夏が終わるから、クローゼットを整理しよう
いつになく涼しいお盆が明けたら毎日大雨で、
気がつけば保育園ではプールじまいで、
いつのまにかうるさいぐらいのセミしぐれや焼け付くような日差しがなくなってきて、
夏が終わる、
と感じた土曜日の朝。
今日は何を着ようかとクローゼットを開ける。
衣替えをしたときはスキマがあったクローゼットは、
なんだかんだ服が増えて、ギッシリ詰まっている。
そういえば・・・
昨日仕事仲間から言われた場面が脳内再生される。
「なにかがほしかったら、先に手放すのよ」
いやぁ、べつに新しい服のことじゃなくって。
(もちろん服もほしいけど)
手に入れたい能力とか、新しい仕事の案件とか、素敵な人達との出会いとかのこと。
ぎゅーぎゅー掴んでたら、
新しいものはやって来ないらしい。
「スキマが必要なのよ。スキマがあったら勝手に入ってくるの」
目の前のずらりと密なハンガーを見ながら、
「ギューギューやなぁ。。。」ふぅと息が出た。
能力とか仕事の案件とかとクローゼットってまったく別の気もするけど、
きっとそんなことはない。
わたしの頭の中と、クローゼットはつながっている(気がする)。
きっといつか着るかも、高かったし、あんまり着てないし、
ってわたしの中の執着だ。
ひとりよがりだったり、すぐ人のせいにしたり、誰かにやってほしいなぁっていう人任せだったりが、わたしの中でこびりついた油汚れのように溜まっている(気がする)。
そんなふうに思ったら、今すぐキレイにしたくなった。
何年かに一回必ず選挙があるように、
毎年年末に大掃除をするように、
ある一定の期間でごそっと全体を見直すという作業は、また新しく何かを取り入れ前を向いて進むには、必要な儀式なのかもしれない。
ということは、
そろそろ夏が終わるから、クローゼットの整理が必要だ、ということかもしれない。
また新しい季節を迎え、前を向いて進んでいくために。