詐欺でお金を騙し取られた話 #勝手にコルクラボ
こんにちは、かわんじです。
僕が入っているオンラインコミュニティ『コルクラボ』では、毎週決まったお題が出されます。
今週のお題は、
『①夜寝る前に考えだすと眠れなくなってしまうことは?』
『②腹を立てた出来事と、そのとき腹を立てたのはなぜ?』
一つ目の『考えだすと眠れなくなる悩み』は、今僕が運営している本の問題集サービス『BooQs』の問題投稿者が増えないことなんですが...
そんな愚痴きいてもつまんないよね・・・。
ということで、『腹を立てた出来事』ということになるのですが・・・
う〜ん、最近怒ってないなぁ・・・
それはたぶん、僕がとくに温厚なわけではなくて、ただ単にそういう不快な感情はさっさと忘れるようにしているんですよね・・・。
あ、でも、4年前になりますが、『思い出せる激怒した過去』、ありました。
僕、一度、寸借詐欺にあったんです。
寸借詐欺というのは、『人の善意につけこみ小額の現金を借りるふりをして、騙し取る詐欺』です。
被害額5万円という、はたから見たらちっぽけな詐欺かもしれませんが、
あの時、僕は、本気で憤りを感じました。
失ったお金ではなく、初めから騙すつもりで、ニコニコしながら近づく人間が実在するということに呆然しました。
それを見抜けなかった自分の不甲斐なさを、恥ずかしく思いました。
ありとあらゆるマイナスの感情をひっくるめて発露した、怒りでした。
大きな感情のブレは、資産になる。
あの事件は、僕の人生を大きく変えました。
悪い方向というよりも、良い方向に、です。
あの詐欺にあったおかげで、僕は2度と騙されたくなくて心理学に病的にのめり込んだし、そのおかげで、記憶と学習の心理学や神経科学(脳科学)の知識まで貪欲に学びました。
そのおかげで今の僕は、あのときの、書籍から心理学を学ぶしかなかった僕が欲しかった『心理学的に正しい本の学習ツール』を開発して、このプロダクトを広めるという、人生をかけるに値する使命を得られました。
Twitterやnoteで心理学を発信したことをきっかけに、来年9月に『学習の心理学』について本を出版する機会まで得られました。
けれどこれらの『僕にとって良い出来事』は、僕が詐欺にあったときの大きな感情の動きをきっかけにしているのです。
つまり、『怒り』と呼べるような激情です。
『塞翁が馬』という言葉があります。
たとえ一見悪く見える出来事も、将来にはそれが良いことに転じたり、その逆が起こることを意味します。
同じように、怒りのような一見マイナスな感情も、必ずしも悪い面だかりではなく、良い面があります。
大きな感情の動きは、多くの行動を生み出します。
たとえ怒りのようなものであっても、いや、怒りのようなものであるからこそ、大きな感情のブレは、未来のあなたの資産になるのです。
・・・そう考えると、最近怒っていない僕は、あまり成長できていないのではないかと感じるので、反省します。
これからだってときに、日和ってちゃいけないですよね。
もっと、怒ろう(叱るのではなくね)。
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こんなこと、普通は人に話さないのだけど、コルクラボのお題はすごいね。
こう、内面を引き出してくるなぁ・・・。
かわんじ(@kawanji01)でした。
あなたの貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!