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良いほうに変わるなら、変わるほうがいい

刺激で頭も心もいっぱいになりながらも、考えるべきことの多さに圧倒され、消化不良を起こしている。この感覚を味わうのは一体いつ以来だろう。

11月28日(木)-30(土)”都市と循環”という「循環」をキーワードに様々な分野のプロフェッショナルが集い、これからの状況をどうつくっていくかについて考えるカンファレンス&フェスティバルに参加してきました。


お香暮らしのプロジェクトはスポンサー企業

イベント参加の経緯

2年ほど前、このイベントの主催者のひとりである安居昭博さんの著書『サーキュラーエコノミー実践―オランダに探るビジネスモデル―』を読み、大きな気づきを得たことがきっかけで、今回このイベントへの参加を決めました。
(サーキュラーエコノミーについて気になる方はぜひ読んでみてください!詳しい実例が丁寧に説明されていて、サーキュラーエコノミーの本質的な考えを理解することができるとっても素敵な本です。亀岡市の図書館にもリクエストして本を購入いただくことができたので、亀岡市民の方は図書館でも借りることができます!)

学び、そして再確認したこと

イベントでは、建築と循環、死と循環、食と循環、農と循環、京都と循環、工芸と循環、災害と循環など、さまざまなテーマのトークセッションが行われました。
すべてを聴くことは叶いませんでしたが、それぞれのセッションから共通して感じたのは、
「人間も生態系の一部であること」
「今、私たちは時代の転換期にある」
ということを再確認したことです。

以下、セッションのトークより抜粋。
これまでの3Rと呼ばれるリデュース(Reduce・ごみを減らす)、リユース(Reuse・ごみにしないで繰り返し使う、不要なモノを譲り合う)、リサイクル(Recycle・ごみを資源として再利用する)はゴミが出る前提の考え方であり、医療でいう対処療法でしかないということ。
気候変動や資源が枯渇していく中で、サーキュラー(Circular・ごみを出さない循環)=予防療法を取り入れた営みを行い、何かが何かの「資源」として役割を持ち続けられる仕組みを構築する必要があるのです。

そして、いくつかのセッションを聴く中で、心に深く刺さる言葉に出会いました。

「あなたたちはより良き祖先になれるか?」
いつかこの先、自分も祖先になってゆく中で、未来の人を想い社会を作ることはできているのか?

THE GOOD ANCESTER

「良いほうに変わるなら、変わるほうがいい」

原田マハ

私たちがもう一度立ち止まり、向き合うべき本質が詰まった言葉でした。

「アップデート」「そのまま」「時にダウングレード」。

「アップデート」に囚われず、人間も生態系の一部であることを再認識し、「そのまま」、時に立ち返り「ダウングレード」させながら日々の営みを循環させていく必要があると感じました。

今回の学びと気づきを、ゆっくりと咀嚼しながら、日々の暮らしや仕事の中で、私にできることを少しずつ形にしていきたいと思います。
小さなアクションの積み重ねが、パズルのピースを埋めるように、未来がより良い方向へ進むのなら、自分の行動を少しずつ変え続けていこう。

「あなたたちはより良き祖先になれるか?」
この問いを胸に、自分なりの発想で社会の課題に向き合い続けようと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。
それではみなさま、よい1日をお過ごしください!

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@kawakamichabaten


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