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「情報冷戦」_日本製鉄スチールの矛先と情報資本
日本製鐵のUSスチール株式買収にまつわるニュース。
このところ、これが何かと騒がしいですね。
筆者なりにこの出来事を解釈すると次のようになります。
USスチールの持つ「情報資本」が流出することをアメリカが阻止しようとしている。
今朝は、日本製鉄スチール問題を「情報経済」という観点で解析してしまいましょう。
AIと情報資本
まず、目下世界において焦眉の急はなんといってもAI開発です。
AIを制したものが世界を制す。
そして、AIとは人工知能であり人間の知能ないし知性を再現するプロジェクトですね。
したがって、AI開発のためには膨大な「人間情報」が必要なのです。
人のいく裏に道あり
この人間情報というものは基本的に一般市場で売買できません。
プライバシーとの兼ね合いから個人情報は売買できない、、ということになっています。
だがしかし、これはあくまで一般市場での話しです。
「株式市場」の場合を考えてみましょう。
ヒトの山
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