『幻』
僕は 10数年間 自営業で
CAFE
を 営んできた。
お陰様で その10数年の間
名古屋では ほぼ知らない人はいないだろう
というぐらいの
人気店
を 維持してこれた。
現に 閉店するまで
行列のできる店
として 成り立たせられていた。
こうやって 言ってしまうと
自惚れ
って 思われるかもしれないけど
そうじゃない。
よく 雑誌の取材や 同業者や 友人などに
何で こんなに いつも 流行ってるの?
とか
こういう店を作るコツは?
とか
聞かれた。
そんな 質問を受けた時
僕は いつも
まぐれ
だよ
って 答えてた。
でもね、本当にそうなんだ。
まぐれ
なんだよ。
ただ
当たり前のコトを 当たり前の様にやってた
ただ それだけ。
世の中には 沢山の 飲食店がある。
でも
現れては 無くなり
の 繰り返しだ。
その
無くなる店
には
共通点
が ある。
簡単なコトさ
当たり前のコトを 当たり前の様に
が できてないだけ。
例えば
皆さんは
自販機
に
感謝
したコトはありますか??
きっと 無いですよね??
ただ コインを入れれば
缶コーヒーが 出てくる。
そんな モノに対して 感謝なんて生まれない。
僕は よく スタッフに
俺たちは 自販機じゃない
と 口を酸っぱく言ってきた。
自販機でコーヒーを買えば 100数円で 買える。
じゃあ
何でお客様は 500円もするコーヒーを
わざわざ うちの店に来て 飲んでくれるか?
それを 考えなさい
ってね。
普通に 考えたら 当たり前のコトなんですよ。
お客様が 何を求めて 来店してくれているか?
ただの コーヒーだけなら 自販機で充分です。
そういう
仕事
を 僕らはやってるんだよ。
ってコトを キッチリ
指導
し
教育
してる お店は 世の中に何軒くらいあるんでしょうね???
それと
もう1つ。
常に
危機感
を もって 仕事に向き合っているか??
どれだけ 流行ってようが 行列ができてようが
それは 一時だけ。
ただの
幻
に過ぎない。
今日、行列ができていたからといっても
明日は わからない
明日は
誰にもわからない
んです。
ひょっとしたら 明日は
ゼロ
かも しれない。
例えば 長い間 忙しくさせてもらってた。
でも ふとした日に 急に 暇な日が来る。
そんなのは よくある話で 当たり前のコト。
でも そんな日に
何を考えているか?
コレが
大事。
そりゃ 天候だったり
店には 全く関係の無い
他の理由があるのかもしれない。
でもね
その せい
に してたら 何の進歩も無い。
そういう
暇な日
や
暇な時間
が あった時は
常に
今まで 忙しかった時に
自分たちに 何か
落ち度
は 無かったか??
お客様に対して
忙しさを理由に
不手際
は 無かったか??
それを 考えさせるようにしてました。
忙しかった中にある
反省
を 敢えて
振り返させる。
勿論 上に立つ
自分
が
その
手本
に ならなくては なりません。
これらの
当たり前のコトを 当たり前の様に
僕たちは 自販機じゃない
常に危機感
これを ただ ひたすら やってただけです。
それを 常に 実行していかなくては
その時々の
今
は
幻
に終わると思っていました。
でも
それを
追求
し続けた 結果
僕は
鬱病
となり。
結果
10数年 続けて来た 店を
閉店
させてしまいました。
今となっては
何が正しかったのか
を
語れる身分では なくなってしまったのかもしれません。
でも その10数年間の
僕の
やり方
に
僕は
後悔してません。
見る人によっては
それは
幻
に見えたのかもしれません
実際
結果
幻
に 終わったのかもしれません。
でも
僕は
その
まぐれ
を
糧
に
誰も
知らない
誰にも
わからない
明日という未来
を 歩こうと思います。
そう 思ったんです。
たった 今
こんな 星が 輝く お店でしたとさ(笑)
#幻 #まぐれ #日記 #コラム #エッセイ #ブログ #カフェ #鬱病
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?