![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42185265/rectangle_large_type_2_5691c259a69f5b3e4f46ad4e343a58a5.jpeg?width=1200)
売上額データから個人別シートを作成
構造化されたデータとして、シート[売上額データ]があるとします。
このシートを参照し「担当者別」のシートを作成します。
シート[売上額データ]
列A_案件No.
列B_案件名
列C_担当者
列D_売上額
列E_受注日
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41945406/picture_pc_4542c16e4395033b07a59132f1f023db.png)
QUERY関数を用いる
Googleスプレッドシートで使用できる「QUERY関数」を用いると便利です。
【QUERY関数のメリット】
●指定した語句で抽出(フィルタ)できる
●任意の列で昇順/降順が設定できる
●任意の列を表示/非表示できる、並べ替えできる
●関数を設定すればデータが追加されても自動的に集計される
など...
このブログでは担当者別のシートをQUERY関数で構築してみます。
1_列C[担当者]を指定し抽出する
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41944731/picture_pc_7a0e9516d24242ae567c68538b410dd1.png)
セルA2には以下のQUERY関数を設定します。
=QUERY('売上額データ'!A:E,"where C = 'aaa'",1)
シート[売上額データ]の列A:Eを参照し、列Cから担当者_aaaさんのみを抽出します。(最後の引数「1」は見出し行を指定)
2_列D[売上額]を用い、金額が高い順に並び変える
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41944631/picture_pc_4214170cafed58077268d1aed8655cdb.png)
セルA2には以下のQUERY関数を設定します。
=QUERY('売上額データ'!A:E,"where C = 'aaa' order by D desc",1)
「order by D」で列Dを指定し、「desc(=降順)」を設定します。
昇順にしたい場合は「asc」を用います。
列Eを指定すれば受注日が新しい順に並べ替えすることができます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41944534/picture_pc_01efeb524d3d6a4747441731d5a8556b.png)
3_列A[案件No.]を非表示、列E[受注日]を左端に並べ替え
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41945933/picture_pc_0841648fd89462a1f66ca872d23a8d65.png)
セルA2には以下のQUERY関数を設定します。
=QUERY('売上額データ'!A:E,"select E,B,C,D where C = 'aaa'",1)
「select」を用い列E,B,C,Dの順に表示を設定します。
※必要に応じ書式設定を調整します(メニュー[表示形式]→[数字])
QUERY関数に関する注意事項
データ範囲の中でセル入力するとエラーになり値が反映されませんのでご注意ください。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41945116/picture_pc_c08cee61e36c64140fef7fb9295e0d5f.gif)
QUERY関数を解説しているサイトはたくさんあります。
例えばこちら。
※続きの記事を書きました。
※2022年9月に技術同人誌「会社員がVLOOKUPの次に覚えるQUERY関数超入門」を出版いたしました。