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一生精神病棟生活か外で揉まれるか


夏だけ現れる魔物があるんじゃないかってくらい夏になるとこの季節特有の鬱がやって来ます。

精神科の先生は春が患者さんが多くて、秋季鬱というのもありますと説明しますが、先生、夏はどうなんでしょうか。

閉鎖病棟にいた頃はあんなに出たくて出たくてたまらなかったのに、日常で生き辛さを感じてしまうと『また入院してもいいかな….』と病棟の景色を思い出してしまうのです。

外の景色すら満足に見られないことにストレスを感じていたのに、かえって生きる場所が広すぎるとどこかに閉じこもりたくなる。

家に閉じこもっていたこともあったけれど、家以外の場所を知ってしまうと家からも遠ざかって閉じこもるには入院するしかない。と。

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