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父が愛人に語るフォロー自慢

フォローをするタイミングは極めて難しい。
スキをしないでいきなりフォローをするのは論外だが、それにつけても難しいことに変わりはない。

いや、今さりげなく流してしまったが、
スキをしないでいきなりフォローをすること。

そこに世界における大切な何かが隠されているのではないだろうか。
今日はそこらを掘り下げてみよう。

フォロワーとはストーカーなのか?

フォローとは日本語に訳すと、
「ついて行く、追跡する、追いかける、追う、見守る、監視する」となる。

なるほど、
この日本語直訳からすれば、
「ストーカー」のような存在、それがフォロワーだと言えるかもしれない。

元恋人を執念深く監視するキモ男のような存在。
それがフォロワー。

確かにnoteにもそういう御仁は多い。
実際、ワタシのフォロワーにもそういう方々がごく僅かだが実在する。
一回もスキしてくれたことはなかったのに、いきなりフォローしてくださった。
ただし、その後はまったくの音沙汰なしだ。


この「いきなりフォロ男」はやはりストーカー風情なのだろうか?



いきなりフォロ男は諜報員なのか?

この「いきなりフォロ男」はやはりストーカー風情なのだろうか?
そうだとは思いたくないが、それ以外に一体どういう風の吹き回しなのか理解が難しい。
いや、ここで思索を打ち切ってはならない。

「考えろ考えろマクガイバー」
「考えろ考えろマクガイバー」

伊坂幸太郎の小説にそう綴られていたではないか。

いきなりフォローして、その後スキをしない。
当然コメントもしない。
一体何が狙いなのだろうか?

産業スパイの線はないだろうか?
興信所の線はないだろうか???



モサド?
CIA??
最近また新聞で求人出してたよね。


内閣情報調査局???
このご時世に予算あんの???


御庭番衆??
生きてたの???



いきなりフォロ男、工作員説

だが、諜報活動の線は捨てきれない。
しかし、
CIA工作員がnoteで「いきなりフォロ男」になってたら超ウケるんですけど。

24時間体制でワタシの投稿を監視して、思想や行動原理ひいては内在論理を読み切ろうとするCIA工作員。
適当にやってるタグ付けの傾向から「マルクス主義者」を炙り出そうとするCIA工作員。

ハンバーガー片手にコメント欄と睨めっこし続けるモサドの精鋭たち。

ものの哀れである。
憐憫を禁じ得ない。

何が悲しくてnoteでスキやフォローの動静をつぶさに精査しなければならないのだろうか。

何が悲しくて、「食べログと住みたい街ランキングの超密な関係」にまつわる論考を精査しなければならないのだろうか。
そんな僻地的な仕事に回されるのだから、彼らはきっと窓際なのだろう。

だが窓際だけに、しっかりと仕事をこなし中央に復帰したい想いもあろう。

だからきっと「いきなりフォロ男」はしゃかりきになってワタシの記事を吟味精査していることだろう。

だがやはり、
何が悲しくて「昼に食ってうまかったコロッケ自慢」を吟味精査しなければならないのだろう。
それも給料分の働きだと割り切っているのだろうか。
家族のため、国家存続のため、そう割り切って、
今日も彼らはワタシの動向と記事を隅から隅まで精査しているのだろうか。
ミスター・ストイックである。

高槻かと思えば北新地へとぶん回されて、気の毒でならない。
いや案外、
ワタシの記事に毒されて、
「シンチに行くぞっ」と部下に大号令をかけているかもしれない。
LINEの割り勘機能で。




世界で最も過酷 いきなりフォロワーク

こうして、
いきなりフォロ男について直感の赴くままに精読してみると、
彼らがいかに過酷な境遇に身を置いているかが見えてきた。

今まで蛇蝎の如く忌み嫌っていた「いきなりフォロ男」だが、これからは憐憫を忘れず接しなければなるまい。
今まで以上にブラインドタッチにも気合が入る。
いきなりフォロワーカーのために、ワンランク上の記事を書かねばならない。

まさかこんなところに、上質な記事を書くモチベーションが転がっていたとは…。

何事も考えてみるものである。
いきなりフォロ男を掘り下げたおかげで、ワタシの記事が上質なものにメタモルフォーゼするなんて…。
前項までは夢にも思わなかった着地地点だ。

だが「いきなりフォロ男」あらため「いきなりフォロワーカー」だけは気が気でないはずだ。
ワタシが本質に迫りつつある現下にあっては、もはや諜報工作活動どころではない。
今頃どこかのアジトで、機密書類に火をかけている真っ最中だろう。

気がつけば、
霞が関から黒煙が立ちのぼっている。


彼らはまた敗れたのだ。

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