自然が作る世界は輝いているように見えた。
自然が作る世界は輝いているように見えた。
「太陽が照らす草木がいつもより綺麗に見えたんだ。」自然が作り出す世界観に私も入りたいと思った。
自分の目から見える自然の世界は美しすぎる。だけど、自分の姿はそこにうつれない。「鏡があったらいいな」、「魔法で映し出せたらいいな」なんて考えた。でも、心がそうじゃないと首を振る。
「あ、ずっと見ていたい世界は、自然が作り出した今見えている空間だけなのかな」と。「その空間だけ切りとって、いつでも眺められるように。」
「ハーバリウムみたいな空間に詰め込んでみたい」と一瞬思った。
そんなことを考えながら、足を動かし、学校へ向かった。
学校に着いた頃には、「その場所にはだれもうつってないんだって。」「気がついた、」「自分の目から見る。自然が作ったその景色が素敵に見えた。」ということに。