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ゴジラ愛 日本の誇り
自分はゴジラと共に育った年代だ。
ゴジラだけではなく、円谷プロの特撮、ウルトラQ ウルトラマン、などを夢中になって見ていたのは小学生の頃だった。
なので、怪獣映画に対する愛着はとても大きい方なのだろうと思う。
子供の頃夏休みや冬休みに見に行く映画は怪獣ものが多かった記憶も有る。
ゴジラの最大の敵であったキングギドラには畏怖の念を覚えたものだった。
日本神話に出て来るヤマタノオロチという怪物をモチーフにしているという
キングギドラは、なんだかかっこよく、神秘的であり、
神々しい威圧感を備えていたものだった。
ゴジラが映画になったのは1954年が最初だった。
自分が生まれる2年前の事だ。
この映画で特筆すべき事は、全くの個人的な意見なのだけれど、
音楽とゴジラの顔なのではないかと思っている。
ゴジラの音楽は伊福部昭(いふくべあきら)さんの作曲だ。
その後何年にも渡って使われ続けたモチーフで、まさに名曲だろうと思う。
伊福部昭作曲ゴジラのテーマ
この曲が1954年に作られたのですよ。
もう興奮してゲロはきそうになるではありませんか、、、。
本当に素晴らしい。
https://youtu.be/TEn1zB-8CBY?t=32
https://www.youtube.com/watch?v=f_WuEozpFiE
そして、ゴジラの顔。
恐い顔なのだけれど、目がかわいくてどこか愛嬌が有る顔なのだ。
そして、「着ぐるみ」で撮影されたと言う点もゴジラ映画に特徴的な愛嬌を与えている。
人形を使ったコマ撮りをすると完成予定日までに撮影が完了しない為に、
着ぐるみでの撮影になったのだそうだが、
これが最大のゴジラの味わいというものだろうと思う。
初期の頃、ゴジラ映画は海を渡ってアメリカでも上映された。
けれど、それはとんでもないものになっていたのだった。
人間が演じる部分を全部カットして、それを全部アメリカ人で撮影し直したものが上映されたのだと言う。
まったく、酷い事をするもので、欧米人の感覚というものが如実に表れているのではないかと思う。
その後、数々のゴジラ映画が撮影され、今回公開された「ゴジラ マイナスワン」で70周年、第30作目を数える事になる。
歴代の作品の中にはアメリカ人によって撮影されたゴジラ映画も含むのだけれど、
それを見た時に心底がっかりしたのを良く覚えている。
アメリカ人のファンからも、「あんなものはゴジラじゃない」という批判が出ていた。
やっぱりゴジラは着ぐるみのテイストがどこかに残っている見た目でなくてはいけないのではないだろうか。
ゴジラ映画が公開された、と聞くとつい、どうしても見に行きたくなってしまう。
最初にゴジラが登場するシーンがたまらないのだ。興奮するのだ。
ちなみに、「ゴジラ」という名称は「ゴリラ」と「クジラ」を合体させて作った造語なのだそうだ。
それが「Godzilla」となって、世界の人がみんな知っている大スターになっている。
日本映画が海外に与えた影響はとてつもなく大きなものだけれど、その中でも三船敏郎とゴジラは2大スターだろうと思う。
そんな訳で、日本人としてゴジラを誇りに思って欲しいと思う。
黒澤明や三船敏郎が世界に与えた影響の大きさを日本人として知っておいて欲しいと思う。
そしてゴジラや怪獣たちの映画、戦隊ものの映画なども世界に大きな影響を与えたものだ。
そんな流れを知る為にぜひ、日本人としての基礎知識として見ておきたいのは、
黒澤明「七人の侍」。
なるほど、面白い映画というのはこうやって作るものなのか! と世界中の人が膝を叩いた映画なのだ。
「七人の侍」の後、世界中でこれと同じ内容の映画が何本作られた事か、、、。
スターウォーズを作ったジョージルーカスは映画学校で「七人の侍」を見た後、
毎日毎日1週間続けて繰り返し見たのだと言う。
スターウォーズと言えばモチーフになったのがやはり黒澤明の「隠し砦の三悪人」だと言われている。
これらの歴史の流れを押さえておくという意味でも、若い日本人にはぜひ、
「七人の侍」「用心棒」「隠し砦の三悪人」の3本だけでも見ておいて欲しいと思う。
そういう世界に影響を与えた日本映画から突如現れたのが「ゴジラ」だった。
科学者の役で出演した志村喬さんたちの昭和テイストの演技がまた素晴らしかったのだった。
また、ゴジラの対戦相手として登場して来たキングギドラ、モスラ、などの数々の怪獣たちも特筆するべき登場人物だ。
新しいゴジラ映画が公開されたと聞くと、もうそわそわして見に行かないわけにはいかなくなってしまう。
今週ぜひ見に行ってまたその感想を書きたいと思っている。
事前の評判によると、今回のゴジラは「王道を行っている」のだそうだ。
山崎貴監督による、王道のゴジラ映画、これはもう見るしか無いでしょう。
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