音楽ファン必聴。3ピースバンド「YOLK」を推す記事
日本人3人組のYOLKというバンドがいます。
つい最近、3月22日に新譜「muse」がリリースされました。
とにかく素晴らしい作品で、さっさと聞いてもらった方が早い。
下のapple music、spotifyのリンクからどうぞ。
聞いた?ちゃんと聞いたよね?
いいよね?いいですよね?
マジでいいよね。
上品でシャレててポップで、今期カーステで流したい邦楽ランキングTOP3には余裕で食い込んできますね。
ツボに入りすぎて、鬼リピートしております。
と言うわけで、YOLK。
これからもどんどん作品を聞かせてほしい1ファンとして、応援のメッセージも込めて記事を書きます。
YOLKは、2021年にRei Wadaさん、サコウリョーマさん、向田悠作さん、の3名で活動をスタートさせました。
これまでに、数枚のシングルをリリースしており、それもサブスクで聴けるので、激烈にお薦めします。
YOLKの結成に遡る過去、メンバーはそれぞれ自分のフィールドで音楽活動をされていました。
めっちゃかいついまんで紹介すると
向田悠作さんは、主にギタリストとしてさまざまなバンドでプレイ。
かつてライブで見た彼のエレキギターは、エッジが効いていつつもあたたかみのある有機的な響きをしていました。
それは、弦を弾く右手の微細なタッチが卓越していなければ出ない味わいで、めちゃくちゃスケベなんだろうなこの人、と思わせるに十分なものがありました。
失礼。しかし、僕の経験上優れた表現者(演奏者)というのは基本めちゃくちゃスケベです。褒めています。
ギタリストとしての活動と並行して、弾き語りで著名なアーティストのカバー曲をネットに投稿したり。
ギターのみならず、歌声にも魅力があります。
こんなん↓
数年前にはサポートギタリストとして、フジロックにも出演されていました。
要するに、実力者ってことです。
次にサコウリョーマさん。
彼はソロの宅録作品をいくつかリリースしています。
僕が初めて彼を知ったのはもう10年近く前。
sound cloud に彼が投稿していた「第三都市の人々」という曲に惹かれたのがきっかけでその後も作品を聞くようになりました。
これ↓
彼の作品を、色々と聞いてみてください。
Sound cloudやサブスクにもいくつかありますから。
非常に微妙なバランスの個々のサウンドを、彼にしかできないやり方でひとつの楽曲として調和させています。
稀有な才能だと思います。
サイケでありながらどこかモノクロ、アーバンでありながらどこか鄙びている、トロピカルでありながらどこか寒々しくもある、あるいは生と死、そういう論理の上では対立した概念を音の上で矛盾なく共存させている、そんな印象を受けました。
また、ノスタルジックに儚く響く歌声は、めちゃくちゃスケベなんだろうなこの人、と思わせるに十分なものがあります。
これまた失礼。しかし僕の経験上、いい声で歌うやつは大体スケベです。そんなもんです。
もちろん、褒めています。
要するに、彼もまた実力者ってことです。
さて、最後にRei Wadaさん。
彼のソロ作品には洗練された抜群のポップセンスが光っています。
最近の曲群は主にブラジル音楽への傾倒がありながらも、古今東西さまざまな音楽のルーツが随所に感じられます。
実は、今回冒頭で紹介したYOLKの新作「muse」は元々は彼のソロ作品としてリリースされていました。それをYOLKとしてリメイクしたものです。
Reiさんのつくるメロディには「Rei節」とでも言いましょうか、一聴して彼の曲だとわかる個性があります。
それは、抵抗の少ない方へサラサラと流れていく水の心地よさを思わせます。自然の風物とか、そういうの。
例えばこの作品「Wakusei」を聞いてみてください。(ちなみにこの曲も、のちにYOLKでリメイクされています)
50秒らへんの「子供のように通りを抜ける」のところのメロディとか。
Rei節だなぁと感じます。これを、力みを全く感じさせない抜け感のある声に乗せて歌っている。
さらさら〜っと心地よい流れがあります。
もはや皆さんもお察しの通り、こんなのは手に負えないレベルのスケベじゃないとできっこありません。
いや失礼、しかし僕の経験上、優れたメロディメイカーというのは大体スケベです。褒めています。
他の作品も聞いてみてください。必ずRei ワールドに魅了されますよ。
要するに、彼もまた実力者なのです。
さて、そんな実力者3人が集まったバンドがYOLKなのです。
いい音楽って大音量で流しても全然うるさくないんですが、YOLKの作品はまさにそれです。
存在感を放つ音楽作品でありながら、そのまま生活の中に違和感なく溶け込みもする。
ヘッドホンできちんと聞けばいつも新しい音楽的な発見がそこにはあり、外を歩きながら聞けば、あくまでも風景を引き立てて一歩引いたところで鳴ってくれる。
聞くシチュエーションに応じて、主役にも脇役にもなれる。
こういうバランスの曲は、音楽家が苦悩しながらも真摯に音楽に向き合い続けた先にしか、生み出し得ないものではないでしょうか。
本当に素晴らしく、そしてスケベだと思います。
さて、末筆ですが、YOLKファンとして、まだまだたくさんの人に彼らの音楽が届くことを、そして、これから先まだまだたくさんのYOLKの新作に出会えることを期待して、YOLKを推す記事を閉じることにします。
最後に、YOLKの発信がまとまっているリンク、貼っときます。↓
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