「政治新喜劇」/情報質量による分析/兵庫知事選
軽いモノの方が遠くまで飛んでいく。
情報もまた同じである。
軽い情報の方が遠くまで飛んでいく。
結論だけで根拠がない情報は「軽い」ためどんどん拡散されていく。
一方で、
結論だけでなく根拠や具体例が付随した情報は重いため拡散されない。
2024年の兵庫県知事選挙は、この「情報質量」による情報拡散の強弱が勝負を決めた選挙だ。
本記事では「情報の質と量」を切り口に兵庫県知事選挙を分析する。
情報には質がある。
情報には量がある。
人の世に愛がある、人の世に夢がある。
インターネット登場に端を発するIT革命によって、世界の情報は二極分化された。
質と量がそれぞれ二分化されたのだ。
その結果、世界は危機に陥っている。
「情報質量」
この新しい概念によって、人の世に愛と夢を取り戻す。
返す刀で、
「衆愚政治」の正体をついにパーフェクトなまでに氷解させる。
本記事は21世紀で最も野心的な試みだ。
さあ、さっさと世界を危機から救おうではないか。
デジタル千里を行く
結論だけの情報というのは伝えやすい。
この記事によれば、今回の兵庫県知事選挙において、、
といった情報がネット上で拡散されたとある。
どちらの情報も結論だけで根拠はまったくない。
この情報を「伝える」ためには、わずか一行の結論だけを覚えればいいから「楽チン」である。
いや、今やコピペの時代であるから覚える必要すらもない。
超弩級の楽チンである。
だから、結論だけの情報は誰でも簡単に「伝える」ことができる。
結果、結論だけの情報は瞬く間に拡散していく。
逆に「結論+根拠+例示」の場合を考えてみよう。
もし仮に、
「稲村氏が当選すると外国人参政権が成立する。なぜなら稲村氏は尼崎市政時代から外国人参政権にまつわる懇談会などを頻繁に行なっており、尚且つ著書の中でも外国人参政権容認を示唆する記述が行間に目立っていた。例えば2015年に上梓された『なぜ塚口は西宮北口になれなかったのか?』において……(この情報はすべて筆者による妄想創作です)」
と言った結論を根拠で固めそれをさらに例示で補強した情報があったとしよう。
これを覚えるのは一筋縄ではいかない。
いや、そもそもネットではこうして工夫しないと誰も「目を止めて」くれない😉
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