タワマン住みたきゃサイゼリヤに行けっ!
サイゼリヤにはタワマンがどっさり埋まっている。
ビジネスで成功したいならば、廉価ファミレスの雄・サイゼリヤに行かなければならない。
日本国内で1055店舗・世界で1540店舗を構えるサイゼリヤに行くことで観えてくるものは多い。
それをこれから数回の記事に分けて解説していこう。
密度の経済の申し子
まずサイゼリヤに行くべき理由の1つ目が「サイゼリヤは人口密集地にあるから」だ。
サイゼリヤは典型的な「安く売って多くのお客さんに来てもらう」というビジネスモデル。
いわゆる薄利廉売型のビジネスモデルであり人口密集地でないと採算が合わない。
だからサイゼリヤは押し並べて人口密集地に軒を構えるのだ。
このようにサイゼリヤのメニューは初めて見る人ならば目を疑うであろう安価となっている。
ミラノ風ドリアは300円からとリーズナブルになっている。
サイゼリヤ。
ファミレスは数多あるがここだけはいまだに昭和末期の値段設定だ。
また「エスカルゴ」すらも驚きの価格で食べられるので、興味のある読者は調べて欲しい。
この価格では1商品あたりの利益率は極めて低い。
だから来店顧客数が際立って多く、利益率を回転率でカバーできる立地にサイゼリヤは出店している。
ヤバい情報密度
サイゼリヤが人口密集地にあることは分かった。
では人口密集地にあるサイゼリヤに足を運ぶと、どういうことがわかるのだろうか。
まず今日は人口密集地ならではの情報の重要性を語ろう。
サイゼリヤには多くの人々がやってくる。
老若男女富も貧しきもやってくる。
貧すれば鈍するといったもので、21世紀初頭の「資本有利な枠組みへの構造改革」によって貧富の差が顕著になった日本では「貧して鈍した」御仁が多い。
いわゆる「底辺の人々」だ。
こうした「底辺の人々」の声を拾うのにうってつけなのがサイゼリヤである。
まず廉価ファミレスである以上、底辺の人々がやってくるのは必然だ。
そしてサイゼリヤは座席間隔が非常に狭い。
これは利益率が低いため、客数を確保しなければならないサイゼリヤとしてはやむを得ない。
この座席間隔の狭さゆえに隣席の声は筒抜けになる。
しかも「底辺の人々」はその多くが倫理観が低いため声はとてつもなく大きくいらっしる。
これはプライベートでは忌避すべきことだが、ビジネスにおいては「儲けもの」だ。
なぜならとてつもなく貴重な情報が入手できるからだ。
本来ビジネス上の案件で、言ってはならないことを貧して鈍した人達は云ってくれる。
これを捉えるのだ。
クスリの蔓延を知れ
読売ジャイアンツのオーナーだった頃のナベツネがこういった。
「リスクとマントは逆さから読んではイケナイのだ」。
下から読めばなんのことはない「クスリ」と「トンマ」なのだが、メディアというのはやけにこういうことに敏感なようだ。
ここで出たクスリというのは危険薬物のことを指す。
詰まるところ覚醒剤風情である。
違法から合法、ソフトからハードまで様々なクスリがあるが、有史以来どんな国家・共同体でもクスリが絶えたためしはない。
ましてや21世紀になって貧困格差が如実になった日本ではクスリの地下売買も盛んになっている。
地下売買がどういうルートで行われているか精緻にはわからない。
だが「底辺の人々」が絡んでくることは間違いがない。
底辺の人々が趣味と実益を兼ねて立ち回れるのがクスリの地下売買だからだ。
そして底辺の人々にも選好される飲食店がサイゼリヤであることはすでに述べた。
だからサイゼリヤにはクスリの情報が底辺の人々もろとも集まってくる。
底辺を利用し、危険な街を見極めろ
隣席に人がいれば下手なことは言わない。
これは当然のことのように思える。
だが貧して鈍した人々はそうではない。
大きな声でヤバいことを口走る。
例えば、先日サイゼリヤに潜伏していた筆者の耳に、
「オレ昨日3本いってもうた。30万や」と大きな声が聞こえてきた。
その後も続くのだが諸事情により割愛しよう。
こうした薬物売買というものは多かれ少なかれどんな町にもある。
だがしかし、薬物売買がファミレスで白昼堂々語られるほどに末端部分が緩んでいる街は危険すぎる。
蔓延しているということだからだ。
まず、
サイゼリヤに行って耳をすませば、こうした危険な街を察することが可能だ。
これはダイレクトに儲けることには繋がらない。
だが「ババ」を掴まされる確率を減衰させられる。
その街が表層上その時栄えていても、顕著な蔓延が始まっていたらばその街でのビジネスからは手を引くべきだろう。
だからサイゼリヤに足を運び、
まずは底辺の人々の言の葉に耳を澄ましリスクを回避する。
これがビジネス成功への一里塚となるのだ。
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