『白紙』

なんてことないさ

よくあることさ

どうってことないさ

よくあることさ

白紙に戻した

自らね

でもね

白紙に見える それを

澄み切った 空に 透かして見れば

僕の辿ってきた 道の線が

エンピツの跡のように

見えるのかもしれない

いや

そこには 必ず

残ってる

なんてことないさ

よくあることさ

どうってことないさ

よくあることさ

白紙に戻した

それが 答えだったから

全てを なくしたことにするのか

全てを 元に戻したことにするのか

それは 自分次第さ

でもね

必ず そこには 次へのヒントが

隠されてるはずさ

全ての終わりと 見るのか

全ての始まりと 見るのか

それは 自分次第さ

なんてことないさ

よくあることさ

どうってことないさ

よくあることさ

今は そう思える日が 来るとイイと思うだけ

白紙の周りには いろんな 色の

いろんな 模様がある

その 白紙の中に

周りの色に合わせるように

また 描けばいいさ

何度でも

何度でも

エンピツで

まだ まだ 描けることは 沢山あるはずさ

仕事の話です。

僕は 長年営んできた 場所を

鬱病

という 得体の知れない 恐怖と出くわし

自らの手で 消滅させました。

白紙に戻しただけです。

でも そこに残った10数年間の

険しい道のりは 決して消えないのです。

それを頼りに また歩き出せる日を

それを頼りに また心が動く日を

僕は 今 虎視眈眈と 待っているのです。

自分自身でもコントロールのきかない

自分自身の心と向き合っているのです。

最近になって 進み始めていた

案件がありました。

それも 一旦

白紙

に戻しました。

今は その時期じゃない

と思ったからです。

反省を活かさないで 生きていくのは

馬鹿なコトです。

今 僕は 粉々に砕け散った

心の破片

を 拾い集めている途中です。

もう少し 待ってください。

きっと

なんてことないさ

どうってことないさ

って思える日が来るはずだから…

生きてさえいれさえすれば

そんな日が来るはずだから…

なんてコトを考えながら

今日も 眠剤を頼りに ベッドに潜ります。

おやすみなさい…

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