加藤大臣、「誤解」発言
このマガジンは、
「情報の大切さと、怖さ」を知っていただきたく、
作成しております。
毎回、記事頭に、批判覚悟で書きます。
「情報はすべての行動の基本になります」
「考えることなく、情報を鵜呑みにしたら、知的生物ではない」
コロナ禍で露呈した、マスメディアと視聴者の関係、情報の大切さを考察していきます。
2020年5月11日。
当時の厚生労働省大臣 加藤勝信氏の
「37.5度4日間は目安であり、誤解」
と言った旨の発言がマスコミに大々的に報じられ、バッシングがありました。
私個人の感想ですが、
確かに「誤解」は発言しない方が良かったと思いますが、
本人が責任逃れで発言しているという、一部メディアや国民の意見には異を唱えます。
2020年2月17日。
厚生労働省から、医療機関へかかるための目安が発表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09571.html
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
また、厚生労働省の記者会見でパネルも公開されています。
2020年11月7日現在、Youtubeの各種メディア公式チャンネルにその時のニュースが3本掲載されています。
いずれもタイトルには「目安発表」とあり、各種メディアが勘違いしているという論拠はここで破綻します。
【Nスタ】厚労相会見 「相談・受診の目安」を発表、新型コロナ拡大
https://www.youtube.com/watch?v=Sx4qvjLhJyQ
新型コロナ 看護師らも感染 医療機関にかかる目安は? 厚労省公表
https://www.youtube.com/watch?v=ZbT1sUvNHrY
新型肺炎「受診の目安」発表(テレビ東京)
https://www.youtube.com/watch?v=vYQLvqSCWEI
厚労相「発熱4日以上で相談を」 新型肺炎受診の目安公表(Kyodo)
https://www.youtube.com/watch?v=UkDIvVvOYVE
ここで、メディアの責任について考察します。
・厚生労働省の発表(3項目)は事前に各社が知っていた。
・その後のプレスリリースで何度も国民の皆さまへと題し3項目を発信
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09571.html
・4日間説が流布し始めたときに、情報の収集・発信を怠った
ここで、事前に宣言しますが、政府への批判を否定する気はありません。
しかし、正しい情報を仕入れず、否定する事は間違いであると言います。
何が何でも政府に対して文句をつけたい人が、この「誤解」ニュースに激怒していると思います。
そして、
・情報源(メディア等)の発信が正しいか
・自分たちが正しく理解しているか
を判断したうえで、発言をしてもらいたいと思うばかりです。
SNSなどで、この発言に対し、
「加藤大臣は人殺しだ」
「責任逃れだ」
と言うのが多く見受けられました。
これらの発言は、如何に自分たちが情報弱者である事を露呈していて悲しい限りです。
それと同時に、動画配信サイトや医療機関なども3項目の情報発信を行っています。
その点に留意して、今後も情報の収集、判断をしてもらいたいです。
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