくんでしょう。

ヤバい見た目の表

これはハイウェイコースターの利用制限表

作る意味あったんかな。

「身長120cm以上で6歳〜64歳の方」って書いたら終わりじゃない?

まさか、ここにも資料から正確な情報を読み取る教育的要素を取り入れているのか…?

次、フラフラになりながらラスト。
よくわからんシューティングゲーム体験。

入場して何の説明もなく、2秒でスタート。

レーザーガンでモンスターの的を撃つ至極シンプルなゲームでした。
※連続で引き金を引くから指がつりかけます。

獲得スコアランキング出てたけど、尋常じゃないスコアの人がいた。
国際的に活用してるスナイパーの方が来園されたに違いない。

と、なんだかんだ言いつつ、他にはない良さを感じながらちゃっかり楽しんできました。

退園の最中にはアンパンマンたち?も見送ってくれたしね。

顔色が悪すぎるカレーパンマン
1回顔が消えたであろうアンパンマン
全手書き風エンブレム

こうゆうところがいい。
古い施設は。

モンキーパーク、古き良き遊園地として、教育施設(仮)としてまだまだ頑張っていってほしいね。

35年後に開業100年に来たいので。


今日の体調パラメータ
★★★☆☆
夜中にアホほど汗かいた





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