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GETWILDが似合う街ランキング 関西版


住みたい街ランキングが濫立している。
ランキングが資本の尖兵と化し、我々の生活圏を規定しているのだ。
そして何より、
住みたい街ランキングに選ばれた住民は嬉しいが、
選ばれなかった街の住民はひもじい思いをしてしまう。

関西では「西宮北口」の住民が喝采をあげ、土地もあげあげ、
その他の「実力派の街」の住民は忸怩たる思いでSUUMOの看板を睨みつけるばかり。

住みたい街ランキングには日本人を分断してしまう弊害があるのだ。

そこで「GETWILDが似合う街ランキング 関西版」のお出ましである。

住みたい、住みたくない、家を建てたい、借りたい、週末だけの秘密の部屋…
そういった資本優先主義の中で小さくまとまった情念ではなく、
生きている至福を、チープなスリルを、傷ついた夢を、解けない愛のパズルを…、
生物学的人類にとって本当に必要な何かが感じられる街で、君だけが守れるものがどこかにあるはずだ。

今日はそんな人間の根源的な矜持を感じられる街をランキング形式で紹介しよう。


3位 阪神尼崎駅(阪神電車本線)

チープなスリルと侮ることなかれ。
この街では一瞬たりとも気を抜くことは許されない。
確かに30年前とは見違えるようになったという声も不動産業界隈からは強く聞こえてくる。
だがいまだに野生の掟が不文律として横たわるGETWILDの街に違いはない。
駅に降り立った刹那、
小室フレーズを嚆矢にGET WILDが海馬で奏でられること請け合い。
現代人はこの街で、野生の矜持を取り戻さなければならない。




2位 高槻駅(JR東海道本線)

GET WIlDといえば新宿の夜景。
1980年代の新宿の夜景はどこか物憂げで、儚さをいつもしたらせていた。
2000年代のかりそめの繁栄によって新宿から今では失われた風景。

高槻市役所16F展望台より筆者撮影


あれから30年。

失われた風景が、もはや大阪中枢とはいえぬ「JR高槻駅」にあった。
まさに生き写し。
若干スケールダウンした感は、きっとシティハンターへのノスタルジー効果のなせる技。
昭和に置き去りのままの大都会がここにあった。
超高層ビルが立ち並ぼうとする中で雑居ビルが顔を覗かせ、さながら失われいく何かを守ろうとしているかのようだ。
高槻のイルミネーションはどこか物憂げで、儚さをしたらせながら瞬いている。

現代人はこの街で、誰かのために愛せる矜持を取り戻さなければならない。



番外 樟葉駅(京阪電車)

京阪樟葉駅直結「くずはモール」催し売り場 赤色でローバーミニであれば…





1位 


1位 高槻市駅(阪急京都線)

GET WIlDといえば新宿の夜景。
1980年代の新宿の夜景はどこか物憂げで、儚さをいつもしたらせていた。
2000年代のかりそめの繁栄によって新宿から今では失われた風景。

高槻市役所16階より筆者激写


あれから30年。

失われた風景が、もはや大阪中枢とはいえぬ「阪急京都線・高槻市駅」にもあった。
まさに瓜二つ。
若干スケールダウンした感は、きっとシティハンターへのノスタルジー効果のなせる技。
昭和に置き去りのままの大都会がここにあった。
超高層ビルが立ち並ぼうとする中で雑居ビルが顔を覗かせ、さながら失われいく何かを守ろうとしているかのようだ。
高槻のイルミネーションはどこか物憂げで、儚さをしたらせながら瞬いている。

現代人はこの街で、守れるものが必ずあるはずだ。





総括

1位 高槻市駅(阪急京都線)
2位 高槻駅(JR東海道本線)

3位 阪神尼崎駅(阪神電車本線)
番外 樟葉駅(京阪電車本線)

GETWILDが似合う街ランキング 関西版2024mix発表!


住みたい街ランキングの最大にしてもはや致命である問題点は、複数路線が近接した駅の場合に表面化かつ重篤化する。

例えば大阪府高槻市の場合、
阪急高槻市駅とJR高槻駅が徒歩8分と近接しているため、票が二つの駅に分断されて本来の繁栄パフォーマンスがランキングにまったく反映されていないのだ。



ーーJR高槻駅ーーーー

  ↑徒歩 ↑別個に
  ↓8分 ↓カウント
🤔

ーー阪急高槻市駅ーーー


↑↑【筆者激写】↑↑
  【高槻市役所】


結果、大阪の中にある実力派の駅がことごとく、
立地に奇跡的に恵まれただけの西宮北口の前に膝を屈している。

読者諸氏が住みたい駅ランキングによって傷つけられた矜持。
我々が奪われた矜持を取り戻す戦いGET WILDまだ始まったばかりだRESISTANCE






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