イベント(ブライダル)を撮るときの勘
撮影の仕事を勘でやる訳には行かないが、経験を重ねると勘がものを言う場合がある。
撮影の仕事を始めたばかりの人やいつまでもなかなか実力が上がらない人に特徴的なのは、何か事が起こってからポジションに構えることだ。
だから慣れてないカメラマンはよく現場で走っている。基本的に現場では走らない方が良いのだが、何かを撮り逃さないためには仕方ないのかもしれない。
勘の話でいうと事が起こる前の予感みたいなものを感じるのが勘である。それはイベントに参加する時にいきなり撮るのではなく資料を読み込んで人間関係を把握して、何が目的で人がここに居るのか常に考えていると身につくものである。
しかしこれは新人には教えない。なぜなら仕事を勘でやってもらっては困るからだ。
わたしのやっているブライダルの世界だと会社に在籍している期間が4,5年なんで、いわゆる職人的な教え方ではなく、楽しく仕事をすることに注力しているのだ。
勘を身につけるのに4,5年は短すぎるのだ。