写真_2018-11-25_23_43_34

ローマ_day17_ヨーロッパ建築旅行2018

181125_su_day17

昨日に続きローマを見て回る。
そしてこの日も雨…。かなり激しく降っていて既に心を挫かれ気味だ。この日は観光の後、宿泊せずに夜行バスでミラノへ向かう予定。

まずは、昨日長蛇の列に心挫けたサンピエトロ大聖堂に向かう。午前中だし昨日よりはましだろうと思っていたが、到着してみると広場の様子がおかしく、入り口に近づいてみると「堂内貸し切りのため見学は13時から」とのことだった。
昨日から街中でよく見かけた大きなキリスト教の団体がイベントで使っているようだった。
午後から観光客みんなが足並み揃えて入場となると、昨日どころの列ではなさそうだ…と嫌な予感がしつつ、目的地を変更してコロッセオに向かう。

コロッセオまではバスに乗って移動したのだが、バスが雨漏りしていて驚いた。

コロッセオは雨だろうが何だろうが滅茶苦茶に混んでいた。ここまで事前にリサーチしないできたが、ローマについては昨日で懲りたのでコロッセオについては事前に調べてチケットについて良い情報をゲットしていた。コロッセオはもちろんチケット売り場も相当に並ぶのだが、すぐ隣にあるフォロ・ロマーノは比較的すいている。なのでコロッセオとフォロ・ロマーノの共通券をこちらのチケット売り場で買っておくとコロッセオで待つ時間を大幅に短縮できる、ということだった。
この情報通りフォロ・ロマーノではほとんど並ばずにチケットを購入でき、コロッセオでもさくっと入場の列に並ぶことができた。

コロッセオはあまり感想らしいことが思い浮かばなかったので保留ということで…。


コロッセオの次は何を見るか迷ったが、ボッロミーニ設計のサン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂を見に行くことにした。
これまたバスに乗って少しだけ移動。

ピンを落とした地点に着いてみると、そこは不思議な交差点だった。十字の交差点なのだが、4つのコーナーにはそれぞれ噴水があるのだ。


これまた後で知ったのだが、これがこの聖堂の不思議な名前の由来になっていて、「クワトロ・フォンターネ」はイタリア語で「4つの噴水」という意味だったのだ。

この聖堂は学部の歴史の授業でバロック建築の傑作として取り上げられていて、そのまさにバロックな天井の意匠からとても印象に残っていた。
聖堂に入ってみると、薄暗く、そして思っていたよりも小さい。しかし見上げるとそこには美しい天井が広がっている。

そして、写真だと分かりづらいのだが、三位一体の印がある部分はさらに一段高い部分にあり、そこだけが聖堂の中で一際白く光っていた。
見とれていると入って5分程で、もう閉めます、と言われギリギリ滑り込むことができていたことに気づく。見れてよかった。


もう12時を回っていたのでバチカン方面に戻り、お昼(やっぱりパスタが美味い)を食べ、サンピエトロ大聖堂にリトライする。
しかし、移動に時間を食ってしまったのと、お昼が出てくるまでに時間がかかり着いてみたらすでに14時前だった。

案の定、午前中の嫌な予感は的中し、この時すでに広場を一周するくらいに列が出来ていた…。
雨足は弱まることなく、むしろ強まっている…。この時、既に靴はぐしょぐしょになり、大分疲れていて、心はとっくに挫けていたので、早々に観光は諦めて夜行バスまで駅で時間を潰す作戦に変更した。(夜行の出発は23時なので9時間くらいある)

ローマのバスターミナルはティブルティーナ駅の横にあるので、駅をうろうろしたり、コーヒーを飲んだり、今後の旅程を立てたり、日記を書いたりして過ごした。ティブルティーナ駅は広く、新しいため綺麗なのでとても助かった。夜ごはんはせめて駅の外で食べようと思ったが、イタリア人に絡まれたので結局駅の中のカフェで済ました。ティブルティーナはローマの中心から外れたところにあるので、駅の中は安全だが、外はそんなに治安のよい場所ではなさそうだ。


そんなこんなで、夜行バスに乗り込み長い過ぎた1日も終わり。
いざミラノ!

181225@東京



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?