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喪服姿の集団はみんなワクワクした面持ちだから、わたしが死んだらイベント与えられるってことか。

古物雑貨屋さんに「ブロン売ってます」の張り紙

こういうところで買うと割安だって入れ知恵があるから、84錠買おうとしたら、存在しないはずの33錠しか置いてなくてレジにいるマダムに84錠くださいって延べたら何も言わずに出してくれた。

そのあと、わたしは過去進行形がやるせなくて旅先のベランダからもうこのブロンも必要ないと思い、遠く下のアスファルトにブロンをぶちまけた。

そうして、アスファルトに背面向けて、迷いがあるまま飛び降りた。

確か、2秒で死ねるはずが体感があまりにも長すぎる

噂通り体に羽がはえたようにふわふわと落ちていくのに

長い、長すぎる

あれ、走馬灯見えない

これ失敗してるんじゃない?

後遺症どのくらい残るんだろう

とか考えていたらフワッとアスファルトに寝そべる形で着地した

あ、やっぱりブロン必要だと思って、さっきぶちまけたブロンかき集めて涼しい顔して書店に向かうことにした。

川上未映子さんがレジ打ちしていて「黄色い家」を抱えて並んでいた私は動揺して、だ、大好きですと伝えてしまった。

帰りにコジコジのガチャガチャしたらヤカンくんしか出なくて絶望した。死ぬときより絶望した。


アラームにようやく気がつくと10時間以上寝ていたようだ。こんな夢ばかり見る。

ようやく昨日食欲が湧いた。しかし、今日はまた消え失せた。

太る方が難しい。半年かけて増やした体重があっという間に落ちて体重計に何度も乗り直して、積み上げたものぶっとばして?だっけスキマスイッチの気持ちになって泣いた。

昨日は夜な夜なお魚仲間(BUCK-TICKファン仲間)と「M.A.D」の替え歌しながらコンビニに向かい、爆笑しながらおやつ買い込んだ。

悪口がうまいひとはすきだ。悪口がハイブランドだね!って褒めまくる。

満月指さして「こ↑こ↓」ってはしゃいでたら、目がキラキラしてるよって言われた

さっき鏡で見た時は瞳孔に埋め尽くされて真っ黒になっていたのに。

ありがとう、先輩。



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