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流れあらばこそ

山本一力本文


まえがき
20年前、NPO法人RIVERの最初の取り組みは『水』の本を作ることでした。時代の本質を知らなければ、地域は生きていけないと思ったからです。あれから時代はどう変わったのか?このたび『川』という本を作りました。32人、各界の方々に原稿をいただき、これから先も四万十川の流域で暮らしていく私たちの「道しるべ」としたいと思います。
執筆者のプロフィールはRIVER編集部が制作させていただきました。私たちも、参加させていただきたかったのです。失礼な言い回しがあるかもしれませんが、おゆるしください。

執筆者プロフィール

山本一力プロフィール


有料部分で「流れあらばこそ」の全文を読むことができます。


流れあらばこそ

山本一力

ひとは陸を
ものは水を
これは徳川家康が定めた、徳川幕府の交通政策である。
大量物資の輸送には水運が最適。
その大事を知悉していた家康は、江戸開府の慶長八(1603)年の手前から、すでに江戸の町造りに着手していた。

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