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個人が活きていくための「弱者の戦略」の必要性

かわいい森づくり中の人です。

 voicyで行われているジブン株式会社ビジネススクール(木下斉さん)のカリュキュラムに沿って、自分の考え方の整理をしていきます。

個人で事業や活動していく上で、予算、時間、マンパワー、あらゆる制約があり、企業や組織と同じ土俵で勝負するのは非常に困難なことがあります。

放送では強者の戦略と弱者の戦略があることについて、次のフレームワークで語られていました。

ランチェスター戦略

~同じ武器を同じ運用で使うなら「兵力数」がものをいう~

この原則から考えると、個人は数では勝負が難しいため、「局地戦」「接近戦」「一騎打ち」をしていくことが有効な戦略となります。

すなわち弱者の戦略は、弱者でも勝てる要素で勝負する、すなわち

1「局地戦」 狭い地域、エリアに絞って取り組む

2「接近戦」関係者のところへ直接行き、話を聞き情報を得る

3「一騎打ち」いざというときは一騎打ち。相手の組織と戦うのではなく、個人対個人で戦う

これは大きな組織では難しかったり、費用対効果的に行われないようなことに力を入れるということではないかと考えます。

 では今までの自分の経験の中で、弱者の戦略をとって上手くいったことはあったのか、振り返ってみました。。。。
そんなにぱっと思い浮かばない(汗)みんな達すごいなと思いながらもない頭をひねり散らかしてみると、「自分のやってみたい」を達成していることくらいはいくつかあるなと(それが成功かどうかは置いといて)思いなおしました。

【地方移住】
2年半前に家族で地方移住を行いました。それ自体はなんて事のないことかもしれませんが、移住先を決めるにあたっては、中山間地のボランティアへ何度か参加し、観光+αの密度で何度か現地に赴いていました。これは「局地戦」や「接近戦」に近い手法だったかと思います。ボランティアに何度も参加する中で、ボランティア運営団体の方とも親しくなり、ボランティア以外にも地域の人が行っているイベントを教えてもらったり、地元のお店や移住者コミュニティに行き、様々な情報を手に入れることができたと思います。

【古民家リノベーション】
地方移住とともに古民家に住んで、あわよくばいい感じにリノベーションしたいということも実現できました。移住前も手に余るほど稼いでいたわけではないので、リノベーションに当たっては少しでもコストを抑えたいな、沢山下調べ、書籍などを読み漁りました。結果的には自分のできる範囲では結構お金は掛かってしまいましたが、、、、薪ストーブや囲炉裏、木素材を使用したバスルーム等、許容できる結果にはなりました。ちなみに古民家のことについては、古民家ポータルサイトを運営されているクロニカさまに大変お世話になりました。(ブログはユーモアもありいつも笑わせていただき来ました。)


日本の景観からアプローチされるこの記事などは非常に、非常に共感いたしました。是非皆さんにもご一読してほしいです。

古民家リノベーションももちろん様々な方法があるとは思いますが、地方移住の際に実践していた、現地へ赴くことの積み重ねが
古民家を直せる工務店さんやリノベーションに向いた素敵な物件との出会いなどに繋がったと考えられます。

 こう考えてみると、(木下さんの放送では耳にタコができるほど言われていることですが)「自分がしたいこと」を実現しようとすることが極めて大切だと改めて思わされました。大したことではないかもしれませんが、自信をもって取り組んでいくことで実現に一歩ずつ近づいている?のかなと。でも意外と自分では気づきにくいし、気づいたとしても踏み出せないなんてことは多いよなと思いました。こういった個人の体験談というのは発信すれば多かれ少なかれ何かの役に立つかもしれないですね。
今は小さな一歩でも踏み出す人たちを私は応援したいですし、自分自身も鼓舞していきたいと思います。ゴミでも積み上げたら何かになるし、積み上げてみなければ分からない、そしてそもそもそれがゴミなのか誰に分かるのだろうか?・・・

 また、一騎打ち的な戦略を必要とした場面はあまりないような気もします。(あるのかもしれませんが・・・)
木下さんの放送でも、「いざというときは、」といったような言いぶりもありましたので、自分のやりたいことを実現するために自分が勝てる手法をしっかりと考えて、カードを切れるように鍛えていきたいです。

 ランチェスター戦略の前提というのは、数の論理、つまり「資本主義の論理」と言い換えることができると思います。これは昨今のインターネット、SNSで隆盛するビュー数やリーチ数を重視する考え方であると言えます。そして株式会社ゲンロン創業者で思想家の東浩紀さんは、著書の『ゲンロン戦記』(2020)の中で、今や反体制、反資本主義の勢力も数、動員の論理によって動いていることを指摘し、世の中の多くは資本主義の論理(スケール)を中心に動いているといいます。

とっても素敵な本です

「数」は強者の理論です。小さくても、確実に誰かの関心を引き、価値を感じて対価が支払われる。そんな社会構想は木下さんのおっしゃることにも深く通じていると感じました。社会と文化が発展する未来を思い描いて、頑張っていきましょう。

#ジブン株式会社マガジン #木下斉 #クロニカ #ゲンロン #東浩紀

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