整形をしたのに彼氏ができなかった話(前編)

初めまして、夏です。現在20歳で大学2年生をしています。

早速ですが、皆さんは恋人がいたことがありますか?私はいたことがありません!!
一般的な20歳なら一度や二度くらい彼氏彼女がいたことがある人の方が大半なのだと思いますが、私はできたことがないのです...

今回はそんな私が「彼氏いない歴=年齢」になってしまった経緯を自省しながら書いていこうと思います。

私の初恋は小学生の頃でした。周りの子と同じように走るのが速くてドッジボールとサッカーが上手な好きな人ができて、友達と教室の後ろで恋バナしたり、「ちゃお」や「りぼん」で連載している少女漫画を見てキャーキャー言っているような普通の女の子でした。好きな人はいるけど、友達に好きな人の話をして盛り上がっているだけで楽しくて。だから、付き合うとかそういうことは全く考えていませんでした。でも、中学生になったら少女漫画みたいに自然と目の前に素敵な人が現れて彼氏ができるのだと信じて疑っていませんでした。

中学は地元の公立中学校に入学しました。3つの小学校に通う生徒が集まるのでとてつもない人数が通うマンモス中学校でした。
面倒見が良く優しい両親のおかげで小6の3月から入塾テストがある塾に通わせてもらっていました。でも、その頃の私は勉強よりも興味があることがたくさんあって勉強なんかほったらかし。毎日部活仲間と一緒に帰って、別れ道で1時間程度中身のない話をしてから家に着くこと、友達とプリクラを撮ること、毎月ファッション雑誌の「ニコラ」を買うこと、「TWICE」のミュージックビデオをみることが楽しみでした。
そんなこんなで忙しい毎日を送っていたある日、塾の席替えで偶然隣の席になったRくんに恋をします!Rくんが言う冗談が面白くて、しかも顔をよく見てみるとBTSのジョングクにちょっと似てるかも!そんな感じでどんどんRくんへの好き度が日々増していきます。何回か勇気を出してLINEでメッセージを送ってみたり、通話をしたのですが、Rくんから私へ気持ちは向かず、Rくんは超絶反抗期を迎えてしまい塾を辞めて、それから関わることがなくなってしまいました。

失恋した私は、その後ジャニーズにのめり込みました。(急すぎる)
そうです。その頃、キンプリがデビューをしたのです。ジャニーズより学校にいる同い年の身近な男子の方が興味があった私。そんな私でしたが、母の知り合いに誘われて、キンプリのコンサートに行ってから見事にジャニーズを漁りまくるようになり、ついに那須雄登くんという3歳年上のジャニーズJr.に超絶のめり込んでしまいました。それからは那須雄登くんだけ!しかも、実は那須雄登くんは慶應義塾中等部→慶應義塾高等学校に通っている高学歴イケメンでした。今まで地元の男子しか見ていなかった私は、この世には「王子様」みたいな人が存在するんだ!「王子様」は東京に沢山いるんだ!と冗談抜きで本気で思いました。(慶應義塾高等学校は横浜にありますが、その頃の私は横浜も東京も同じだと思っていました)
それから那須雄登くんみたいに勉強を頑張ろうと思って、大嫌いだった勉強を頑張って順位を約100位、内申を7上げました!定期テスト上位10位以内とかそういう偉業は達成できなかったのですが、当時の私にとって順位と内申をこれだけ上げたことはとても誇りでした。

そんなこんなで中3になり、中3の給食中に(中学時代、給食のときが一番恋バナとかで盛り上がるよね)私を好きだと言ってくれたとてつもなく優しい人が現れます。Kくんはいつも定期テストで必ず上位3位以内に入る数学が得意な秀才。そんな人が私のことを好きになってくれるなんて思ってもなかったから嬉しくて、当たり前に私もKくんのことが好きになってしまいます。でも、Kくんはスマホを持っていないし、受験勉強で忙しいし。私もなかなかKくんに話しかける勇気がなくて。なんか意識するとお互い話しづらくなって。だから、中学時代ほぼ話すことなく終えました。今思えばこのときにKくんと付き合っておけばよかったなーって少し後悔しています。でも、こういう甘酸っぱい思い出も悪くはないかも!

Kくんと同じ高校に行きたいな〜と薄々思っていたのですが、当たり前にKくんの目指す高校は私が到底届くはずのない学力なので、私は私立の女子校に入学します。そうです!Kくんと並行してまだ那須雄登くんが好きだった私は那須雄登くんが男子校に通っているという事実だけで女子校に入学したのです。その頃の私は高校は絶対女子校に行き、恋愛しないで(別にアイドルでもないのに)、修行僧のような生活を送り慶應を目指そうと思っていました。しかも大学に入学したとき「私、女子校出身だから男子と話すの慣れてなくて〜♡」とサークルなどで清純派アピールをしてモテる妄想をしていました。(今思えばめちゃくちゃバカ)

なので、迷いもなく公立受験はポイっとして私立推薦で女子校に合格!修行僧のような毎日が始まるかと思いきや、なんとその女子校は附属女子大にどうしても行かせたい頭カチカチ&教師の人間レベル激低のクソ学校だったのです。(女子校に行きたいってだけで学校のことをほぼ調べなかった私が悪い)
思い出したくもないので割愛しますが、結局色々なことがあり...。結論、勿論慶應には行けずめちゃくちゃレベルダウンした地元の偏差値真ん中くらいの大学に入学しました。

でもそんな暗黒時代でも、恋愛体質な私は中学時代に誓った「恋愛をしない」という掟を簡単に破り、またもや同じ塾に通っていた人に恋をします。(結論、話したことないので恋と言っていいのか分からない)
※ちなみにこの頃は那須雄登くんへの気持ちはほぼなくなっていました。
同じ塾に通っていた某超難関男子校に通う一歳年下のSくん。勝手にその某超難関男子校に通っている男子は眼鏡をかけた超真面目そうな人ばっかりだと思っていたのですが、Sくんはとてつもなく美青年だったのです!初めてSくんを見たとき冗談抜きで「こんなイケメン見たことない」と思いました。個人的にジャニーズや俳優以上の見た目をしていました。超絶イケメン。しかも、某超難関男子校に通っている!この人は「王子様」でしかない!そう本気で思った私は一言も話したことのないSくんに認めてもらえるくらいの女になろうと自習室に通い詰めました。

しかし、とある日、Sくんに学校を馬鹿にされてしまいます。当たり前です。Sくんは某超難関男子校に通っているので、私の通っていた学校は月とすっぽんのすっぽんに見えていたのだと思います。しかも今思えばSくんはそのときまだ高1だったし、考え方が子供だったのかもしれません。わかってtvに異常に洗脳されていたのかもしれません。または、普通に性格がクソ悪かったのかもしれません。

でも、当時純粋にSくんが好きだった私はかなり傷ついたので、馬鹿にされた後、トイレで大泣きして、わがままを言ってすぐ塾を辞めてしまいました。(この頃の私に「そんな人を馬鹿にする人なんて好きになる意味なんてないよ」って言ってあげたい)

この出来事と、学校が合わなすぎることがあって高2の冬くらいからかなりメンタルブレイクしました。しかも、病みすぎて超絶ヤバい考え方を持ってしまうのです。それは、

・高学歴にならないといけない
・顔が超可愛くならないといけない
→以上のことを達成するまで恋愛をすることと友達をつくるのは諦める

ヤバすぎますよね。しかも、それを自分だけではなく他人にも望んでいたのでもっとヤバいです。

でも、この頃の私は本気でそう思っていたし、なんなら「別に賢くもないし、顔が可愛くもないくせになんで彼氏いて幸せそうなの」って全く関係ない人にも思ってしまっていました。本当に最低です。今はものすごく反省しています。

(後編に続く)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?