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JR尼崎で「手打ちうどん」なら「吉野」に行けっ

これはボリュームあるねえ。
早食いには自信があったがアツアツやし10分では食えんわ。
ジャッキー・チェンでも流石にこれは無理かもしれんね。
しかもこれ、
ウドンを「中盛り」やら「大盛り」に出来ちゃうんでしょ。
誰が昼休みのいそがしい時間に食えるんや??


今日はJR尼崎駅から南へ徒歩3分に軒を構える「手打ちうどん 吉野」に行ってみよう!

「かつ丼セット」のミルフィーユ

吉野
4.2
(261) ‧ ¥1~2,000 ‧ うどん屋 ‧ 営業時間中
〒660-0803 兵庫県尼崎市長洲本通1丁目7−5
火曜日 11時00分~13時35分

ランチメニュー 500円〜1500円

眩しい。
メニューが眩しい。
関ヶ原の合戦よりも混み行ってる。
あの中で奮戦した大谷吉継はやはり偉大やった。

複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスをいれ、様々な謎や疑問を徹底的に日夜解明しているオレだがこれは難題だ。

まず定食とセットはどう違うんや。
おにぎり(一個)定食はどの面ぶら下げて頼めばいいんや。
ちく天カレー定食の「1030円」という価格はどこから飛来したんや。
温玉も「170円」って細かいのお。
ハイカラが「590円」ってツリだす手間コストで三方悪しにならんか。

そんなことを思案しているうちにも後発の客がどんどんオーダーを通していく。

「かつ丼セットで」
 「かつ丼セット」
  「かつ丼セット、中盛りで」

異口同音に「かつ丼セット」のミルフィーユだ。
これは「バスに乗り遅れるな」の原理でオレも「かつ丼セット」しかあんめいよ。



ウドンは8割が湯気で決まる

かつ丼セット 1150円


これでもかと立ち上る湯気がウドン屋さん風情をよ〜く醸し出してるねえ。
これねえ、簡単なようでなかなか出来ないんよ。

熱すぎるとなかなか食えないからお客さんの回転率が落ちる。
すると儲からない。
だから儲けるために温めないから湯気が立ち上らなくなる。
この論法に則って、世の中のウドン屋さんから昨今とみに湯気が消えたわけよ。

だが吉野さんは違う。
湯気がカウンターからもテーブル席からも方々で立ち上っている。
これはいい眺めだ。

後は喰うだけだ。

あまり知られていないが、QR決済の源流は酔拳にある。
早い話しが無銭飲食なのだが、このネタは中川家にも捩られて令和にも生きている。



おおいねん

それにしてもかつ丼のヘビーボリュームたるや凄い。
「カツ丼」だけでもランチとしては十分やった。
「うどん」に至ってはまだ底をみせちゃいねえ。

食べログに「うどんにコシがあります❤️」とかお行儀のいいこと書いてあったけど、
途中からよくわからんくなってきた。
着丼から10分たったけど、まだアツアツって凄いわあ。
多いし熱いし、こりゃあ相当自信持ってはるねえ。

「なか卯」では出来ん芸当だわ。
いやそもそも、
これじゃあ客が回らないし、ゆとりをもっているつくりだから座席数も少ないし、500円からメニューあるし、どないなっとんねん。



使い勝手の良い、うどん屋さん

この店いいわあ。
あらためてメニューを見ているのだが、

かけうどん   500円
おにぎりセット 660円
に始まり、
天ざる定食  1500円
を掉尾にフラッグシップとして誇示する百家争鳴なるメニューは飽きがこない。
軽く食いたい時も、がっつり食いたい時もこの店でいける。

JR尼崎で「手打ちうどん」を食いたくなったら「吉野さん」で間違いないだろう。
暖まりたい冬場は特に重宝しそうだ。

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