⑨周りを気にせず副業して、会社を辞めずに起業する 

 企業を起こす、=起業行動は日本人にとって難しいこと。その理由は日本人の働き方が終身雇用固定で判るように、就社したら定年までずっと従業員=ずっと“企業に従う者”として働くことが普通だと、ほとんどの労働者が思っていた結果です。
 その結果が日本の世界における起業ランキング、1位アメリカ、2位インド、3位イギリス。以下4位カナダ、5位インドネシア、6位ドイツ、7位オーストラリア、8位フランス、9位スペイン、10位ブラジルと続きまして、21位って評価につながっているってことなんですネ。

 しかしそんな理由があったとしても、この先も“企業に従う者”のままの立場でいたら、賃金アップのなしの未来=一生貧乏な状態を押し付けられてしまう可能性が高いです。そんな未来しか予想できない我が国だから、わたくしはここに起業することをお奨めしているんです。
 それも従来のように一人で隠れるようにして副業するのではない、会社を退職して起業するのでもない。今の会社に勤めたまま、副業やりながら起業する。はい、副業起業しようとお誘いしてるんです。
 
 副業とは?と問われたら、それほとんど一人起業と同じと言えるもの。だから会社にも周囲にも見つからないように、こそこそやらなければいけません。そんな状態を強いられるもんだから、我が国の副業って始めにくいし、続けにくいってことになるんです。
 しかしわたくしの推す副業起業とは複数人が伴に副業を考え、その上それぞれ副業を束ねて起業にまでレベルアップしようと考えるのですから、一人で始める時のように悩む必要なんかありません。

 人が集まって、
・どんな種類の副業が良いか
・今の会社でどの程度の副業時間がとれるか
・企業に繋がる副業選びはどんなものか
などの条件設定を相談の上決め、起業にまで発展させる意識を高めます。その際自分とパートナーのことを知ることや、それぞれの性格や得意分野、経験・実績などをオープンにこと。それらをベースとして、売る商品は?提供するサービス内容は?どんな市場に?などを入念に相談してから始めます。
 
 先にシェアハウスのお話をしましたのも、それが同じ屋根の下に住んでいる者同士だったら、事が進めやすいのはお判りでしょ。ですからこれからは今までの核化から集化を考えること、この副業起業も集化することで実現する、この時代ならではの方法なんです。
 そう集化して事前にいろいろ相談できたら、今までできなかったことができるようになるんです。だっていくら時の総理からくどく自助を語られたからって、日本は副業も起業もやるのが難しい国なんです。そんなこともこの国の総理大臣は知らないんですから、おバカさんとしか言えないんです。

 それではどんな仕事で副業起業を考えたらよろしいか、そこのところを次回例にとってご説明することに致します。

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