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タワマンが衰退と破滅の象徴であるランドマーク_バベルの塔を待つ「ハードシンギュラリティ」


タワーマンションは銀行の跡地に建設されるケースが多い。
IT・AI化によって銀行が業務縮小を余儀なくされ、その結果として出来た空き地にタワマンが建立されるケースが多い。
つまり、タワマンとはAIによって雇用を奪われていく人類のランドマーク記念碑なのだ。

本記事の趣旨骨子は以上。

それでは詳細の解説に移ろう。



妄想から大発見の幕が上がり

筆者の妄想仕様書 住居編

淀屋橋アップルタワーレジデンス
46階建て
温泉全棟完備
2007年築
大阪メトロ淀屋橋駅から3分
京阪淀屋橋から3分
大阪メトロ北浜駅から3分など
りそな銀行跡地


ザ・パークハウス神戸タワー
33階建て
2020年築
JR神戸駅徒歩4分
西元町駅徒歩2分など
ハーバーランド至近
UFJ銀行跡地

筆者の仕様上の住まい2つ


筆者には2つの「仕様上」の住処がある。
上記2つのタワーマンションが「note設定用」の住まいである。

荘厳なリビングから洗練されたnote記事を矢継ぎ早に量産していく初老のインテリ。

この妄想設定の根幹をなすのが関西を代表する2つのタワーマンションなのだ。

今日はどちらに帰ろうか。
毎日ニヤニヤしながら、普通電車というリアルに吸い込まれていく…

しかし、この妄想設定は決して決して無為ではなかった。
よくよく妄想の中を吟味したならば、
なんとなんと「我が家」はどちらも銀行跡地にあったのだ。

このように、
タワーマンションは銀行跡地に建てられたケースが非常に多いのである。


なぜ、タワマンは銀行跡地に作られたのか?_破滅への序曲

タワーマンションは21世紀に入ってから本格的に林立し始めた。
タワーマンション建立のためには駅前の「大きな一等立地」が必要不可欠だ。
20世紀においてはそんな好立地かつ大規模用地はまずもって空くはずがなかった。

だが、21世紀に入るとIT・AI化の波によって世の中が静かにだが明確に変わり始めていた。
IT化によってAIが高度化し、人間からAIへと雇用が流れ移ろい始めていた。
水面下でAIによって人間の雇用が奪われ始めた。
その端緒として、まず銀行の業務に人と場所が必要でなくなっていく。
この文脈において、
日本では20世紀末から銀行の統廃合が始まり、大きく一等の駅前立地にポッカリと銀行跡地の空き地が生まれた。
ここに、滑り込んできたのがタワーマンションだ。

駅チカにおける超合理性のある暮らしがもてはやされ、そのライフスタイルの象徴たるタワマンが次々と産声を上げていく。
その生誕の地として、駅チカ一等立地の銀行跡地はうってつけだったのだ。



タワマン_デフレ不況のランドマーク記念碑

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