規律 大人から言われた事
昔、子供だった頃、家にはおじいちゃん、おばあちゃんが居て、
色々な事を教えてもらったものだった。
「情けは人の為ならず」だの「立つ鳥跡を濁さず」だの、
或いは戦争中の話とか、昔はこうだった、とか。
子供なので、ありがたい話を聞いても
その言葉通りの意味だけしか理解はできなかった。
「情けは人の為ならず」なんて事を聞いても、実感として解る訳ではなかった。
けれど、昔聞いたそういう話を、年齢を重ね、経験を重ねて見ると
身に沁みたりするものだ。
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