忙しさが糧になる 自分の事は自分でやる
実は自分はご幼少の頃は代々続くお金持ちの家の御曹司として、
大変なお坊ちゃま育ちだった。
けれど、中学生になる頃に家は破産して、6畳一間のボロアパートで
一人暮らしの自炊生活をする様になってしまった。
それ以来ずっと自分は自炊するのが当たり前で、ずっと続いている。
高校生の時には既に働いて自分で家賃も学費も払う様になっていた。
中高生の頃に1人で飲み屋さんに食事に行ったり、好きなものを買ったりしていて、
高校生の時にはクルマ(ボロい中古)も持っていた。
けれど、根がお坊ちゃま育ちなもので、
一人暮らしをしていてもグレたりする事も無く、
まじめな性格でまじめな暮らしを続けていられたのだった。
食事は全部自分で作り、掃除や洗濯もきちんとやる、とても良い主婦だ。
それと同時に仕事をしてお金を稼いでくるお父さんの役もやり、
さらに、金は有るだけ使ってしまう悪ガキの役も同時にやっていた。
自分1人で3役くらいをこなして生活して来たので、それが当たり前になっている。
お坊ちゃま育ちで金銭感覚がかなり酷いもので、稼いだ金はみんな使ってしまい、
ずっと貧乏な暮らしをしていた。
なので、なんでも自分でやるクセがついていて、何かが壊れても自分で修理をしたり、
髪の毛もずっと自分で切っていた。今でも髪の毛は自分で切っている。
これが慣れるとさっと切れる様になって、床屋さんに行って何十分もかかるよりも、
自分でさっと10分ほどでカット出来てしまうのでもうやめられない。
電動バリカンと櫛とハサミを使って器用に自分でカット出来ている。
お父さんとして仕事に行き、帰宅するとすぐに主婦の役をやる事になるので、
仕事から帰ってきたら炊事や掃除などの用事を済ますまでは座らない、
というクセがついている。
帰宅して、あー疲れたー、と座ってしまうともう働く気が起きなくなってしまうものだ。
なので、帰宅してすぐ座らないクセがついている。
高校生の頃は学校はしょっちゅう休んで、
単位を貰う為に毎年春休みは1人で学校に行ったりした。
高校生の分際で、彼女と殆ど同棲みたいな生活をしたりもした。
結構な悪ガキだったけれど、犯罪の様な事はしない真面目な青年でもあった。
さてこの様に何でも自分でやるクセがついていると、
生物としての生命力が高くなると思う。
やる事がいっぱい有るというのは、人間にとってとても必要な事なのだろう。
やる事がいっぱい有ると、精神状態も安定し、身体の調子も良くなるものだ。
よく、長年連れ添った夫婦で、奥さんが先に無くなってしまうと、
男性は後を追う様にすぐに亡くなってしまう、という事が有る。
食事も洗濯も風呂もみんな奥さんにやってもらっていて、
奥さんが居なくなると色々な事が面倒になってしまう。
これは精神状態の変化によって体調も悪くなってしまう例なのだろう。
なので、やる事がいっぱい有って忙しいというのは、実に健康の為に良い事なのだ。
そして、老いる速度を遅くする効果も非常に高いと思う。
いつまでも健康で、若々しくいる為には、やる事がたくさん有る、
という事が非常に重要なのではないだろうか。
良く、若いもんが「あーーーー、ヒマだーーーー」とかほざいているが、
人間そんなにヒマな訳は無いのだ。
探せばやる事は山の様に有る。
やる事がたくさん有ればそれだけ、頭の中がきちんと整理されるし、
精神状態も良くなるし、それによって体調も良くなるのだ。
まだ若い人間なら勉強したり経験を積んだり、やる事は山ほど有る。
そして、仕事が忙しい、というのは、
若い人間にとって本当にかけがえのない成長する為の経験だと思う。
仕事が忙しいからイヤだとか転職したいだとかではなく、
本当に有りがたい経験だと思うべきだ。
また、高齢者となった人で蓄えも有り年金も貰えて働く必要が無い人でも、
アルバイトでも良いので仕事はしているべきだ。
若い人間と一緒に働く場合、トロ臭くて迷惑がられない様にテキパキと一生懸命働く、
というのは生物としてとても必要な事だと思う。
悠々自適で働く必要が無い人でも、自分のやりたい趣味や遊びをするだけでなく、
一定程度プレッシャーや制約を受けながら働く、というのは非常に必要な事だと思う。
良く、「老害」などと言われる。
店員に居丈高な態度を取ったり、
他人が何でも自分の言う事を聞いてくれるのが当たり前だと思ってしまっていたり、
他人は忙しいのだから自分の事はなるべく自分でやらなければいけない、
という意識が低くなってしまっている。
今、世の中には非常にたくさんの高齢者が居る。
そういう人達を見ていて、どうしても悲しい気持ちになってしまう。
というのは、年齢の割には衰えが酷い人が多いからだ。
コンビニで何かモノを買うというだけで、恐ろしく時間がかかる。
歩くのも遅いし、動作も鈍い。
こういう衰えは病気を得てしまったのであれば仕方が無い事だが、
若い時からずっと身体を動かして、色々と忙しく生きていれば
ここまで衰えないだろうに、とつくづく思うのだ。
脚をたくさん使っている人は健康寿命が長いと思う。
自分の身体を使って、自分の事は自分でやり、
忙しく生きているべきだとつくづく思う。
人間、やるべき事は山の様に有る。
そして、忙しければ忙しいほど時間を作れて有益に過ごす事が出来たり、
忙しいほど精神状態が安定したり、考えがまとまったりするものだ。
忙しければ忙しいほど、有益な時間を作る事が出来るのだし、
忙しいほど身体も元気でいられるのだ。
人間はあんまりのんびりしてはいけないのだと思う。
みなさん死ぬまでしっかり働きましょう。
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