音楽 声 アンプシミュレーター
今年は音楽を作ってみようなどと思いつき、MacBookAirとその他いくつかの機材をネットでポチってみた。
それが家に届いて早2週間は経つ。相変わらず部屋の片隅に無造作に置かれた機材たち。
声が聞こえる。
「あ、すんません買ってもらったのはありがたいんすけど、オレらの出番まだっすか?」
まあ、待ちたまえ。焦るなかれ。
オレは今それどころじゃないんだよ。アレとかコレとかソレとか、まぁ、なんというか毎日なんやかんやあるんだよ。
と、聞こえた声に対して言い訳をしてみる。
計画的にコトを進めることが苦手な僕は、その時々の思いつきでしかできない。
買い物だってそう。ポチった時は「おっしゃーやったるどー」、と意気揚々腕まくりをしている自分が、たしかに自分の内側にいたのだが、今や彼はいずこへ。捜索願いを出さなくてはならない。
というのは笑えない冗談で、大丈夫。やるから、そのうち。そのうちやるから。まあまあのお金も使ったんだし。
Apple Musicでいろいろな音楽を聞いてみる。
音数がすくなく、漂うような雰囲気の音楽が最近は好きだ。
別に言葉でなにかを言われたわけでも無いのに、音色だけで自分の中にある情景が想起されることの不思議。
心を深呼吸させてくれるような音楽に出会えたときは、嬉しくて何度も繰り返し聞いてしまう。
僕だけでなく、他の誰かもきっと同じように音楽を大好きだったりするんだろう。
この場を借りてすべてのミュージシャンに一言だけ伝えたい。
「あざす」
今日は仕事が休みで、少しだけ朝寝坊をしてみた。と言っても7時起きなので、一般的にはフツーに早起きの範疇かもしれない。
寝起きしなに、エレキギターを引っ張り出してアンプシミュレーターという、言ってしまえば「音をつくる機材」につないで、いじりまわしてみた。
ちなみに、アンプシミュレーターは元々持っていたモノで、相変わらず部屋の片隅からは「いや、オレらの出番まだっすか?」と彼らの声が聞こえてくるが、そっちの方はなるべく見ず声も聞こえないフリをしてみる。
ヘッドホンをつけて、ギターをポロんと鳴らしていい感じの音を探ってみる。
料理の味見と一緒で、こういうのは直感が大切だ。あんまり、ああでもないこうでもないとやり過ぎると、わけが分からなくなるから。
そんなことをしていたら、あっという間に1時間が過ぎていた。コーヒー飲も。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?