「正しい怒り」
だいぶ前に「進撃の巨人」最終巻が発売されるので復習してた時のこと。
結局これは憎悪の連鎖の問題を取り扱った、なかなかに深い作品だなと。
2回目だから気づく場面が多数あり、何度読んでも読み飽きない工夫がされている。
さて
大坂なおみさんの“会見拒否宣言→罰金→うつ告白→関係者焦る→議論沸騰”の一連の過程の中で部外者の怒りを紹介するメディアがちらほら。
フランステニス連盟の会長さん?が記者の質問に答えず会見打ち切りで「おいおい、お前がぁ」的な怒りとか。
正しく怒らないと連鎖の元になるんだなと。物事は最初の発端で「なぜ相手はこんなことをしたのか?という理解が怒りを引き起こす」という大阪さんの発言もごもっとも。
これ日常のそこかしこに潜んでいる。
「なんでこんなことするかねぇ、あったまきた!」と怒り散らす前に相手の立場を理解し、対話するという過程を噛みしめたい。それを落としてしまうと暴走する怒りがはじまる。
選手のTwitterの前なのか、罰金決定の前なのかいずれにせよ「なぜこの仕打ちなのか?」は理解するために冷静に激しく怒る技術が必要なんだな。
割と近い間柄でも罵り合う場面を見るたびに、「こう言うってことは向こうも何か理由があるんじゃない?」と声をかけたくなってしまう。
大抵の場合は「いや理由とか関係なくそもそもこれはないでしょ!」と取り付く島もない事が多いけど。
ちなみに「記者会見の闇」への一石なので、大坂選手のSTEPの踏み方を非難するのはちょっと違うかなというスタンスですね僕は。
(多分これまでも色んな形で訴えてたんじゃないかなと推測している)
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