アセドロン 夏の衣装
この暑さは何なんだっていうくらい連続する酷暑日。
十分ほど町を歩くだけで生命がごりごり削られているのがわかるほど。
ほとんどTシャツ一枚でいるのだけど、周りを見るとシャツに上着を重ね着している人もいて驚くことがある。
この暑さでどうして二枚以上服を着られるのかと。
こっちは一枚でもつらいというのに。
重ね着でお洒落をしたいという気持ちはなくもない。
が、あまりに暑さが過ぎる。
シャツに仕掛けがあるのかと、ネットで冷感ものを検索。
上位に来るのはエアリズム。
他に探すと、グンゼでアセドロンというのがあった。
汗がすぐにドロン=消えるから、アセドロン。
意見は分かれるかもしれない。
でも、この言語感覚、ネーミングセンス、自分は好き。
着心地も良いらしいけれど、口コミに気になる一文があった。
女性が書いたものらしい。
「アセドロンという名前は何とかして欲しい。男性ならまだしも、女性だとちょっと買うのをためらってしまう」
とか。
文章は変えたけれど、文意は大体上記の通り。
やはり名称を気にする人はいるんだな、と。
でも、男性ならまだしもって、一体男を何だと思っているのか。
人間だもの、男女ともども汗をかくでしょうに。
女性は「汗」という表現が禁忌なのだろうか。
それとも「ドロン」の方か?
ドロンが昭和っぽいからか?
というか、令和っ子にドロンって通じるのだろうか。
ともあれ、なんだか割り切れない気持ちになった口コミだった。
けど、グンゼのアセドロンは買おうと思う。
これを着れば、夢の重ね着が可能になるだろうか。