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夢の中と現実の区別がつかない

思い出の中を浸るような夢もあれば、現実への声掛けだったり、 今寝ているという感覚があったり、よく分からない映像が流れてくることもある。

寝ているはずなのに、働いている耳。
物音や話し声を強調してくる。
仮面越しに、「ぱちっ」と目を覚ませば、嫌な音声が聞こえてくる。ついでに、時計の微かな音も聞こえてきた。もう一度、眠りに入るまでに、少し時間がかかりそうだと思いながら、ゆっくり目を閉じてみることにした。

寝ている演技が疑われないよう、静かに呼吸をするよう意識すればするほど、空気が重く感じた。すこし、顔にかぶせていたアイマスクではなく、タオルをどかし、時間を確認した。一度、寝る前は午後10時だったから、それ以上は経っていると考え、画面を見た。眩しすぎるスマホを開けば、11時後半と数字が見えた。

今日の出来事の1番笑っていた時間を思い出して無理やりシャットダウンした。

だんだんと夢を見ていることを感じさせるように、暇な時によく考えてしまう、どこから見たら自分がどのように写っているかの確認をしてしまっていた。方向がかわるごとに、他の物体の見え方も変わって、クリアになるとまた新たな問題のように360度駆け回る。
夢の中でも落ち着いて寝ることができない。

次に目覚めた時に、涙を流しているのは、不安や恐怖からなのか、
4つぐからいの映像をバラバラにしたり、組み合わせてみたりして、夢を振り返る。気になりだした頃には、その夢の意味を調べて、「そうなんだ」といいことだけ信じているような気がする。

存在感が薄いからなのか、いつかなにかを助けるために動けるんじゃないかと、陰ながら思い、正夢らしきものは徹底的に考える。自分が活躍する自分目線の映像の場合がほとんどだけど、知らない他人目線の映像も流れることがあった。解釈が困ったり、自分が関わっていたりすると余計に困る。いくつかの夢がかさなっていたんだと感じた。

目を覚ましたくないこの世界には、永遠に自分の存在が要らないんじゃないかと審議する。
見慣れない景色に驚く夢の中と現実の彩りから、現状を確認した。

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