Z級映画 B級ランキング発表‼︎【A級保存版】
Z級映画とはあまり聞き慣れないフレーズかもしれない。
だが、
世の中はZ級映画で出来ているといっても過言ではない。
Zはアルファベットの掉尾を飾る文字であり、
「後がない」の含意がある。
よってZ級映画とは、
「後がない程どうしようもないコンテンツ」というニュアンスで用いられたりするのだ。
(諸説あり)
だがどうだろうか。
世の中は、
所詮どうしようもないモノコトの集まりではないだろうか。
であるならば、Z級映画というものは我々の写し鏡だと言えるだろう。
つまりZ級映画を観ることが、我々自身を読み解く示唆たり得るのだ。
ということで、
今日はZ級映画をチッとばかり掘り下げてみよう。
ジャッキー・チェン主演 シティーハンター
Z級映画を語る上で外せないのがこのスペシャルコンテンツ。
ここでは、
「ジャッキー・チェンがシティーハンターなんて出てたの?」という即レスが予想される。
これが出てたんです。
全盛期の後藤久美子と共演なんです。
1993年に後藤久美子とジャッキー・チェンの共演で、シティーハンターが実写化されたんです。
1992年にジャンプ連載が終了した直後の映画化であり、北条司愛好家から注目が集まったが・・・
大変なことになったんです。
原作ぶっ壊しどころか、最初から「私立探偵」とか原作とはかけ離れた設定だったんです。
「冴羽リョウ」「リョウたち」と表記されているところから、これは「パラレルワールド」設定だったのかもしれませんが、それでもあまりに酷い。
CGで「もっこり」「ハンマー」などお馴染みの小道具が登場しますが、
あまりに拙いコンピューターグラフィックで、当時ですら引いてしまいました。
根本的に冴羽獠にジャッキー・チェンはあいませんね。
ジャッキー・チェンはどちらかといえば、
冴羽獠の適役ではなく敵役で、やがて友情が芽生えていき…といったキャラ設定が似合うキャラです。
少しマニアックに走りますが、
「ミック・エンジェル役」がはまり役だったでしょうか。
そんなことは置いておいても、
このJC版「シティーハンター」はヤバい。
見どころがないのが見どころ。
面白くないのが面白い。
空前絶後のつまらなさ。
つまり、xyz、後がない。
日中共同出資で金たらふく使ってなに作っとんだと。
この「シティーハンター」こそがZ級映画の金字塔です。
Z級映画とは何かを知りたくば、ジャッキー・チェン主演「シティーハンター」をみなければならないのです。
史上最低のシティーハンターがここにある。
いかレスラー(2003年)
こちらはZ級映画を「狙いにいった」意欲作。
2003年の作品と、わたしの選ぶ映画の中では比較的新しい作品となっております。
B級映画臭に徹底的にこだわって、行き着いた対岸にZ級映画を発見した。
そんなZ級映画のパイオニア的作品ですね。
この「いかレスラー」にこそZ級邦画のルーツがあるのです。
Z級映画好事家必見!
サメ映画()
「サメ映画に当たりなし」
これは映画好きならば周知の事実。
決して当たりません。
サメがジワジワ迫りくる恐怖を伝えよう伝えようとして…
「スーパーコメディ」に仕上がっちゃった。
これが「ジョーズ」以来連綿と繰り替えされてきた「サメ映画」の悲喜劇なんです。
「突っ込みたければサメ映画を観ろ」
これは言い得て妙の映画格言ですね。
どんなに真に迫ったサメ映画を創ろうと、ワタシは突っ込んでやりますよ。
「とっとと逃げりゃあいいじゃねえか!」
「結局サメ出てこねえじゃねえか!!」
「おいこれ子供ザメじゃねえか!!!」
だいたいこの3パターンで片付きますが、馬鹿馬鹿しくて面白くて興が醒めることはありません。
「サメ映画に外れなし」
逆もまた真なりを地で行くのがサメ映画なのです。
Z映画見たけりゃサメ映画を観ろ!
Z級映画館に行け!
B級映画からZ級映画にかけて徹底的にこだわり抜いた映画館も、少ないが確実に存在します。
そうした「Z級映画館」が近所にあればしめたもの。
足繁く通わなければなりません。
さもないと本当に「閉まっちゃう」から。
…
「閉まっちゃう」で思い出した!
み○○銀行!
おめえ、俺の口座を凍結口座にしやがって!
コロナで緊急事態宣言の最中にTELかかってきて、
翌週ワクチン打って駆けつけた時には、
口座、閉まっちゃってたがな。
Z級映画館は悲喜と交々の交差点。
Z級映画は世の中の縮図。
この世はZ級映画、人はみなZ級役者。
Z級映画で人生に彩りと潤いを。
Z級映画に乾杯!