「GoTo否定者への疑問」
2020年12月11日~13日にかけ、NHKの世論調査が行われた。
結果は、14ポイント(%)の下落である。
「支持率急落をどの様に見るべきか」
を考察する。
・はじめに
・コロナ増加はGoToのせい?
・GoToトラベルを止めさせる
・まとめ
<<はじめに>>
このマガジンは、
「情報の大切さと、怖さ」
を理解してもらうべく、執筆している
毎回、記事冒頭に、批判覚悟で訴える。
・「情報はすべての行動の基本になります」
・「考えることなく、情報を鵜呑みにしたら、知的生物ではない」
コロナ禍で露呈した、マスメディアと視聴者の関係、情報の大切さを考察する。
<<コロナ増加はGoToのせい?>>
前の記事でも述べた様に、
コロナ患者の増大はGoToが基本的要素とは思えない。
2020年12月14日の筆者の記事「GoToは癒着により停止できない?」
を一読願いたい。
https://note.com/kawamurakeigo/n/n63577aeb1180
<<GoToトラベルを止めさせる>>
ネットの感想をまとめると、以下の様なものが目立つ
・菅政権が、決断力が無い
・菅首相は、二階幹事長に逆らえない
・菅首相が、肝いりの政策なので、意固地で止めない
上記の理由は、該当するかもしれないし、間違っているかもしれない。
これは、菅首相の心の内を知る者しかわからないだろう。
疑問なのが、GoTo叩きを行っている人たちのコメントである。
・何度言っても、世論調査でも止めろという意見が多い
上記の菅政権がGoTo政策を止めない事をなじるだけである。
私が同じ立場で、菅政権を否定するなら、
「GoToはコロナ感染を広げるから、制度を利用するな」
である。
緊急事態宣言時の外出自粛は、家から出るなといういわば命令に近い。
一方、GoTo政策は利用したい者が、利用できるサービスである。
菅政権を信じられないのであれば、GoToの中止を叫んでも意味がない。
であれば、サービス利用の自粛を訴えれば済むだけの話である。
GoToのサービスが中断しても、旅行に行く者はいくだろう。
移動人数は減る可能性はあるが、ウイルスを運ぶ点では変わりはない。
前にも述べたが、GoToとコロナ感染拡大に因果関係は薄いと思っている。
マスコミもネット上に意見を発する人も、エビデンスを示すのは厳しいと思う。何せ、専門家でもないし、情報量が不足しているからだ。
ワイドショーや新聞、ネットニュースで
「GoToトラベルは、コロナ拡大を招く。
政府が動かない以上、自衛するしかない。
ここは、国民が一丸となってGoToトラベルの利用を自粛すべきだ」
となぜ書かないかが、疑問でしょうがない。
ネット上のアンケートでは、GoToトラベルの停止を求める声が圧倒的に多い。ならば、身近な人にでも啓蒙し続ければ良いのではないかと思う。
各種メディアは発信力があるので、その力を発揮しないのは怠慢である。
菅内閣に中止を求めるのは自由である。
しかし、政府の動きが遅いという認識も多いだろう。
であればこそ、並行して、
・政府へのGoToの中止陳情
・GoTo利用の自粛の呼びかけ
を行えばよいはずだが、動きが無いのは不思議でしかない。
医師会尾身会長は、専門家会議でGoToの中止を訴えているという。
何度も記者会見を開き、政府に反対してGoToの中止を訴えている。
であれば、政府に従順という訳ではないので、GoTo利用自粛を呼びかける事も出来るはずである。
もちろん、菅政権にも問題は多く、言いたいことは山ほどある。
反対者は、批判のみではなく、利用の自粛も訴え続ければ良いと思う所存だ。
<<まとめ>>
・ただ単に批判するだけなら、だれでもできる
・政府が動かない事を理解している
・政策に中止のみ訴え、より即効性のある自粛を訴えないのは怠慢である
続く
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