好きな歌詞と思い出

音楽って偉大。
好きな歌がたくさんあります。
音楽における言葉はメロディーが乗ってこそ輝くのだと思うのですけど、日常で何度も思い出すくらい好きな歌詞が多くあります。
思い出と一緒に書き記しておきたいなと思いました。
アーティスト名・曲名・歌詞にもし間違いがあったらごめんなさい。


想いきり/indigo la End
「等価交換なんて火遊びの延長でしょ 許す愛し方知らないんでしょ」
夫と付き合ったばかりのとき、私がindigo la Endが好きって話をして色んな曲を一緒に聴いてもらってた。好きな人の「言葉に対する感性」にすごく興味があるので、この歌詞を夫が好きだって言ったことが印象的だった。夫(当時は彼氏)が私に向けてくれる愛情って、いつも大きくて広くて海みたいで、付き合っているけど確かに等価交換ではないのかもと思ったりした。


新世界/BUMP OF CHICKEN
「君と会った時 僕の今日までが意味を貰ったよ」

他の記事でも書いたけれど、私は夫が初めての彼氏で、知り合えたことがいつになってもずっと嬉しい。この曲を聴くと、自分の人生の苦い過去も、夫に出会うために必要なものだったって受け入れられる。


GIRL′S GIRL/大森靖子
「わたしのかわいいとこどものかわいい それぞれ尊くて何が悪い」

子どもが生まれる前、結婚する前からずっと大好きな歌詞。額に入れて飾りたいくらい。子どもって本当に宝物だから、子育てをしているとどうしても自分を犠牲にする場面が出てきてしまうのだけど、「自分のことをかわいいと思える自分」は頑張って守っていきたいなと思う。自分が好きな自分を子どもにも好きになってほしい! 「誰かに選ばれたいわけじゃない 私が私を選びたい」「世界を愛してしまいたいから 自分に愛着持ちたいな」
巷に増えてる自己肯定ソングの先駆けだと思ってる(超個人的感想)。


リメンバー/AJISAI
「そして大人なった僕は君に全てを求めてしまうの 母の温もり 父の優しさ 君は君でしかないのに」

一時期聴くたびに泣いてしまってた。不幸な生い立ちだったとは全く思ってないけど、「誰かに救われたい」「普通と呼ばれる家庭がうらやましい」と思っていた幼少期の自分は、確かに今も生き続けているのだと思う。十代の私は、この曲の「君」みたいに安心できる存在に出会いたいな〜と夢見ていた(夫と出会えてよかったですね…)。


レイトショー/Super Flying Boy
「君を困らせるいくつかの出来事も昨日以前の偶然なんだよ 本当は分かってると思うけど」

すごく優しい歌。優しい歌詞。カラオケで歌った時、大好きな友達が「素敵な歌詞だね」って言ってくれたのもとても良い思い出。


綺麗/吉澤嘉代子
「あの夜の私を思い出して一生綺麗だって思ってくれるのなら いいな いいな」

昔好きだった人(付き合ってない。果てしなく私の片思い)と二時間ほど夜の公園で話したことが一度だけある。そのときのことをいつも思い出す。相手にとっては何でもない時間だったと思うし、付き合わせてしまったなという罪悪感も少しあるのだけど、一瞬だけでも綺麗と思ってもらうために頑張った自分のこと、あまり卑下したくない気持ちがある。
一つだけ後悔。「私のこと一度でもかわいいって思ったことある?」って最後に聞けば良かった。


美少女/吉澤嘉代子
「恋がしたい これまでの過去を許せるような」

人と付き合ったことがない期間が長くなればなるほど、この気持ちだった。メロディーも大好き。吉澤嘉代子さん、女の子の気持ちの切り取り方がすごく上手な方だなっていつも思ってる。


ストッキング/吉澤嘉代子
「もうわかっているよ わたしは特別じゃない 少女のころ窓辺に腰掛け唱えた信じる魔法を思い出せたら」

退勤の電車の中で一曲リピートして聴いていた。今だって少女のときの気持ちを忘れていないつもりでいるけど、あの頃のキラキラした瞳や世界を信じる気持ちは、きっと薄れてきてしまってるんだろうな。ストッキングって曲名も好き。社会人の象徴な気がして。


君に届くな kitixxxgaia ver./大森靖子
「好きだけど届くな それが幸せ」「(誰かが私の中の私じゃなさにお金を払った気持ち悪い)」

コンカフェで働いていたとき、彼氏ができてバイト行きたくないよ〜の気持ちのときに聴いていた。メイドのお仕事楽しかったけど、特別心を傾けたい人がいるときに自分の愛想を売りにするのって、結構精神がすり減ってしまう。お店では、好きな人に見せたくない部分を披露して、好きな人だけに見せたい部分は心にしまっておく。ということを考えたりしていた。


誓い/宇多田ヒカル
「運命なんて知らないけど この際存在を認めざるを得ない 本当にこんな私でもいいの ねぇいいの あんまり期待させないでほしいよ」

プロポーズされた後に聴いてた。夫好きすぎる人生。うれしいと思いすぎると後が怖い(何かしらの不幸が襲ってきたときに受け止めきれない)ので、喜びをできるだけセーブしてた。あと蘭たんのキングダムハーツの実況にハマっていた。


話半分/ポルカドットスティングレイ
「これは愛だと思うので あなたと話すのは少し怖い」「あなたはいつ消えてしまうかわからない顔で時々隣にいてくれる」

ポルカドットスティングレイさんが夫との思い出でもある。まだ付き合ってないとき、水族館でポルカドットスティングレイが展示されてて「この名前のバンド好きなんだ〜」「え!いいよね」となって嬉しかった。初めて彼氏ができて、好きになりすぎることにひたすら怯えていた。いつ別れが来ても対処できるように、常に別れを告げられるイメトレをしてた。うれしいことや楽しかった思い出は日記に書く主義なのに、別れた後読み返して落ち込むことを想像してしまい、しばらく日記にも彼氏の話を書かなかった。


まちがいさがし/菅田将暉(米津玄師)
「まちがいさがしの正解の方じゃきっと出会えなかったと思う」

好き。人生肯定できるソングです。もう100回以上聴いてるはずなのに、いまだに新鮮な気持ちで歌詞に感動できる。


あなた/宇多田ヒカル
「多くは望まない 神様お願い 代わり映えしない明日をください」

聴くたびに泣いてしまってて、カラオケでも泣いちゃって歌えなくて、ようやく最近平常心顔で外でも聴けるようになった。昔はラブソングだと思って好きな曲だったんだけど、産後なんとなく聴いていたら「子どもに向けた歌では…!?」と気付いて、調べたら本当にそうでもっと好きになった曲。子どものこと大好きで大切すぎて苦しくなる。ずっと一緒にいて守りたい。怖いことが起こらないでほしい。何でもない日々がどうかずっと続いてほしい。「あなた以外に帰る場所は 天上天下どこにもない」すき……


かみさま/さユり
「生まれてきた全て正しいのだと笑ってくれた あなただけを善としよう」

さユりさんすきです。音楽聴くたび夫に思いを馳せすぎてるけど、これもそう。夫のこと神格化してしまってる部分がある。でも全肯定してくれるのってうれしい。大事。結婚してもなお、少し不健全な恋愛感情を夫に対して向けてる。


きみも悪い人でよかった/ピノキオピー
「君もぼくと同じくらい悪い人でよかった」

ピノキオピーさんの曲、優しくて寄り添ってくれる感じがあって好き。一際その印象が強い曲です。歌って聴く人の数だけ解釈があると思うから、自分の思う歌のかたちを書くことは野暮かなとも感じるんだけど、「いい人になれない自分」を肯定してもらえる気持ちになる。


LADY/米津玄師
「ハニー 見つめ合っていたくて 君と二人行ったり来たりしたいだけ」

自分の結婚生活にぴったりな歌詞だなと思う。「行ったり来たり」って表現が絶妙で心に刺さる。それ以外の言葉を探せないけど、夫とこれからの人生、行ったり来たりしたい。

ライラック/Mrs. GREEN APPLE
「一回だけのチャンスを見送ってしまう事がないように いつでも踵を浮かしていたい だけども難しいように」

自分のことをジャニーズJr.だと思う時期が定期的にあって(?)、その時によく聴きます。最近好きなグループから退所した方がいて、苦しい気持ちになりながら聴いてた。退所したご本人とか、残ったメンバーの気持ちとか、私が考えてもわかるはずないし彼らの努力や苦悩の十分の一も理解できてないと思うけど、考えを巡らせずにはいられない。能天気にデビュー楽しみだな〜と考えていたけど、その近そうで遠いデビューを目標にずっと全力で走り続けなくちゃいけないってどんなに辛いんだろう…とか。
「あの頃の青を覚えていようぜ」ここ好き。5人で過ごした時間が、彼らにとって青春だったらうれしい。彼らの活動に心踊らせた時間を、私もいつか思い出として懐かしみたい。今はまだ寂しくてウジウジしてしまうので。

君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん/コレサワ
「毎朝目が覚めたら好きな人がいる人生をくれた人よ」「このラブストーリー今だいたい何巻目? 終わらないで」

きっとこの記事、夫のこと書きすぎかもしれない。でも今のところこれを二人の人生のテーマソングにしたいぐらい好き。少女漫画が好きだから「今だいたい何巻目?」って歌詞もすごくときめく。今が10巻目くらいだとして、せめてあと20巻は読みたい。これから紆余曲折あるんだろうけど、どうにかこうにかハッピーエンドにしたい。朝起きて夫に会えるのうれしい。心に棘が刺さるようなことがあっても、家に帰ったら夫がいるって思うと痛みが和らぐ。
高校生ぐらいの私は斜に構えていたので、こういった王道ラブソングを好きになることなんてないと思ってた。「普通の人が好きになる曲だ」とか思ってた(痛い)。でも普通なんてわからないけど、今がそうだって言うのなら全然普通の恋でいい。普通の家族でいい。夫と出会ってから過ごした今までが、身に余るぐらい大好きで大切だから。



好き勝手書いてしまったけど、楽しかった。読み返すのも楽しみ。年齢を重ねるごとに新しい歌に出会うのが難しくなるけど(流行を追うための労力がかさんで来てしまうけど)、これからの音楽との出会いも楽しみたいな〜。


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