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矛盾、無題、ナンセンス。
今年読んだ本。見当たらないのが何冊もあったのと、図書館の本も読んだり貸し借りもしているので全てではないです。
写真集と雑誌と芸能エッセイは載せ切れませんでした。
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本の読みすぎて精神不調になってしまったと言われた。
違うのだ。本に命をかけた3年前のあの日から本に生きて本で死のうと思った。
湿っぽい純小説や恋愛小説をよまなくなった。
私が知りたいのはもっと命にちかいこととうつくしいこと。
大好きで大好きでその本が好きなことも公言しない。
その本のことを思うといつでも身を投げ出せるくらいあいしている。そんな一冊がある。
古本屋さんにいる時に大地震が起きて、本の下敷きになって死にたい。走馬灯はあの本のようにうつくしく。
本はわたしのすべてに関係のないところにある、誰も何も悪くない。
独立した崇高な本という存在が私のそばにあるのだ。
逃げ場のようで、決して逃げられるなまぬるい場所ではない。
世界から目を背けてはいけない。
愛する本と愛する作家さんを想うと切なくて、彼女たちの代わりに私は何度でも死ぬ。
男性社会となっている文芸社会になぜこんなに女性作家が活躍するかかんがえたことはありますか。
必要なことは全部おんなのこが教えてくれるから。大丈夫。
澁澤龍彦への怨恨はわたしが晴らす、どんな穢い死体になってももうこんなに穢れてしまったから大丈夫。
私はここまで大切なことは自分で決めてきた。
最期まで自分で決める。
澁澤龍彦へのアンチテーゼを書き綴った本を刷ってから死ねたら結構よかったかな。
アダムとイヴが過ちを犯したように、彼はこの世界のバランスを乱す大罪を犯している。
そんなわたしは澁澤龍彦の本のある部屋で幼少期を過ごした。