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読まないとヤバいnote10傑/最終最新号

百花繚乱、noteには千紫万紅なる記事が春夏秋冬咲き誇るが、その中でも白眉出色なるものを紹介するこのコーナー。
早速ランキング形式で紹介させてもらおう!

10位


この筆者は慢性疲労症候群(CFS)で31年間苦しんでいる患者だが、何やら異変が起こったらしい。

病気には何をおいても睡眠だといわれるが、慢性疲労症候群の改善には特に睡眠良化が必要不可欠である。
とはいえ、睡眠障害というものは一筋縄ではいかない代物だ。
この筆者も30年間平均睡眠時間が3時間/日という、なんとも艱難辛苦の白夜だった。

「だった。」と過去形で結べる喜びの理由は、本記事を参照してもらいたい。




9位

この筆者はとにかく歴史に造詣が深い。
日露戦争前後の国際情勢などを、鼻唄をうたうように軽く捌いてみせる。
かと思えば、「諜報」とはなんなのかなど、日本人が忘却の彼方におき忘れた概念をわかりやすく手取り足取りで指南してくれる。
八面六臂の筆致は見るものを魅了するだけでなく、たいへんにタメになること請け合い。

果たして、司馬遼太郎と現代日本に通底する失敗の本質とはなんなのだろうか。




8位

一昔前は、
「話しを聞けない男、地図を読めない女」と言ったものだ。
しかし今や、女も男もまとめて地図を読めない時代になっている。
Googleマップにひかれてどこまでも行ける現代において、地図は無用の産物になったのだろうか。

この問い立てから出発し、現代を抉り出していく筆致は快刀乱麻の切れ味を魅せ始める。

「現代人は心の地図を読めなくなった」という帰着点に、思わず息を呑み、読み返す。
現代肖像画を眺めるためのマストスクープがここにある。



7位


21世紀に入りデジタル化という言葉が人口に膾炙(カイシャ)している。
だが、デジタルとは何か?アナログとは何か?という根源的な問いに答えられるものは数少ないのが現実だ。
得体の知れないデジタル化という概念。
このヌエのような概念に真っ向から立ち向かうnote屋がここにいた。

デジタルとは何かを丁寧無比に噛み砕き、アナログと見事なまでの対比を読者の海馬に描いてみせる。
その結果、デジタルで変わったことの最たるものが「現実の保存が可能になった」だと筆者は強く主張している。
果たして、その真意はどの方角を向いているのだろうか。



6位


新自由主義、英語になおせばネオリベラリズムとなる。
国家が経済活動に口を出さず、人々の煩悩のままに任せていれば全てがうまくいく。
シカゴ大学のミルトン・フリードマンが1970年に提唱したネオリベの思想は、21世紀に入り世界をもちろん日本をも席巻している。

筆者はこのネオリベラリズムを「99%の99%に対する闘争」だと喝破した。
これはホッブスの「万人の万人に対する闘争」の本歌取りである。
1%に富が集中する現代社会にあって、残り99%が99%と果てることなき死闘を繰り広げている現代社会の見取り図がここに完成を見た。




5位


筆者は大型ショッピングモールの泰山北斗。
彼に語れない大型ショッピングモールは天神橋筋六丁目商店街だけだ。

そんな日本が誇る泰山北斗が「なんばパークス」の視察に赴いた。
17年ぶりのミナミで彼を待つものは、桃源郷か伏魔殿か、はたまた防衛省か。

グローバル化の洗礼を最前線で浴び続けるミナミ。
その変遷を泰山北斗の目はいったいどう捉えたのだろうか。

大型ショッピングモール好きは見逃してはならないとくダネ記事だ!




4位


コロナ事変をへて、物価の上昇が止まらない。
従来の経済学では説明のつかないインフレに日本は苛まれているのだ。

広く深くそれでいて優しく、経済学に見識がある筆者は、今般のインフレを「個人情報」という側面から抉っていく。
個人情報が商品化される現下社会にあっては、労働力商品を売却しなくとも「情報所得」を得られる、、だから人々は労働するにあたって情報所得の上乗せを訴求し、人件費が高騰している、、、という筆者の主張には首肯させられる部分が多い。
21世紀の経済を知るために必須の言の葉がこのnoteに落ちている。



3位


グローバル化に警鐘を乱打する記事が3位にランクイン。

エスカレータは左側を開けておくのが、神武以来において大和の国の習わしであった。
だが、インバウンドなる異国の民が多数流入し、大和の国の美しき習わしが崩れつつある。

なんと、
長らく日本のヘソであった京の都までもが、エスカレーターで右側通行を強いられているのだ。

日本には帯刀という文化がある。
帯刀した場合に、エスカレーターは左側通行でなければ間尺が合わないことばかり。
蟻の願いも天に届くと言ったものだが、
筆者の嘆きは果たして天に届くのだろうか。




2位


「情報者」とは、これまた聞きなれないフレーズが飛んできた。

だが、読み進めるとすぐにその謎は氷解する。

「万国の労働者よ、団結せよ」とはマルクスのフレーズだが、それをもじった文言で筆者は読み手をふるいにかけていたのだ。

AIを枢軸に据えた機械化の波によって、
労働力を商品化売却するのが困難になっている。
つまり雇用と労働所得が減衰している。
そこで、21世紀に入り、人々は個人情報を商品化売却し露命を繋いではいるが…


こうした筆者の一連の主張には頷かされることしきりで、一旦記事を開けば彼の描く世界に没入してしまうこと請け合いだ。

現代からは見えずらい現代の肖像画を知りたくば、この記事を刮目しなければなるまい…




1位 \(^o^)/

筆者は大型ショッピングモールの泰山北斗。
彼に語れない大型ショッピングモールは天神橋筋六丁目商店街だけだ。

エキスポシティは日本最大級の大型ショッピングモール。
万博公園跡地に聳える万人の万人のための万人による憩いの場だ。

筆者がコロナ期間のため、5年間雌伏し、
ようやく視察におとづれたエクスポにて、見えたもの聞こえたものが赤裸々に綴られた作品だ。

コロナを経て世の中がどう変遷したのだろうか。

そして、変わらなかったものはなんなのだろうか。

エキスポシティを定点観測し、令和の世相を抉り出した傑作記事に仕上がっている。

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