社会人大学院生のタイムマネジメント術。
フードコンサルタントの河合真由子です。
40代で一年発起し、この春に大学院に入学しました。
そして大学院生活も振り返ればすでに半年を過ぎましたね。
今日は、社会人大学院にとって一番悩める問題、学校と仕事の両立について私がやっていることと私なりの考え方についてお伝えします。
社会人大学院生は常に時間との戦いの日々
学校と仕事、どちらを優先すべきかなんて愚問だと思われるかもしれませんが、どちらかを選ぶことはどちらかを捨てることだと入学当初は最初は思っていました。
ただ、どちらを優先すべきかなんていうのは、そもそもその議論が間違っているなと思います。今は。
結局どちらも大事ですし、どちらも捨てられない要素です。
ただ、同時に2つを行うことは実質的に不可能なため、その時々の優先順位に従って決めていくしかないのだと今は思っています。
私の場合は、担当する先生の研究指導の時間やゼミの時間は唯一無二の時間として可能な限り尊重しています。
ただ、仕事の予定とうまく均衡がとれなくなったときはやむを得ず休まざるを得ない場面もあります。それでも、やる気がないわけではないですし、その分の補完は自分で行うようにしています。
また周りの理解と協力も必要です。日頃から周りの人に自分のスケジュールを展開しつつ、研究への熱意は言葉や行動でしっかり示していくことで自然と周りからの理解や協力も得られるのではないでしょうか。
必要なタイムマネジメント
ここで大切になってくるのが結局のところタイムマネジメントです。
基本的に社会人大学院生は常に時間との戦いです。ですから、毎年度、はたまた毎学期が始まるごとに①そのタームにおけるゴールを定めて周りと共有しておく。そこから、②具体的なロードマップを描きます。さらに③一ヶ月、一週間の具体的アクションプランを描く。
特に一週間の時間を、どのように学校(研究)と仕事に割り振るのかを予め定めておくのはかなり重要です。常に両方の要素からいろいろな課題が降りかかる状況でいつどれに着手するのか、今の時間はどっちにふるべきなのかを判断する指針になるからです。
ただし、急なアクシデントは時としておこるもの。
<柔軟性は常に必要である>こと、そして<一度選んだ選択においては後悔せずその時間、選んだ選択に全振りする>ことを頭にいれていれば、無駄な時間の使い方にはならないはずです。
両立させるために具体的にやっていること
上記にも少し書きましたが、私が両立させるためにやっていることをいくつかご紹介したいと思います。
学校・研究において
・半期ごとの目標とto doリストをつくる
できたら周りの人や担当の先生との共有しておくとあとが楽
(仕事の繁忙期なども事前に伝えておけばストレスなし。私はまだこれができていません)
・週間スケジュールをつくる
1週間のうち学校と仕事どのように時間配分をするか?
曖昧なまま学校に通い続けると中途半端に時間を消耗することになります。
写真のような手書きですが書いて、家に貼っています。
ここでポイントですが、必ずoffの日も作るようにしています。
休みがないのは、流石に苦行です。また年齢のことも考慮し、若いときのような無理は効かないこともわかってきていますので、体力的にも休むことを前向きに捉えています。ただ、その分、他の時間で働き、学び、研究をすることに全集中しています。
・時間密度をあげる
時間の密度を上げることを工夫しています。
これまでは割りと、その場で決めきれず、コラムなども書ききれず
途中まで書いて、決めるのは後日、仕上げるのはまた後日・・・といった
仕事の方法でしたが、大学院にはいってからは流石にその後日、というのが
いつ来るかわかりません。
短い時間の中で、やり切ることを意識し、仕事も勉強もやるようにしました。
すると、自然と時間密度が上がります。
授業の際も、だらだら何かをしながらといった授業の受け方が実は一番時間密度を下げるので、割り切って授業に集中。
終わったら全力でメール返信するなどの工夫をしています。
せっかく、働いたお金で大学院に入り、授業や研究できる時間を得ているのです。その時間を無駄に消費するのは、流石にもったいないです!
・予定が変更になっても凹まない。
どんなに綿密にスケジュールをたてていても、予定が変更になることはあります。
仕事が予定通りにおわらなかった、予想外のタイミングでヘビーなレポート課題がでる等、生きていればいろいろあります。
そのため、本来なら仕事の時間に使える時間を勉強のために使わざるを得ないこともありますし、逆も然りです。
ただ、その度にスケジュール通りにいかないことについて凹んでいてももう、仕方ない。割り切ってそれを決めた時間内で終わらせて、次にいく。
それしかないなと思います。
100%学生ではないから得られるメリットもある。
これは、社会人大学院性なら思うことだとおもいますがすべての時間を学校や研究に費やすことができたらどんなに幸せだろうと思います。
時間は、それほどかけがえがないもの。また研究というのは途切れ途切れでやるよりも、集中してじっくり取り組んだほうが無論効率はいいです。
しかしながら、社会人であるからこその発想や、できることも研究においては確かにあります。
例えば学校の授業でも経営、マーケティングに関わる授業は、ほぼほぼ私が実践でやってきたことですから現役の学生よりも遥かに見識があり、経験値から語れる内容も豊富にあり、授業内でも積極的にディスカッションに参加することができます。レポート課題も、これまで「書く」ことを業務の一環として取り組んできたため、文章をある程度の型をもって、短時間で考えをまとめて文章としてまとめる力もあります。そういう意味ではアドバンテージもあれば、社会人ならではの発想力でできる研究もあるなと思います。
また学校と家の往復になりがちな学生よりは、仕事という別の世界もある社会人大学院生は、上手にストレス等を発散することもできます。
そういう意味で、社会人大学院性だからこそ得られるメリットがあるのではないかと考えます。
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