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フルマラソン完走後にまた走る、クラファンはこんなもの。


クラファンはマラソンに似ていると思う。


わたしは2019年にクラファンにチャレンジして、
目標金額の300%超えの3,118,000円で達成したことがあるのですが、
当時はどんな感じかと言われると
本当にあったことだけど、帰宅部なのにフルマラソンにエントリーしてしまった感じ。

わたしは2018年に記念応募して落ちたと思った京都マラソンに繰り上げ当選して、10キロくらいは3回ほど練習したものの、大会当日がデビュー戦の無謀なフルマラソンをしたことがあるんです。学生時代は帰宅部だったのに。


スタート時点ではワクワクとドキドキと高揚感を持っていたものの、御所のあたりで振り返ると後続がいない。そうか、彼らは関所を通れなかったのか、とリタイアが意外と近いことに焦ります。せめてゴールはしたいと自らを鼓舞するんですが、20キロ走っても「まだ半分やん、この倍以上走るん?!」と途方もない長さに、もう走ることに早々に飽きてしまいます。


でも、ゴールはしたいからと、このままバタッと倒れてしまいたいと思いながらとぼとぼ歩いたり、頭の中で「走る走る〜おれ〜た〜ち」と歌と足のリズムがまったく合わないからノレそうでノレなかったり、沿道の「がんばって〜」という応援がめちゃめちゃ沁みて、わたしも生まれ変わったら沿道で応援しようとか誓いながら、周りのランナーのがんばってる姿に背中を押されて足を引きずりながらもゴールの平安神宮までたどり着いたという経験があるのですが、


そうそう、クラファンってそんな感じでした。



自分の記録タイムの2、3時間短いタイムでサクッと
「今回は3時間ちょっとでした!次回は2時間台を狙うよ♪」
とアスリートな投稿をしてる人を尻目に


ゴールで渡されたスポドリを一気飲みして
ボロ雑巾のようなあちこち痛みのある身体をちょっぴり回復。
どうにかこうにか家にたどり着くことができ、
やっぱり日頃の練習が大事ですねと湿布を貼っていましたが


クラファンも、本文サイトの作り込み、
リターンの設計、発信などタスクがたくさんです。

慣れてる人がやるなら見通しが立ちます。
サクサクとタスク化をして進めていくのでしょうが、
なにせすべてが初めてのことでした。


暗中模索とはこのことです。

いろんなことを同時並行で進める、
通常業務を抱えながら、優先度高いものが「今やって」と降ってくる。
頭の中は渋滞が起きて混乱です。

やっとの思いでファンディングが始まると、毎日がカウントダウン。
分かりやすく数字が積み上がっていきます。
伸びるとうれしいし、伸び悩むとしんどいなぁと思う。

クラファンでは初動が大事だと言われますが、
実行者の心の安心のためにも必要なんですよね。

もちろん、ならではの感動もあります。
支援者とお話していて、深く共感してもらったり
あたたかな言葉や支援につながったりすると
ランナーズハイのように、ゾーンに入る瞬間もあったりします。

目標額の半分に到達して、
まだ半分なのかぁ本当に達成できるのかしらと思う日もあれば、
こんなに支援が重なってありがたいと泣けてくる日もあり、
ファンディングの期間中は、ゆらぐ心とも葛藤します。

ですが悩んでばかりもいられません。期間に限りがあるので、
ラストスパートに向けて、思い残すことがないように
最後まで走り抜くんです。

クラファンで自身のメッセージを伝えて、
共感の輪を広げることができたのか、
目標金額は達成できたのか、届かなかったのか。
これは失敗だったと思うのか、成功したと思うのか
すべては実行者次第です。

自分が実行者として経験したからこそ、
熱量高くクラファンの伴走ができるし、
無謀なチャレンジをしたフルマラソンと似ているなぁなんて思うわけです。


クラファンは、終わってからが始まり。


リターン対応、支援者対応、発信作業と歩みは止まりません。


むしろここからが本番という感じ。


当初これに気づいたときは、
フルマラソン完走後にまた走るんかい、とがっくりしたのを覚えています。


これもあらかじめ想定していたら
準備できることはたくさんあります。


こんなものだと知っていたら、
体力も残しておけるし、外注したり役割分担して自分がつぶれないように
対策を打てますよね。


じゃあどんな対策が打てるのかということだったり、
成功率は去年も今年も100%なのですが、
それって散々な後悔の連続が土台だったり、
あの日あの時あの場所がターニングポイントだったということを
ここでつづっていこうと思います。

ふらりと立ち寄っていただけたらうれしく思います。


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